2013-04-09

奈良博『特別展 當麻寺』の見どころと日本最古「梵鐘」

奈良博『特別展 當麻寺』の見どころと日本最古「梵鐘」

當麻曼荼羅完成1250年記念の特別展『當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-』。30年ぶりの公開となる「綴織當麻曼荼羅(国宝)」など、とても見どころの多い素晴らしい展示でした。當麻曼荼羅・練供養会式・仏像に絞って、簡単に見どころをご紹介しておきます。同時に葛城市の當麻寺でも日本最古の「梵鐘(国宝)」が特別公開されていますので、合わせてお参りください!

【追記】當麻寺の「練供養会式」は毎年5月14日でしたが、2019年から「毎年4月14日」開催へと変更になります。


草創から現在まで、當麻寺のすべてを網羅

奈良国立博物館で開催中の、當麻曼荼羅完成1250年記念 特別展『當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-』(2013年6月2日(日)まで。以下『特別展 當麻寺』と省略します)。私の自宅は葛城市の當麻寺の近くにあり、普段から幾度となくお詣りしてきたお寺さんだけに、この特別展が発表になった時から楽しみにしていました。

実際に展示内容を拝見すると、ここ最近では比較するものが見当たらないほどの感動でした!

●第1章 當麻寺の草創と二上山麓の寺院
●第2章 平安時代の仏たち
●第3章 中将姫の姿 -極楽往生の夢・迎講-
●第4章 当麻曼荼羅縁起のひろがり
●第5章 當麻曼荼羅の世界
●第6章 浄土宗の進出
●第7章 周辺霊地との結びつき -葛城修験、現世の浄土-
●第8章 室町・江戸時代の當麻寺と中将姫

会場はこのような8つのコーナーに分かれていて、見どころはたくさんあります。地元の人間からすると、最初の「當麻寺の草創と二上山麓の寺院」からして面白くて仕方ないんですが(當麻寺は創建当初は今からほんの少しだけ東側、山麓線のすぐ近くにあったかもしれない、とか)、現在のような真言宗と浄土宗が並立するようになった歴史などが解説されたりと、興味は尽きません。

しかし、當麻寺(または当麻寺)というお寺自体が、奈良の中心部から離れていますので、「名前は聞くけどよく知らない」という方も少なくないでしょう。簡単にポイントだけご紹介します。


『特別展 當麻寺』@奈良博-01

奈良国立博物館で開催中の、當麻曼荼羅完成1250年記念 特別展『當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-』。當麻寺のご本尊である、約4メートル四方の国宝「綴織當麻曼荼羅(つづれおりたいままんだら)」が30年ぶりの一般公開になるなど、貴重な寺宝が一挙に集結しています!

『特別展 當麻寺』@奈良博-03
奈良国立博物館の入口部分。特別展が始まったばかりのタイミングでしたが、平日ということもあり、それほどの混雑ではありませんでした。秋の『正倉院展』などと比べればのんびりしたものですから、週末でもゆったりと拝観できるでしょう

『特別展 當麻寺』@奈良博-04
當麻寺は私たちの地元のお寺ですから、これまでに何度もお詣りしてきましたが、そんな私たちも初めて拝見するような貴重な寺宝がずらりと揃っていて、本当に見応えがありました!展示数も多く、たっぷり3時間以上かけて楽しみました。図録も購入しましたが、驚くほどの分厚さですので心の準備をしておきましょう(笑)


西方浄土の入口に生まれた「當麻曼荼羅」

二上山(にじょうざん)の麓にある古刹『當麻寺(たいまでら)』(Wikipedia)。聖徳太子の弟・麻呂子親王の開基とされています。

二上山は奈良盆地の西に位置し、雄岳・雌岳の2つのピークの間に夕日が沈むことから、西方極楽浄土の入口と考えられ、極楽往生を願う者にとって特別な存在となっていました。民俗学者・折口信夫の幻想的な小説『死者の書』(Amazon青空文庫)の舞台にもなっていますので、興味のある方はどうぞ。

その物語にも登場しているのが、「中将姫(ちゅうじょうひめ)」です。高貴な身分に生まれた姫君が、継母からのひどい仕打ちに耐え、仏に仕えるために出家。阿弥陀仏の化身とともに美しい曼荼羅を織り上げ、阿弥陀仏と二十五菩薩の来迎を受けて西方浄土へ旅だった、という逸話は、後に世阿弥や近松門左衛門らによって、謡曲・浄瑠璃・歌舞伎などで演じられるようになりました。

こうした逸話が広まるのと時を合わせて、ご本尊も創建当初の「弥勒仏坐像(国宝)」から、中将姫の思いが織り上げた「當麻曼荼羅」へと変わっています。日本各地にその写しが作られるようになるなど、広く信仰されるようになりました。

その當麻寺の當麻曼荼羅も、奈良時代に作られた当初のものだけではありません。


●「根本曼荼羅」と呼ばれる、奈良時代に作られた「綴織當麻曼荼羅(つづれおりたいままんだら)」(国宝)。絹製の織物で、この時代の布製品が現存していること自体とても貴重でしょう。痛みが激しいため普段は一般公開されておらず、特別展 當麻寺で30年ぶりに公開されました(展示期間は2013年4月6日~14日、4月23日~5月6日)

<参考記事>
国宝曼荼羅30年ぶり公開…特別展「當麻寺」 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


●根本曼荼羅を室町時代に写した絵画「當麻曼荼羅」(通称「文亀本(ぶんきぼん)」。重文)も、期間を入れ替えて展示されます(展示期間は2013年4月15日~21日、5月21日~6月2日)。修理が終わったばかりで、寺外で公開されるのは初めてのこと。これも貴重ですね

<参考記事>
極楽 この目で…重文「當麻曼荼羅」 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


私たちは、国宝「綴織當麻曼荼羅」を拝見しましたが(また文亀本も見に行きます)、正直なところ、何が描かれているのかはうっすらとしか分かりません。この展示と背中合わせのように、くっきりとしたほぼ実物大の當麻曼荼羅の模写がありますので、それを見比べるとよく理解できます。

今から1250年も前に織られた、奈良時代の絹製の巨大な曼荼羅が、今もこうして現存しているだけでも感動ですね。この曼荼羅を、どれだけの人が西方浄土へ導かれるのを願いながら見上げたのかと思うと、歴史の長さにめまいがしてしまいそうです。

また、當麻曼荼羅の展示スペースの前にはソファーも置いてありますから、座りながらじっくりと見上げることもできました。さらに、パソコンで超高画質の曼荼羅をじっくりと見られるコーナーもありますので(根本曼荼羅と文亀本、江戸時代の貞享本を見比べられます!)、この貴重な機会にじっくりとご覧ください。私たちも「もう生きている間には見られないかも?」などと思いながら拝見しました(笑)


『特別展 當麻寺』@奈良博-07

特別展 當麻寺のチラシの一部。展示の注目ポイントはいくつもありますが、メインはやはり完成から1250年を迎えた「綴織當麻曼荼羅」です。その伝説を生み出した中将姫に関する絵巻や像、図像なども多く展示されていました

『特別展 當麻寺』@奈良博-08
奈良博の受付では、「當麻曼荼羅と中将姫伝説」というチラシを配布していました。中将姫の伝説が漫画になっていたり、當麻曼荼羅には何が描かれているのかの解説があったりしますので、出来れば拝観前に目を通しておくといいでしょう。より楽しめると思います


※當麻寺の塔頭「當麻寺 中之坊」では、當麻曼荼羅に描かれた内容を、節をつけて歌うように解説する「當麻寺曼荼羅絵解き」という行事が開催されていますので、こちらもぜひ!


乾漆造「持国天立像」がクール!仏像も多数です

一般的にどこまで知られているのかは分かりませんが、當麻寺は素晴らしい仏像が多数おわすお寺でもあります。平安末期の源平の合戦の際、東大寺・大仏殿を兵火にかけたことで知られる平重衡が、当麻の地にも火を放ちました。その際に金堂などの建物は消失してしまいましたが、祀られていた仏像は救い出されています。

『特別展 當麻寺』へ出陳していた諸像の中で、最も注目なのは希少な乾漆造の四天王像の一体「持国天立像(重文)」でしょう。普段は當麻寺・金堂で「弥勒仏坐像(国宝)」の周りを守護しています。

この四天王像が、(言い方はアレですが)とにかくかっこいいんです!ちなみに、古さでは、法隆寺・金堂のものに次ぐ、日本で2番めに古い四天王像です。個人的には、東大寺・戒壇堂のものと並ぶ、日本で最高の四天王像だと思っています。

いずれも異国風のニヒル顔で、武骨な風貌にヒゲまで生えていたりするんですよね。男っぽくてオリエンタルな雰囲気を漂わせる、本当に素晴らしい像なんです。多聞天像だけは鎌倉時代に作り直された木像仏に置き換わっていますし、他の像も後補の部分は多いのですが、それでも素晴らしいですね。

特別展 當麻寺の会場では、本当に近い距離から、背中までじっくりと見られますから、マントを羽織ったふうの衣装や、ちょっと襟が立ったところ、ボタンのような部分の見事さなど、ぜひそのかっこ良さにしびれて欲しいですね。

さらに、今回は當麻寺の塔頭それぞれからも多数の仏像が出陳していて、こんなにたくさんの仏像が祀られていたのかと、改めて驚きました。講堂に祀られている「妙幢菩薩立像」(重文)の重量感も素晴らしいですし、西南院のご本尊、中之坊の「導き観音」など、平安~鎌倉時代ごろの十一面観音像も多数いらっしゃいました。

個人的に気になったのは、これも平安時代の「吉祥天立像」(重文)です。像高1メートルほどの、古式のお姿なんですが、すべてのラインが女性的なイラストを見ているようで、とても可愛らしいんですよね。会場でちょっと気にしてみてください!


『特別展 當麻寺』@奈良博-06

特別展 當麻寺に登場している、當麻寺・金堂の四天王像の一体「持国天立像(重文)」。7世紀に造られた乾漆像(うるしを用いて造られた古いタイプの像)で、異国風の風貌がクールなんです!画像で切れちゃいましたが、足元の餓鬼が正面を向いているのも古式ですね(図録より)

『特別展 當麻寺』@奈良博-25
同じく持国天像をアップで(チラシより)。立てた襟の内側、あごの周りにヒゲが生えているのが分かるでしょうか?他ではほとんど見られない(残っていない)技法ですが、當麻寺の飛鳥時代の四天王像は他の像もちゃんとヒゲが残っています。異国風でニヒルな表情ですよね!


二十五菩薩来迎を表した立体曼荼羅がすごい!

毎年5月14日、當麻寺では中将姫の来迎の模様を表した『聖衆来迎練供養会式(練供養会式、お練り)』という法要が行われます。西方浄土への入口とされた二上山の麓で、菩薩面をかぶった方たちが中将姫の来迎シーンを表すのですが、本当に幻想的で美しいんですよね!


中央に鎌倉時代の美しい「中将姫像」が祀られた、第3章「中将姫の姿 -極楽往生の夢・迎講-」では、お練り際に使用された「菩薩面」などが展示され、きらびやかで厳かな練供養会式の雰囲気を伝えています。

中でも、あまりの華やかさに驚いたのが、當麻寺・奥院所蔵の「阿弥陀三尊像」と「二十五菩薩像」の計28体を、ずらりと立体曼荼羅(というよりはジオラマ)のように配したコーナーです!(以下の記事に写真が掲載されています)

<参考記事>
「特別展 當麻寺」寺宝の数々にうっとり、奈良博で開幕 : 奈良 : 近畿 : 旅ニュース : 新おとな総研 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


これが本当に素敵なんですよね。普段は奥院の宝物館にいらっしゃって、公開期間には拝見できるのですが、ここでも素晴らしいジオラマ感があっていつも感心していました。今回の特別展 當麻寺の展示は、それ以上ですね。二十五菩薩が踊るように、楽しそうに楽器を奏でながら中将姫をお迎えに来るシーンを表していて、私まで召されたくなります(笑)

二十五菩薩像は江戸時代に造られたもの。当時の人々は極楽浄土に憧れながらこの華やかな菩薩像を見ていたのでしょう。二上山の麓にある當麻寺は、そんな信仰の中心だったことが伝わってくるようです。


『特別展 當麻寺』@奈良博-27

當麻寺・奥院「二十五菩薩像」(購入した絵葉書より)。どこまで伝わるかは分かりませんが、菩薩の皆さん、みんな楽しそうなんですよね。こんな方たちが阿弥陀さまと一緒になって、雲にのってお迎えに来てくださるというんですから、西方浄土に憧れるのも当然だと言えるでしょう。仏画などに描かれる姿もいいですが、立体的な像となるとより素敵さが増しますね!


■當麻曼荼羅完成1250年記念 特別展『當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-』

HP: http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2013toku/taimadera/taimadera_index.html
会場: 奈良県奈良市登大路町50番地(奈良国立博物館)
電話: 050-5542-8600(ハローダイヤル)
会期: 2013年4月6日(土)~ 6月2日(日)
休館日: 毎週月曜日(休日の場合は翌日休)
開館時間: 9:30 - 17:00
観覧料金: 一般 500円、大学生 250円、18歳以下・70歳以上・障害者の方は無料


葛城市『當麻寺』でも「LED」ライトアップが

今回の『特別展 當麻寺』では、開催期間中に當麻寺を訪れるスタンプラリーがあったり(景品は非売品のミニクリアファイルです!)、割引になったりという特典があります。奈良博で當麻寺展をご覧になった方は、ぜひ葛城市の當麻寺へも足を伸ばしてみてください。

現在、特別展 當麻寺に合わせて、本堂や金堂内をLEDで照らす「~灯り荘厳~LEDで拝する當麻寺のみほとけ」を開催していますが、これがとても見やすいんですよね。

<参考記事>
曼荼羅や仏像、LEDで照らす…奈良・当麻寺 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

本堂には約4メートル四方もある巨大な當麻曼荼羅(江戸時代の貞享本です)が祀られていますが、注目していただきたいのは、曼荼羅を収める「当麻曼荼羅厨子」(国宝)です。平安時代に造られたもので、須弥壇の上に巨大で薄いお厨子が乗っています。

この須弥壇の螺鈿(らでん)細工と漆の塗りがとても美しいのですが、LEDの灯りで照らされることによって、細やかな細工まではっきりと見えるようになりました。螺鈿とは、貝の内側の光沢のある部分を切り出して貼ったもの。そんな技法で経文らしき文章まで描かれているのですから、改めて驚きますね。

なお、本堂内には練供養会式で使用された菩薩面なども展示してありました。

また、金堂の弥勒仏坐像や四天王像(持国天立像は奈良博へ出張中ですが)、以前は薄暗かった講堂も、LEDの灯りでよりクリアに見えるようになりました。金堂はもともと仏さまとの距離がかなり近くて良かったのですが、さらに迫力を増していますね。また、四天王像の一体がご不在なところなんて、今しか見られない貴重な機会ですね(笑)


『特別展 當麻寺』@奈良博-10

葛城市の當麻寺の「本堂(曼荼羅堂)」(国宝)。奈良の中心部から離れているので、いつも比較的のんびりとした雰囲気です。本堂裏手には、向かって右側に「二上山」が、左手には小さな「麻呂古山」があります。拝観料金500円で、本堂とともに金堂・講堂も拝見できます

『特別展 當麻寺』@奈良博-11
特別展 當麻寺に合わせて、本堂や金堂内をLEDで照らす「~灯り荘厳~LEDで拝する當麻寺のみほとけ」と、梵鐘が間近に見られる「日本最古の梵鐘 當麻寺 国宝・梵鐘」を開催しています渋い企画ですが、どちらもいいですよ!

『特別展 當麻寺』@奈良博-14
奈良博で手に入れたスタンプラリーの用紙もお忘れなく。當麻寺からスタートすることもできます。合計3ヶ所を拝観すると記念品のミニクリアファイルがいただけます。まずは本堂へ拝観受付を済ませ、講堂→金堂→鐘楼と回るといいでしょう


日本最古の「梵鐘」も間近に見られます

さらに、白鳳時代の梵鐘が間近に見られる「日本最古の梵鐘 當麻寺 国宝・梵鐘」も、なかなか面白かったです。

この梵鐘は、日本最古の貴重なものですが、鐘楼のかなり高い位置にあるため、普段はその姿はほとんど見えません。今回、階段を設けて目線の高さで見られるようになっていますが、ちょっとした驚きがありました。

実は、この梵鐘はもう吊るされていないんです。梵鐘は、鐘楼の屋根から吊るされるものですが、下からは見えないように台座のようなものが作ってあり、その上に乗せられているのです。つまり、この鐘はもう突かれることもありませんし、突いても今のままでは鳴らないのです。遠目にはよく分かりませんでしたが、間近で見るとかなり傷んでいて、大きなひびも何箇所か見えました。吊るすとか鳴らすとかいう状態でないことは、間近で見ると一目瞭然でした。

私は鐘のことはほとんど分かりませんが、ボランティアの方のお話を伺うと、龍頭の向きが特殊だったり、鐘を突く場所(撞座)が蓮の花を模していますが、両面で花びらの数が10枚と11枚とそれぞれ違っていたりするのだとか。面白いですね!


『特別展 當麻寺』@奈良博-16

中之坊の正面にある、白鳳時代の日本最古の「梵鐘(国宝)」。普段はあまり注目されませんが、貴重な国宝です

『特別展 當麻寺』@奈良博-15
貴重な梵鐘も、今だけの特別公開中。こんな風に階段が設置されていて、至近距離から梵鐘を眺めることができます!ただし、写真撮影は禁止。ちょっと残念ですね。梵鐘の拝観は、當麻寺の伽藍三堂の拝観券か、當麻寺展の半券が必要です

『特別展 當麻寺』@奈良博-23
いただいた資料。鐘を突く場所(撞座)と、頭上からぶら下げるパーツ(龍頭)の穴の方向が同じなど、変わった特徴があるそうです(平安時代半ばから90度ずれるようになるとか)。とにかく古いものですから痛みも目立ちます。間近で見ないと分からないことですね


ぜひ当麻の里へお越しください!

この他、當麻寺には主な塔頭(たっちゅう。寺の中にある子院のようなもの)が、中之坊・奥院・西南院・護念院と4ヶ所ありますし、それぞれに見どころがあります。全てを廻るのは大変ですが、美しいお庭があったり、国宝の2つの三重塔が一望できたりします。4月末からは「牡丹」のシーズンが始まって賑やかになりますね。

中将姫の伝説を辿って、近くの「石光寺」を回られるのもいいですし、二上山に登ってみるのもいいですね。ぜひお越しください!


『特別展 當麻寺』@奈良博-13

本堂の脇にいらっしゃる中将姫の像。中将姫のゆかりの土地や品々がいたるところにあります

『特別展 當麻寺』@奈良博-22
當麻寺の境内から北側へ少し歩いたところに墓地があり、中将姫の墓塔が建てられています。鎌倉時代の末期の様式だとか。文具・カフェの『文晃堂』さんの近くですので、ぜひお参りしてください

『特別展 當麻寺』@奈良博-21
満開の八重桜と、帰宅中の小学生



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■當麻寺

住所: 奈良県葛城市當麻1263

中之坊: http://www.taimadera.org/
奥院: http://www.taimadera.or.jp/
西南院: http://taimadera-sainain.or.jp/

拝観時間: 9:00 - 17:00
拝観料: 伽藍三堂(本堂・金堂・講堂)500円、中之坊 500円、奥院 300円、西南院 300円、護念院 300円
駐車場: 有料駐車場あり
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」下車、徒歩15分ほど


■参考にさせていただきました

奈良倶楽部通信 part:II: 「當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-」展へ*


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