1,500種類のバラまつり!『おふさ観音』
日曜日の午後、バラまつり開催中の『おふさ観音(観音寺)』へ行ってきました。ここは「イングリッシュローズ」と「花まんだら」のお寺として有名で、この日もかなりの人で賑わっていました。
無料で楽しめる「バラまつり」
おふさ観音の正式名称は「高野山真言宗別格本山観音寺」。17世紀頃に土地の娘「おふさ」さんが、この地で観音様を祀ったことがお寺の始まりとなり、現在では「大和七福八宝の会」「大和十三仏霊場会」「大和ぼけ封じ霊場会」などの札所になっています。
しかし、それ以上におふさ観音が有名なのは「バラまつり(期間5/15-6/30まで)」でしょう。期間中には、1,500とも1,800種類ともいうバラの花、約2,000株で境内は埋め尽くされ、それは見事な眺めなのだそうです。
私も今回初めて拝見したのですが、かなりの迫力でした。お花には疎いのですが、あれだけバラばかりが集められていると本当に壮観です。細かい種類についてはサッパリ分からないにしても、境内をグルッと見て回っても全く飽きることがありませんでした。
しかも、嬉しいことに入場料も駐車料も「無料」なんですよね。この日は日曜日ということもあって、かなりの人がやって来ていましたが、駐車場(十数台分あります)整理の係の方の話では、お昼ごろには駐車場待ちでかなりの渋滞になったのだとか。これだけの人気になるのも納得できるほどの充実度でした。
「イングリッシュローズのお寺」として有名な、橿原市の『おふさ観音』。この日は「バラ祭り」期間中ということもあって、かなりの人出でした。ちなみに、駐車料も入場料も全て無料です
おふさ観音の本堂。コチラは高野山真言宗で、ご本尊は十一面観音様。この日は「生き人形」の特別公開中(@300円)ということでしたが、よく分からなかったので、内部までは入りませんでした
本堂前の子安地蔵さんの周りもバラだらけ。とにかくもの凄い本数です
弘法大師さまを祀った「大師堂」。バラの数に圧倒されて、それほど目立ちません
「大和七福八宝の会」に属していて、おふさ観音は「恵比須天」がいらっしゃいます
ブルーローズコーナー。突き当りには池があって、大量のカメたちが暮らしています
境内奥の日本庭園「円空庭」も見事!
バラで埋め尽くされた境内の奥手には、見事な日本庭園「円空庭」があります。バラ一色の雰囲気からはややイメージと違いますが、これがなかなか見事。お土産物の販売と、お茶をいただけるスペースが設けられていて、ここもかなりの賑わいでした。
他の季節にはあまり目立たないお寺なんですが、この「バラまつり」と「風鈴まつり(7/1-8/31)」の間には、かなりの人混みとなるようです。
駐車場警備の方を雇うのも大変でしょうし、「せっかくなんだから、いくらかの入場料を貰えばいいのに・・・」などと思ってしまいますが、この期間中にバラや風鈴の販売を行なったりして、ずっと継続して来たのでしょう。
入場料ばかりが高いどこかの観光寺にも見習って欲しいシステムですね(笑)
回遊式日本庭園「円空庭」。それほど広くはありませんが、手入れの行き届いたキレイなお庭です
茶房の全景。奥には仏さまと、立派な新薬師寺のバサラ大将らしき絵が飾られていますので、お見逃しなく
おふさ観音の向かい側の敷地では、様々なバラの鉢植えを即売していました。こんな寺院経営の方法もアリですね
とにかくバラの迫力がスゴイです!
ここからはおふさ観音で撮影してきたバラの画像集です。種類などはサッパリ分かりませんのでコメントも付けませんが、バラ1,500種類の迫力を少しでも感じてみてください!
おふさ観音でもご朱印をいただいてきました
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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。
■おふさ観音(観音寺)
HP: http://homepage3.nifty.com/ofusa/
住所: 奈良県橿原市小房町6-22
電話: 0744-22-2212
宗派: 高野山真言宗
本尊: 十一面観世音菩薩
創建: 17世紀
拝観料: 無料
拝観時間: 8:00 - 17:00
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 近鉄「大和八木駅」より徒歩25分(バスで8分)