2016-05-04

茅葺きの拝殿が美しい『夜都伎神社』@山の辺の道(天理市)

茅葺きの拝殿が美しい『夜都伎神社』@山の辺の道(天理市)

天理市乙木町の、山の辺の道沿いにある『夜都伎神社(やとぎじんじゃ)』。春日大社と縁が深く、本殿や鳥居が移築されています。奈良では珍しい茅葺き屋根の「拝殿」があり、2015年11月に葺き替えが終わったばかり。とても素朴で落ち着く雰囲気のお社でした。


山の辺の道沿い。春日四神を祀る古社

天理市乙木町の、山の辺の道沿いにある『夜都伎神社(やとぎじんじゃ)』(Wikipedia)。

宮山(たいこ山とも)という小さな山に鎮座し、古くはここに夜都伎神社と春日神社との二社がありましたが、竹之内の三間塚池と社地を交換して春日神社のみが残り、社名のみ夜都伎神社と変えたのだとか。

古くから春日大社と縁が深く、武甕槌命、姫大神(比売神)、経津主神、天児屋根命の「春日四神」を祀っています。明治維新までは60年ごとに若宮社殿と鳥居を下げられたと伝わっています。また、奈良では珍しい、茅(かや)葺き屋根の拝殿が見られます。


夜都伎神社@天理市-01

天理市乙木町の『夜都伎神社(やとぎじんじゃ)』。社地から少し離れて、県道51号線沿いに美しい鳥居が立っています。これは二の鳥居にあたり、1848年に春日若宮から移築されたものだとか

夜都伎神社@天理市-02
朱塗りの鳥居から200mほど、古道「山の辺の道」沿いの、「宮山(たいこ山)」に鎮座する夜都伎神社。この日は桜が満開でした。山の辺の道の北側にあたる「石上神宮」からは徒歩で約30分ほど、南側の「大神神社」までは90分ほどの位置です

夜都伎神社@天理市-03
夜都伎神社の説明看板。「夜都伎神社と春日神社の二社があったが、夜都伎神社の社地を竹之内の三間塚池と交換して春日神社一社にし、社名のみを変えた」という、いまではなかなか想像できないようなことがさらっと説明してあります


葺き替えられた茅葺屋根が美しい!

夜都伎神社@天理市-05
夜都伎神社の境内。向かって左手が社務所、右手の茅葺きの建物が「拝殿」です。小さいながら雰囲気のあるお社ですね

夜都伎神社@天理市-06
美しい茅葺きの「拝殿」。1985年の葺き替えの際に、麦わらから茅葺きへと変更され、30年が経過して傷みが目立ち始めたことから、2015年に葺き替え作業に着手。4ヶ月かけて11月に終わったのだとか。他のエリアでは茅葺きの神社建築は珍しくないようですが、奈良ではほぼ見かけません

夜都伎神社@天理市-10
葺き替えが完成したことを報じた「奈良新聞社」さんの記事が貼りだしてありました(WEB版→【奈良新聞WEB】県内で珍しい 茅ぶき拝殿 ふき替え - 夜都伎神社)。材料の茅(かや)は、曽爾村産と岩手産の2種類を使用したそうです

夜都伎神社@天理市-07
茅葺きの神社建築はなかなか見られません。もとは神宮寺(神社に付属して建てられたお寺)で、十来子(普賢菩薩に仕える十人の羅刹女)を祀まつっていたそうです

夜都伎神社@天理市-08 色んな角度からまじまじと観察してきました。煙出しのような部分があったり、素朴な古民家のようですが、屋根の上には神社らしい「鰹木(かつおぎ)」が乗っていたりします。素朴な印象でよく似あってますね


美しい本殿、素朴な狛犬など

夜都伎神社@天理市-11
拝殿の奥に鎮座する「本殿」。現在の本殿は、1906年に改築したもの。手前が末社・琴平神社で、その奥が春日造桧皮葺の四社殿が並びます

夜都伎神社@天理市-12
拝殿の脇にある、鬼子母神を祀った末社

夜都伎神社@天理市-13
夜都伎神社の狛犬・阿行

夜都伎神社@天理市-14
阿行のお尻。素朴で可愛らしいです

夜都伎神社@天理市-15
夜都伎神社の狛犬・吽形



■夜都伎神社(やとぎじんじゃ)

HP: 参考:天理市ホームページ
住所: 奈良県天理市乙木町765
祭神: 武甕槌命、姫大神、経津主神、天児屋根命
アクセス: JR 万葉まほろば線(桜井線)「長柄駅」から徒歩30分ほど

※実際にお詣りしたのは「2016年4月2日」でした


■参考にさせていただきました

夜都岐神社 - Wikipedia
玄松子の記憶│夜都岐神社 (天理市)










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