2008-02-17

意外と楽しめる博物館『天理参考館』

天理参考館-馬形埴輪

せっかくの日曜日でしたが、また雪が降ってきたりして、お天気が良くありませんでした。そこで、室内で見られるところということで、先週に引き続き天理市の『天理大学付属 天理参考館』へ行ってみました。

個人的なことを言えば、私は博物館というものはそれほど好きではありません。特に地方の小規模な博物館にいくと、昔の農機具だとか、全く区別がつかない渋い土器などが並んでいたりして、それほど楽しめないのです。

今回もそれほど期待しないで出かけてみたのですが・・・、意外と面白かったですね。少なくとも入館料の400円分は楽しめたと思います!


天理教中心の展示かと思いきや・・・

この「天理大学付属 天理参考館」は、天理教教会本部の正面にあり、当然のように天理教的な建築物となっています。この手の博物館のことですから、それほど入館者が多いはずも無く、日曜日だというのに驚くほど静かでした。

ここは3階に分かれていて、1階と2階部分は「世界の生活文化」コーナーです。昔の生活を紹介するのが目的ですので、それなりに地味な展示も多いのですが、その中にはドキッとするようなものやちょっと物珍しいものもあって、意外と飽きません。

また、館内は写真撮影OK(フラッシュ・三脚の使用はNG)のため、写真を撮りたい私たちのようなタイプの人間なら十分に楽しめるでしょう。ただし、館内の照明が暗いため、ちょっとしたカメラでは歯が立たないかもしれません(今回の画像のほとんどは、暗所に強い携帯電話のカメラで撮影しています)。

2階に上がってみると、普通の博物館的な、古い農具などの展示が増えるのですが、この辺りはイマイチ興味が持てないためスルー。昔の看板や鉄道関係の展示などもあり、意外とバラエティーに富んでます。

天理教の関連施設になるため、もっとその関係の内容が多いかと思っていたのですが、ごく一部だけでした。そこだけをプッシュされると困ってしまうのですが、あの程度なら十分に許容範囲だと思います。

なお、画像を掲載しているものは、私の個人的な好みでセレクトした被写体ですので、ちょっとグロ系のものも含まれているのでご容赦ください(笑)

天理参考館-01
天理教的な建築様式の「天理大学付属 天理参考館」。天理教の「教庁」などと隣接していて、教会本部の正面にあります

天理参考館-02
1階の「世界の生活文化」コーナーの、アイヌを紹介するゾーン。美しい首飾りや衣装・刃物などが展示されていました

天理参考館-03
朝鮮半島ゾーン。数世紀前の朝鮮の生活を再現したもの。韓流ドラマの1シーンのようですね(見たことはありませんが・・・)

天理参考館-04
バリ島の神様たち。当然ですが、日本の神様とは全く違いますよね。いつの時代も異教の神々は魅力的に見えるものです

天理参考館-05
パプアニューギニアの「精霊たちの森」コーナー。フラッシュ禁止なのでほとんど確認できませんが、映画「SAW」のジグソウのフィギュアに似ている精霊さんもいらっしゃいました(笑)

天理参考館-06
エクアドルのシュワル族の「縮小人首」。首狩りも行った彼らは、遺体から頭蓋骨を抜き取って縮小し、呪術などに使っていたのだとか!「複製」とかの但し書きも無かったところを見ると・・・、多分コレは本物でしょうね~

天理参考館-07
「世界の生活文化」コーナーの2階部分。それまで全く天理教色が出ていなかったのですが、ここでちょっとだけ登場。ただし、ほとんど宗教的な展示はありませんでした


静かにのんびりと楽しめます

そして3階部分は「世界の考古美術」コーナーです。その歴史的な価値がどの程度のものかは私には分かりませんが、歴史の教科書で見たようなものが数多く展示されていて、かなり面白かったですね。

キレイな形の埴輪だとか銅鐸だとか、なかなか普段は目にすることがありませんが、じっくりと見てみると美しいものも多いのです。中には、何と「紀元前22世紀」ごろの作という「閃緑岩製グデア頭像」などもあり、考古学上の価値も高いものと思います。

その手の情報に興味が無い方でも、これだけラインナップが充実していればそれなりに楽しめるのではないでしょうか?私たちも「これカッコイイな~」とか言いながら見ているだけで、タップリ2時間近くも楽しんだくらいでしたから。たまには静かに博物館見学するのもいいですよ。

天理参考館-08
3階の「世界の考古美術」コーナーの前で出迎えてくれる、見事な「馬形埴輪」。この辺りの布留遺跡で発掘された古墳時代中期のもの。細部まで詳細でカッコイイ!

天理参考館-09
埴輪たち。向かって左手のものは、6世紀頃の「盛装男子埴輪(重文)」。いかにも教科書に載りそうな、由緒正しい感じの埴輪たちですね~

天理参考館-10
こちらは「銅鐸」たち。教科書以外ではなかなか見る機会の無いものですが、いざ大人になってから実物を見てみると「よくこんなものが発見されたな」と、ちょっと不思議な気分になります

天理参考館-11
考古美術コーナーは、薄暗くてとても静か。余計な解説テープが流れたりしておらず、博物館っぽい静けさが満喫できます

天理参考館-12
イラク辺りで見つかった「閃緑岩製グデア頭像」。グデアさんとは、シュメール都市国家の1つラガシュの支配者で、実在の人物。何と「紀元前22世紀」の作だとか!誤植かと思ったら本当みたいです(笑)

天理参考館-13
5世紀頃のシリアで作られたタイル画。大理石やガラスなどを使っているそうです

天理参考館-14
1世紀の前漢の時代の「鍍金方格規矩四神鏡(ときんほうかくきくししんきょう)」。十二支や四神などが描かれた眩いばかりの鏡です

天理参考館-15
中国ゾーンに展示してあった、良からぬ雰囲気を漂わせている獣の像。文句なしにカッコイイんですよ!


※マウスの乗せると「i」のマークが現れます。それをクリックするとコメントが表示されます。

■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。



大きな地図で見る


■天理大学付属 天理参考館

HP: http://www.sankokan.jp/index.html
住所: 奈良県天理市守目堂町250
電話: 0743-63-8414
休館日: 火曜日(祝日の場合はその翌日)など
開館時間: 9:30 - 16:30
入館料: 大人400円










  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ