2008-11-11

三十三所番外札所『法起院』と長谷寺の門前

法起院(三十三所番外)

長谷寺へお参りに行った帰りに、長谷寺の開山に尽力された「徳道上人」を祀っている『法起院』へも立ち寄ってきました。徳道上人は、西国三十三所観音霊場巡りの実質的な創始者ですので、この小さなお堂も「番外札所」とされているそうです。

また、長谷寺の門前通りでは、また草餅を食べたり、奈良漬を買ったりしてきましたので、その模様も合わせてどうぞ。


西国三十三所の開祖を祀る『法起院』

『法起院』は、徳道上人ご本人により735年に創建され、1695年になって再建されたそうです。長谷寺から徒歩3分くらいの位置にある、小さなお堂です。駐車場から長谷寺へ向かう道の途中の右手にありますが、油断していると見過ごしてしまいそうなくらいのサイズですね。

ここに祀られている徳道上人は、仏の道を究め、大和の長谷寺や、鎌倉の長谷寺など、諸国に四十九ヶ所の寺院を建立されてきた方です。さらに、西国三十三所のシステムの創設者であるにもかかわらず、コチラの普及にはかなりご苦労なさったようで・・・、



前記の養老二年の春、突然の病のために仮死状態にあった上人は、夢の中で閻魔大王にお会いになり、悩める人々を救う為に三十三ヶ所の観音菩薩の霊場を広めるように委嘱され、そして三十三ヶ所の宝印を与えられて仮死状態から解放されました。

上人は三十三ヶ所の霊場を設けましたが、人々は上人を信用しなかったので、やむなく宝印を摂津中山寺にお埋めになったと伝えられています。

二百七十年後の永延二年(西暦九八八年)に、花山法皇がこの宝印をお掘り出しになり、今日の三十三ヶ所を復興なさいました。

「法起院【縁起】」より引用


うーん、「みんな、上人を信用してあげようよ!」と説得して周りたいくらいの無念っぷりですね(笑)

いずれにしても、西国三十三所とはとても縁の深い方ですし、「番外」ともなっているそうです。境内も小さくてすぐに見終わると思いますので、長谷寺の帰りに立ち寄って手を合わせてみてください。


法起院(三十三所番外)-01

西国三十三所観音霊場巡りを開始し、長谷寺を開山に尽力した方でもある「徳道上人」を祀る『法起院』。長谷寺の門前通りあります。西国三十三所の開祖でもあるため、「番外札所」扱いとされているのだそうです

法起院(三十三所番外)-02
法起院の縁起の看板。長谷寺内にある「開山堂」も、ここと同じく徳道上人を祀ったお堂でした

法起院(三十三所番外)-03
法紀院の「本堂」。とても小さなお堂で、他にはほとんど何もありません。お堂の中には「徳道上人像」が祀られていますので、西国三十三所巡りをされている方は、ちょうど駐車場までの帰り道にありますし、ぜひ立ち寄ってみてください

法起院(三十三所番外)-04
法紀院の「弁財天堂」と、鳥居の連なり

法起院(三十三所番外)-05
信者さんから寄贈されてきた地蔵さんたち。この他にも、徳道上人の霊廟である「十三重石塔」などが境内にあります



大きな地図で見る


■法起院

HP: http://www.houkiin.or.jp/
住所: 奈良県桜井市初瀬776番地
電話: 0744-47-8032
宗派: 真言宗豊山派
本尊: (重要文化財)
創建: 726年
開基: 徳道上人
拝観料: 無料
拝観時間: 8:15 - 17:00
駐車場: 民間の有料駐車場あり
アクセス: 近鉄大阪線「長谷寺駅」下車、徒歩12分(長谷寺から徒歩3分)

※西国三十三所の「番外札所」

長谷寺前で美味しい「奈良漬」を購入!

長谷寺の門前には色んな通りが並んでいますが、名物と言えるものは「草もち」くらいでしょうか。沢山の草もち屋さんが並んでいます。

今回、立ち寄ってきたのは、草もち・奈良漬けのお店『総本舗 白酒屋』さん。お店の奥では草もちも食べられるのですが、元が造り酒屋という立派な店構えのところですから、やはりメインは「奈良漬」でしょう。

キュウリやスイカなど、数種類の奈良漬が試食できるのですが、これがどれも本当に美味しいんですよね!店頭では、やや酒の香りが強めに感じるかもしれませんが、食べる前にしっかりとふき取っておけば、これは調整可能です(水洗いはNG)。また、切ってから時間が経てば、匂いも穏やかになっていきますので、それほど気にする必要はないでしょう。

私たちが買ってきたのは、三年モノだという「瓜(@1,200円)」です!食べた瞬間はそれなりに強烈なインパクトがありますが、これが本当に美味しいんですよね。自宅に帰ってからも、ご飯のお供として毎食楽しんでます。

「奈良漬は嫌いだ・・・」という奈良県人の方も多いですが、ぜひ一度食べてみてください。ある程度の年齢になってから食べてみれば、きっと美味しさを再発見できますから!


長谷寺門前『総本舗 白酒屋』-01

長谷寺の門前通りにある、店構えも立派な『総本舗 白酒屋』さん。元は造り酒屋さんだったようで、現在では奈良漬・草餅などの販売をなさっています。建物や看板など、とにかく渋いですね!

長谷寺門前『総本舗 白酒屋』-02
『総本舗 白酒屋』さんの店内。この日は利用しませんでしたが、お店の奥側は草餅を食べて休憩できる喫茶スペースになっていました

長谷寺門前『総本舗 白酒屋』-03
樽の上に乗せられた、迫力ある奈良漬!ウリやスイカなど、色んなタイプの試食ができましたが、どれも本当に美味い!意外と匂いもきつくないので、かなり食べやすかったです。この日は普通のウリの奈良漬を買って帰って、自宅で美味しくいただきました

■総本舗 白酒屋

HP: http://www.shokokai.or.jp/29/2920610049/
住所: 奈良県桜井市初瀬728-8
電話: 0744-47-7988
定休日: 金曜日
営業時間: 9:00 - 17:00
駐車場:  民間の有料駐車場あり
アクセス: 長谷寺から徒歩すぐ

老舗の草もち屋『総本家 寿屋』さん!

そして、草もちをいただいたのは『総本家 寿屋』さん。創業80年で「総本山長谷寺彼岸講御用達」。冷凍よもぎなどは一切使わず、昔ながらの素朴な草もちの味を守り続けているお店です。老舗らしい「この味を作ったのはウチだ!」というプライドが見えるのもいいですね。

実際に食べてみると、決して甘すぎず、よもぎの香りがふんわりと感じられて、かなり美味しいです!他のお店と食べ比べたワケではありませんので、比較はできませんが、お寺に参拝した帰り道で食べるものとしては、かなりの高得点ではないでしょうか?

お店の中で、ネコがくつろいでいる姿にも癒されました(笑)


長谷寺門前『寿屋』-01

草もちをいただいたのは、創業80年の老舗で、「総本山長谷寺彼岸講御用達」という『寿屋』さん。この日は修学旅行生も来ていて、大騒ぎになっていました

長谷寺門前『寿屋』-02
看板にある文字を書き出すと、「初瀬で草餅を名物に育てた当店の草餅は、業務用の冷凍よもぎ・乾燥よもぎ・香料などは一切使わず、手摘み自然よもぎ100%で作っております」。老舗の誇りとプライドが伝わってきますね

長谷寺門前『寿屋』-03
そのまま食べる「草餅」と、焼いて食べる「焼餅」があり、お値段は一緒で「1個@100円」から。よもぎの風味が口の中に広がって、さすがに美味しいんですよ!長谷寺に来たら食べる価値アリだと思います!


■寿屋

HP: なし
住所: 奈良県桜井市初瀬762
電話: 0744-47-8701
定休日: 無休
営業時間: 8:00 - 17:00
駐車場:  民間の有料駐車場あり
アクセス: 長谷寺から徒歩すぐ

こんな看板たちもお気に入りです

長谷寺の門前の通りは、決して大きなものではありませんが、さすがに有名寺社の門前町だけあって、歴史ある古いお店が多いのです。個人的に、歴史的な色んな「看板」を見るのが大好きですので、そんなものを集めてみました。


長谷寺門前『中山酒店』

長谷寺前の『中山酒店』さん。看板からして、かなりの歴史のある酒屋さんだということが分かりますね。この日は買い物しませんでしたが、次回は初瀬の地酒を購入してみたいと思います。それにしてもいい店構えですね!

長谷寺門前『初瀬新聞舗』
新聞配達の『初瀬新聞舗』さん。最近、なかなかこの手の看板は見なくなりましたね。もうありとあらゆる新聞がお手の物のようです!

長谷寺門前『中山米穀製麺所』
『中山米穀製麺所』さんの店構え。メインはパールライスかと思いきや、「古代米」「葛きり」「三輪素麺」が目立っているというのが、いかにも奈良風です。しかし、米穀屋さん兼製麺所って、かなり珍しいような気がしますが、これって普通なんでしょうか?







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