2008-08-14

春日大社「中元万燈籠」は大混雑でした!

春日大社「中元万燈籠」

今年も「なら燈花会」へ出かけた私たち。せっかく最終日の「8月14日」に出かけたのですから、見て周れるところは出来る限り全部見ようと、頑張って歩いてきました(春日大社→若草山→二月堂→大仏殿→燈花会会場→浮見堂!)

手始めは、この日に開催されている『春日大社』の「中元万燈籠」から。燈花会とは関連の無い神事ですが、夏はこの日しか見られない貴重なイベントですので、とりあえず行ってみました。


春日大社の「万燈籠」とは?

春日大社の「万燈籠」とは、境内の3,000基におよぶ灯籠に御明を灯す神事です。毎年2月の節分と、8月14日・15日の中元の夜に行われ(一般公開は14日のみ)、夏に行うものを「中元万燈籠」といいます。

春日大社の燈籠のルーツを辿ると、平安時代末期(今から800年ほど前)にまで遡ります。時の関白「藤原忠通」が寄進した燈籠が現存しており、以降、一般からも広く奉納されてきたのだとか。

現在の形の行事となったのは、室町時代(1475年)のことで、奈良町の住民が常設ではない燈籠の奉納を始め、「雨乞い」をしたのだそうです。後に、雨乞いだけではなく、様々な祈願を行う行事として定着してきました。

ちなみに、高円山の「大文字(8月15日)」、東大寺の「万燈会(8月15日)」とともに「奈良の夏の三大行事」と称され、1998年から始まった「なら燈花会」もこの時期に合わせて行われ、数多くの観光客を集めています。


・・・という歴史を持つ春日大社の「中元万燈籠」ですが、私は見るのは2回目でした。

新参者の奈良県民としては、失礼な言い方ですが「なら燈花会のついでに・・・」というイメージの行事で、実際のところ決してそれほど派手なものではありません。この日も、夜の若草山に登ろうというのが主目的で、「せっかくだから通りすがりの春日大社にも寄ってみよう!」くらいのノリでお邪魔してみました。


長い行列もスムーズに進みます

地図上で見ると近く見えますが、奈良公園から春日大社まではそれなりに距離があります。日が沈んだ後だとはいえ、夏真っ盛りにこの距離を歩くのも、それなりにしんどいものでした。

参道を歩いていくと、春日大社に向かう人たちの行列がすごいことになってます!ただでさえ燈花会にかなりの観光客が押し寄せるところに、春日大社の中元万燈籠の一般公開はこの日一日しか無いのですから、混雑するのも当然でしょう。これは諦めるしかありません。

境内をグルリと周って、行列の最後尾が見えた頃(20分前くらいでした)には、もう行列はかなりの長さになっていました。気が滅入りそうな長さなんですが、先回の経験から「入場が始めればあっという間に流れる」ということが分かっていたため、それほど焦ることもありません。実際、開門してからはスムーズに中に入れました(その分、中の混雑がヒドイんですが・・・)。

ちなみに、14日のもう少し早い時間に来ていれば、夕方から能楽が奉納されているのを見ることができるそうですので、早めに出かけておくのもいいかもしれませんね。

春日大社「中元万燈籠」-01
春日大社の参道には、オリジナルの提灯を販売する仮設ブースがあり、巫女さんたちが頑張っていました。お正月に見る巫女さんの衣装はかなり寒そうですが、この季節ならちょうどいいのかも?

春日大社「中元万燈籠」-02
世界遺産「春日大社」の石碑。奈良公園方面からは意外と距離がありますので、この辺りでもう少し疲れ気味の方が続出してました(笑)

春日大社「中元万燈籠」-03
中元万燈籠は19時スタートです。20分前くらいでまだ明るかったのですが、常夜灯に燈が入りました

春日大社「中元万燈籠」-04
本殿に並ぶ前に、グルリと周って「夫婦大国社」の前を通ることになります。私たちも夫婦で出かけているので、円満をお願いしてきました

春日大社「中元万燈籠」-05
コチラは摂社の「若宮神社」。ここを通り過ぎたあたりから、早くも行列の最後尾が見えてきます


とにかく人が多くて落ち着かない・・・

春日大社の南門から拝殿に入って、廻廊の部分から本殿前まで、ズラリと燈籠が並ぶ姿はかなりの迫力です。この拝殿自体、普段は拝観が許されていないところで、この日だけの特別公開となります(料金@500円)。

・・・しかし、あまりの混雑ぶりにそれほどじっくりと見ているワケにもいきません。しかも、三脚の類も使用禁止ですので、薄暗い灯りをカメラに収めるのもひと苦労です。

係員の方からは「立ち止まらないでください」と急かされるし、廻廊の脇を歩くのですが、これがかなり狭いため、後ろからもどんどん人が押し寄せてきます。どこを見ても人の頭ばかりだし、とても落ち着いておぼろげな灯りを楽しむような雰囲気にはなれないんですよね(笑)

かなり美しい光景で、ぜひ一度は見て欲しいと思いますが、そうそう何度も行きたくなるものでは無いかもしれませんね・・・。入場にも「500円」必要ですし、興味のある方は混雑を覚悟して行ってみてください。

春日大社「中元万燈籠」-06
南門から入って、廻廊にはズラリと灯籠が並びます。一年でも、2月の節分の日とこの日の2回しかない儀式で、とても美しいものです

春日大社「中元万燈籠」-07
その数「3,000基」という灯籠に燈が灯る姿は圧巻なんですが、画像に収めようとすると、イマイチ貧弱で・・・。三脚類は使用禁止ですので、これが我が家のカメラの限界ですね。ちなみに、前半部分で立ち止まって撮影すると怒られますので、カメラは出来るだけ後半でどうぞ

春日大社「中元万燈籠」-08
偶然、誰かのフラッシュが当たった図。こんな灯籠が並びますが、金色のものとかもあるんですね。初めて気付きました

春日大社「中元万燈籠」-09
石灯籠と本殿。灯籠の柔らかな明かりと、ライトアップと夕暮れ空。かなり見事な光景でした!

春日大社「中元万燈籠」-10
この本殿の内部だけは撮影禁止です。この前はものすごい観光客の数ですが、本殿では真剣にお祈りが捧げられていました

春日大社「中元万燈籠」-11
本殿を別アングルから

春日大社「中元万燈籠」-12
全体的に薄暗いため、まともに写真に収めるのもひと苦労です。これはまだ比較的マトモな一枚。さすがに実物はもっと迫力があります


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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。



大きな地図で見る


■春日大社

HP: http://www.kasugataisha.or.jp/index.html
住所: 奈良県奈良市春日野町160
電話: 0742-22-7788
主祭神: 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神
創建: 768年
開門時間: 9:00 - 17:00(宝物殿・神苑)
入場料: 宝物殿:420円、神苑:525円
駐車場: 有料駐車場を利用
アクセス: JR・近鉄「奈良駅」から春日大社本殿行バス8分。または市内循環バス「春日大社表参道」下車歩10分






 【春日大社「中元万燈籠」は大混雑でした!】へのコメント
奈良県の旅館大正楼  08-08-24 11:13

中元万燈籠の様子が手に取るように伝わってきます。
その日に春日大社に行かれてお泊まりになられたお客様もいらっしゃいました。
奈良の風情を感じることができて良かったとおっしゃっていました。
それにしても、お盆前後の奈良の夜は盛り上がりますよね。

naka  08-08-25 17:41

>大正楼さん

本来はもうちょっと厳かで神々しいイベントのはずなんですけどねー。画像撮影も難しいですし、雰囲気がちゃんと伝わっているかどうか・・・、あまり自信がありません(笑)
でも、決して派手じゃないからこそ奈良っぽいイベントなんでしょうね。もっと多くの方に知ってもらいたいものですよね。





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