2018-07-18

三好和義さん写真展『天平の楽園・東大寺と正倉院』@東大寺本坊

三好和義さん写真展『天平の楽園・東大寺と正倉院』@東大寺本坊

東大寺本坊の大広間で開催された、三好和義さんの写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」(※すでに終了)。少年時代から仏像好きで、奈良に移住してこの撮影に挑んだという三好さんの作品だけに、どの作品も美しく力強く圧倒されました。御本人の作品解説もユニークで面白かったです!


東大寺本坊の100畳の大広間で開催

普段は非公開の「東大寺本坊」の大広間で開催された『三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」』(2018年7月3日~13日)。

東大寺が東北歴史博物館で開催した展覧会『東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北-復興を支えた人々の祈り」』にあわせて三好さんに撮影を依頼した作品がベースになっています。

お寺からの期待に応えるために、三好さんは2017年秋から奈良へ移り住み、東大寺の仏像や法要などを撮影してきたのだとか。息を呑むような美しさと力強さが感じられる写真ばかりで圧倒されました!

すでに会期は終了していますが、簡単にご紹介しておきます。


三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-01

三好和義さんの写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」は、東大寺本坊の100畳の大広間を使用して開催されました。本坊は通常非公開ですが、今年はここを会場としていろんな企画が予定されています

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-03
本坊の建物に入ると、すぐに大きな作品たちが目に飛び込んできます。メインビジュアルにもなっている東大寺と星の作品は、神々しいの一言ですね。普段はなかなか気づきませんが、大極殿のすぐ真上に北極星が位置しています。11月の半ば、飛行機が飛ばない夜中に撮影したものだそうです

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-04
大仏さまを見下ろすように撮影した一枚は、大仏殿の高い位置からプロ用の自撮り棒を差し出して撮影したとか。スケールが大きくて宇宙を感じさせる1枚ですね

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-06
東大寺本坊の100畳の大広間に、東大寺の仏像や行事や風景、また正倉院宝物や三好さんがライフワークとする楽園の写真など約70点が展示されています。画像単体でなければ撮影も可能でした

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-05
東大寺法華堂の仏さまたち。肌の色を出すためにPLフィルターを使ったそうです。年に1日しか開扉されない秘仏・執金剛立像は、普段はお目にかかれない背中までくっきりと見られました。想像以上に色鮮やかで驚きました!

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-07
大広間にゆったりと作品が展示されています

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-08
ABCテレビの企画で撮影した正倉院宝物の作品も。実物よりもはるかに大きくて迫力があります!

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-09
格式高い格天井の部屋。襖の奥は皇室の方々がいらっしゃった時に使用する部屋で、玉座があるとか。大きな床の間には、普段は聖武天皇の絵が飾ってあるそうですが、“須弥山に近い場所”というイメージから、セイシェルの海辺の風景を和紙に印刷して軸装しています


三好さん御本人の楽しい作品解説

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-10
写真展の会期中は、ずっと三好さん御本人が在廊し、毎日作品解説をしていらっしゃいました。おそらく徳島弁でしょう、自らの作品を「よーうつっとるやろー。」と飄々とした語り口で解説なさっていておもしろかったです。少年時代に徳島から船に乗って東大寺の仏さまに会いに来ていたという三好さんですから、今回の被写体への愛情は作品からたっぷりと感じられましたが、トークを聞いているとカメラや写真そのものへの思い入れもたっぷり伝わってきました。

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-11
私はカメラの機能には疎いので、いまいちピンときていませんが、撮影の裏話やカメラの設定のお話も豊富でした。薄暗い夜の二月堂・お水取りの「五体投地」の写真は、もちろんフラッシュなしで自然光のみ。ISO感度36000で、シャッタースピード3000分の1秒だったとか。二月堂の前に御香水を汲みにくるシーンの撮影は、感度70000だったそうです。カメラ好きであろう他の入場者の方たちから「おぉ!」という声がもれていました(笑)


写真集『天平の楽園 東大寺』も発売中

なお、この写真展の作品をベースにした写真集『天平の楽園 東大寺』(2,500円)も発売されています。写真展を見逃した方はこちらをぜひ!


縁側に座ってお庭を眺める贅沢!

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-12
この日はかなり蒸し暑い一日でしたが、東大寺本坊の中にはお庭から風が吹き込んできていました。縁側からお庭に向かって座っていると、遠くに若草山も見え、気分がゆったりします

三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」 @東大寺本坊-14
本坊の南側には、校倉造りの「経庫」も。その東側には聖武天皇をお祀りする「天皇殿」が建っています。普段は拝見できないエリアだけに、見るものすべてが新鮮で楽しかったです!



■三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」(※すでに終了)

HP: http://www.todaiji.or.jp/tenpyo/
会場: 東大寺本坊大広間
会期: 2018年7月3日(火)~13日(金)
拝観料: 500円

※実際に拝見したのは「2018年7月10日」でした。


■参考にさせていただきました

【Facebook】三好和義
写真展:100畳に広がる「天平の楽園」 三好和義さん、大仏殿夜景など撮影 東大寺本坊・大広間で来月3日から /奈良 - 毎日新聞
よみがえった天平の楽園 東大寺で三好和義さん写真展:朝日新聞デジタル










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