2010-01-03

雪の世界遺産!高野山『金剛峯寺&壇上伽藍』@和歌山

雪の世界遺産!高野山『金剛峯寺&壇上伽藍』@和歌山

お正月のお寺拝観三昧のラストとして、『高野山 金剛峯寺』へ行ってきました。この日は雪は降っていませんでしたが、一面の雪景色で、さすがに標高800mにあるだけのことはありますね。とにかく寒かったです!


弘法大師空海が開いた仏教の聖地

和歌山県伊都郡高野町にある高野山は、弘法大師・空海が修行の場として開いた仏教の聖地です。今なお山内には100を超える寺院が立ち並び、町全体から平安時代から続く宗教都市の面影を色濃く感じられる場所となっています。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコ世界文化遺産にも登録され、観光客も増えてきています。

しかし、この日は大晦日からの寒波のため、一面の雪景色でとにかく寒い!残念ながら、じっくりと見ている余裕はありませんでした。

ただ、年始の特別体制だったため、金剛峯寺・根本大塔・金堂など、普段は有料の施設が無料で拝観できました。その一方で、素晴しい仏像の宝庫である「高野山 霊宝館」などは閉まったまま・・・と、やや物足りない面も。

最初に入った『高野山 金剛峯寺』でも、残念ながら見事な石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」などは見られませんでしたので、しっかり事前にチェックしておくべきでした。


高野山(金剛峯寺)@和歌山-01

世界遺産・高野山の案内図。町全体、山全体が高野山の宗教施設となっている、密度の濃い宗教都市を形成しています。主要な施設を見て周るだけでも1日がかりになりますので、覚悟して挑みましょう

高野山(金剛峯寺)@和歌山-02
『高野山 金剛峯寺』の「正門」前。お正月三が日ということもあって、多数の参拝客の姿が見えました。この正門は1593年の再建で、金剛峯寺の中では最も古い建物となるそうです

高野山(金剛峯寺)@和歌山-03
金剛峯寺の「主殿」。年末年始でかなり雪が降ったようで、すっかり雪化粧でした。1863年再建の書院造の建物ですが、ここは仏さまを祀るお堂ではありません。豪華な襖絵やお庭などが拝見できます。屋根に乗っているのは、消火用の雨水を溜める「天水桶」といいます

高野山(金剛峯寺)@和歌山-04
高野山は標高800mという高地にあり、周囲を1,000m級の山々に囲まれているため、とにかく寒いです!道に雪が積もっていたり凍結していたり・・・ということはありませんでしたが、このレベルの積雪ですし、冬の間は十分に注意が必要です

高野山(金剛峯寺)@和歌山-05
金剛峯寺の主殿の「大玄関」。皇族の方や高野山の重職の方のみが通ることを許されるのだとか。全面に見事な彫刻が施してあり、見ていて目がくらみそうです!

高野山(金剛峯寺)@和歌山-07
拝観窓口を過ぎると(この日はお正月のため無料でした)、右手には次々と大広間などが現れてきます。建物内部は基本的に撮影可能ですが、襖絵などの撮影は禁止されていますのでご注意を!

高野山(金剛峯寺)@和歌山-08
この渡り廊下の向こうには、大広間の「新別殿」、素晴しい石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」などがありますが、この日は残念ながら先へ行けませんでした。石庭に雪が積もった様子も美しいですね

高野山(金剛峯寺)@和歌山-09
建物の天井の一部。細やかな意匠の格天井になっていて、本当に贅沢です。欄間の彫り物も、細かいだけではなく、立体的になっているんですからすごい!

高野山(金剛峯寺)@和歌山-11
ちょっとした中庭も、雪が積もっているとさらに魅力アップ!

高野山(金剛峯寺)@和歌山-12
金剛峯寺の「土室(つちむろ)」と呼ばれる一室。中央の厨子のようなものは「囲炉裏」で、天井から煙を逃がせるようになっているのだそうです。寒い高野山で少しでも効率的に暖をとるために考えだされたのでしょう。弁天さまがお祀りしてありました


まるでお堂の曼荼羅!宗教都市の迫力です

高野山の中心部となる「壇上伽藍(だんじょうがらん)」エリアでは、かなりの積雪で足元が悪いだけではなく、屋根から雪が落ちてきて危険なため、立入禁止区域も設けられていました。お正月からお寺の関係者の方も大変だったと思います。また、参拝客に対して葛湯が振舞われたりしていましたので、体が温まって助かりました。

この壇上伽藍は、朱色がまばゆい「根本大塔」、高野山の本堂にあたる「金堂」を中心として、多数のお堂が立ち並ぶ一角です。この日はさすがに一つひとつを丁寧に見て周る余裕はありませんでしたが、本当に圧倒される空間ですね。

根本大塔の中で「立体曼荼羅」のような世界観が見られるだけではなく、お堂たちも複雑な曼荼羅を構成しているようにすら思えてきて、本当に飽きません。またぜひ季節のいいときに行ってみたいと思います!


高野山(壇上伽藍)@和歌山-14

高野山の「壇上伽藍(だんじょうがらん)」エリア。その中心となるのは、朱色がまばゆい「根本大塔」です。鉄筋コンクリート製の多宝塔で、中央には大日如来さまが、その周囲を金剛界四仏が守護しています。柱にはきらびやかな仏画が描かれていて、とにかく華やか!

高野山(壇上伽藍)@和歌山-15
根本大塔は、普段は拝観料200円が必要ですが、この日はここも無料で拝観できました。「今様の立体曼荼羅」という世界が繰り広げられています!

高野山(壇上伽藍)@和歌山-16
高野山・壇上伽藍の「金堂」。1926年にご本尊の「阿しゅく如来像(あしゅくにょらい)」もろとも焼失し、現在の建物は1932年再建の鉄筋コンクリート製のもの。不動明王などの6体の仏さまがいらっしゃって、現在のご本尊は絶対秘仏となっていて開扉されたりしないのだそうです

高野山(壇上伽藍)@和歌山-18
高野山・壇上伽藍の「西塔」。887年の建築ですが、現在のものは1834年の再建です。堂々と落ち着いた雰囲気の多宝塔で、いつも見とれてしまうほどの美しさですね

高野山(壇上伽藍)@和歌山-19
壇上伽藍「西塔」を別角度から。初層が大きめのためドッシリとした印象を受けます。軒先もかなり長く伸びていていいですね

高野山(壇上伽藍)@和歌山-20
壇上伽藍には多数のお堂が立ち並んでいますが、こちらは「御影堂」「准胝堂」「孔雀堂」と続く一角です。内部の拝観はできませんが、この日は両親と一緒だったことと、あまりの寒さで、ササッと素通りしてしまいました

高野山(壇上伽藍)@和歌山-21
こちらは「三昧堂」と「東塔」です

高野山(壇上伽藍)@和歌山-23
高野山・壇上伽藍の「御社」。雪が降り積もって、ますます美しさを増していました

高野山@和歌山-06
金剛峯寺の入口付近にあった、高野山開創1200年のイメージキャラクター「こうやくん」のポスター。2015年の記念法要の年になると、もっと見る機会が増えると思います。愛らしくていいデザインだと思います!



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■高野山 金剛峯寺

HP: http://www.koyasan.or.jp/index.html
住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山132
電話: 
宗派: 高野山真言宗 総本山
本尊: 阿しゅく如来
創建: 816年
開基: 空海
拝観料: 金剛峯寺 500円、根本大塔 200円、金堂 200円、霊宝館 600円など(セット拝観券が1,500円で販売されています)
拝観時間: 8:30 - 17:00
駐車場: 無料駐車場多数
アクセス: 南海高野線「極楽橋駅」下車、南海高野山ケーブルで「高野山駅」へ


●高野山『奥の院』の記事はこちら
日本仏教の聖地中の聖地!高野山『奥の院』@和歌山










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