2016-01-04

2016年の初詣は「大神神社~檜原神社」コースでした

2016年の初詣は「大神神社~檜原神社」コースでした

2016年の年初にあたって、三輪明神を祀る『 大神神社(おおみわじんじゃ)』へお詣りしてきました。摂社の「檜原神社」で新しく建てなおされた三ツ鳥居を見て、山の辺の道を歩いて「狭井神社→大神神社」とお詣りしましたが、汗ばむようないいお天気だったため、とても気持ちよくお詣りできました!


三ツ鳥居が新しくなった『檜原神社』

2016年のお正月も、例年通り新潟の実家で過ごしました。そして、例年以上に飲み過ぎてダウンしていましたので、お参りなどにはまったく行けず…。奈良に戻ってきた翌日4日、ようやく初詣へ出かけました。

今年の年末年始は暖かな好天が続いたため、運動不足の解消も兼ねて、山の辺の道を歩きながら「大神神社~檜原神社」をお詣りしてきました。片道1kmほどの距離なので、大人の足なら20分ほどで歩けます。

ちなみに、2016年の三が日、大神神社には「58.8万人」の初詣客が押し寄せたとか。奈良県内では橿原神宮(101万人)に次ぐ2番目の多さだそうです。このため、周辺の道路は混雑しますし、駐車場もなかなか見つからない場合があります。このため、この日は最初に摂社・檜原神社の駐車場に車を停めて、後から三輪さんへお詣りすることにしました。道は細めですが空いていていいですよ!


檜原神社@2016年初詣-01

大神神社の摂社『檜原神社(ひばらじんじゃ)』。三輪に遺る古式の鳥居の間から、真正面に聖なる山「二上山(にじょうざん)」が見えます。この日はやや霞んでいてうっすら見えるか見えないか……というくらいでした。参拝客やハイカーの姿も多く見られ、鳥居前のお茶屋さんも賑わっていました

檜原神社@2016年初詣-02
拝所の前には、門松が立てられています。松と竹と白砂のシンプルな組み合わせですが、日本のお正月を実感できますね

檜原神社@2016年初詣-03
3つの鳥居が連なった形の、檜原神社の「三ツ鳥居」。三輪山周辺以外ではほぼ見られない珍しい形です。手前に見えるのが「豊鍬入姫宮(とよすきいりひめのみや)」。この地に天照大神の祀ったとされる巫女の宮です

檜原神社@2016年初詣-04
この三ツ鳥居が2015年11月に建てなおされ、新しくなっています(参考:【産経ニュース】奈良・檜原神社「三ツ鳥居」新しく 伊勢神宮の古材譲り受ける)。伊勢神宮の別宮・倭姫宮の参道鳥居の古材を譲り受けて建て直したものだとか。以前のものは40年間建っていたそうですから、少しずつ落ち着いた色になっていくのでしょう

檜原神社@2016年初詣-05
社務所に貼ってあった説明。三ツ鳥居の奥に「神様の依代(よりしろ)としての神籬(ひもろぎ)「榊の木」があります」とあります。私はずっと勘違いしていたのですが、神棚に祀るような切り花の榊(さかき)ではなく、大きな樹木の榊の木が植わっているんですね。神様がおわすところですから、ぜひ注目してみてください


古道「山の辺の道」をのんびり歩きます

山の辺の道@2016年初詣-06
檜原神社から大神神社まで、古道「山の辺の道」を歩きます。わずか1kmほどの距離ですので、軽い運動になって気持ちよかったです

山の辺の道@2016年初詣-07
山の辺の道沿いにあるお寺『玄賓庵(げんぴあん)』(紹介記事)の脇を通ります。静かにお正月っぽさを感じられました

山の辺の道@2016年初詣-08
万葉の歌などにも詠まれた「狭井川(さいがわ)」。かなり周囲の風情は失われていますが、いまでも清らかに流れています

山の辺の道@2016年初詣-09
山の辺の道に咲いていた水仙の花

山の辺の道@2016年初詣-10
美しすぎて、まるで作り物のような椿の花も。今年の冬は暖かな気候が続いたので、花々も元気そうに見えました


ご神水が湧き出る『狭井神社』で健康祈願

狭井神社@2016年初詣-11
同じく大神神社の摂社となる「狭井神社(さいじんじゃ)」(紹介記事)。薬の神様を祀っていて、ご神体である三輪山へ登るにはここで手続きを行います(元旦~1月3日は登拝できません)。普段は静かなお社ですが、結構な人出でした

狭井神社@2016年初詣-12
拝殿の裏手にある「薬井戸」。ここで湧くご神水をいただくことができます。また、ここの水をペットボトルに詰めたものも販売されていました(1本100円から)。病気を鎮める「大神荒魂神(おおみわのあらみたまのかみ)」を祀っているので、健康祈願のご利益があります!


年始の『大神神社』は大賑わいでした

大神神社@2016年初詣-13
大神神社のお正月の境内地図。順路が設けられていて、一部(活日神社の前の道)に通行できない場所もありました。たくさんの参拝客の安全を守らなければいけないのですから大変ですね

大神神社@2016年初詣-14
拝殿の北西側にある「祈祷殿」の前。縁起のいい「なでうさぎ」に行列ができていたり、周りをずらりとおみくじや縁起物の授与所が取り囲んでいたり。平日4日の午後でしたがさすがの賑わいでした

大神神社@2016年初詣-15
祈祷殿や拝殿を取り囲むように、おみくじやお神酒、御札やお守りなどの授与所が取り囲んでいます。三が日はすごいことになっていたんでしょうね

大神神社@2016年初詣-16
祈祷殿の前では、今年の干支の申(さる)にちなんだ「願えばかなう大絵馬」が設置されていました。巨大な絵馬にお願いごとを書き込めるもので、これが4つも設置されていました!私たちもしっかりとマジックで願い事を書き込ませていただきました

大神神社@2016年初詣-17
大神神社の「拝殿」前。もう日が落ちかけているのにこの人出です!皆さん、しっかりとお祈りなさってました

大神神社@2016年初詣-19
拝殿前の神杉にも、たくさんのお酒や玉子(蛇の神様の好物とされています)が奉納されていました。今年も良い年になりますように!


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■大神神社(三輪神社)

HP: http://www.oomiwa.or.jp
住所: 奈良県桜井市三輪1422
電話: 0744-42-6633
主祭神: 大物主大神、大己貴神、少彦名神
創建: 不明(神話にも登場する日本最古の神社)
開門時間: 境内自由
拝観料: 境内無料
駐車場: 無料駐車場あり(お正月は500円)
アクセス: JR「三輪駅」から徒歩5分


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