2017-01-31

気軽に楽しめる万葉集の世界『犬養万葉記念館』@明日香村

気軽に楽しめる万葉集の世界『犬養万葉記念館』@明日香村

明日香村岡の『南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館』は、万葉集研究の第一人者だった「犬養孝さん」ゆかりの品の展示を中心とした施設です。定期的に万葉講座が開催されたり、図書室が利用できたり。入館料などは無料で、飛鳥散策の途中で気軽に立ち寄れます。


無料で休憩可能。天平衣装の展示も

明日香村岡にある『南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館』。万葉集研究の第一人者だった、故・犬養孝さん(Wikipedia)を顕彰する施設です。

この施設は以前もご紹介していますが、以前は有料展示が中心で(過去記事)、気軽に入りづらい印象でした。しかし、2015年11月にリニューアルされ、入館料は無料になりました。定期的に万葉講座が開催されたりしていますし、カフェも併設されるなど、飛鳥散策の際に気軽に利用できるようになっています。


この日は、特別企画展「古代衣裳展~飛鳥・奈良時代の服装と変遷~」(※すでに終了)を拝見しました。この記事ではそれ以外の部分をご紹介します。


犬養万葉記念館 @明日香村岡-01

明日香村の『南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館』。旧南都銀行明日香支店を転用した、とても風情のある建物です。すぐ脇に駐車場(無料)もあり、気軽に利用できます

犬養万葉記念館 @明日香村岡-02
施設の入口のところには、生前に犬養孝さんが使用していた車椅子が。その上にはちょこんと先生の姿に似せたぬいぐるみが乗っていました。すごく似ています(笑)

犬養万葉記念館 @明日香村岡-04
施設に入ると、まずお子さんサイズの万葉風の衣装が出迎えてくれました。なお、館内では犬養孝さんが朗々と万葉歌を歌い上げる「万葉朗唱」の音声などが流れていて、帰る頃にはしっかりと耳にしっかりと焼き付きました

犬養万葉記念館 @明日香村岡-05
施設の真ん中ぐらいから。明るい光が差し込む素敵な空間になっています。天平衣装などが展示され、図書スペース・展示スペース・カフェスペースなどが設けられています。お茶などは無料で提供されているため、のんびり座って休憩できるのもいいですね。

犬養万葉記念館 @明日香村岡-06
マネキンの顔にかけられているのは「布作面(ふさくめん)」。舞楽に使用した麻布を用いた簡単なお面で、正倉院などにも伝わっています。この手前にあった青い服は、現在の公務員のユニフォームにあたる「制服(せいふく)」の一種だとか。間近でじっくり見られて面白いです!

犬養万葉記念館 @明日香村岡-08
ガラスケースにはこんな正装も。色使いは比較的おとなしめですが、文様などはとても美しいです。華やかな「宝髻」も展示されていました

犬養万葉記念館 @明日香村岡-09
万葉集に関連する蔵書が閲覧できる図書スペース。かつて出版されたユニークな本(『ようこそダジャレ万葉塾へ』とか『さらりいまんよう』とか)も収蔵されていました。ここでのんびりとペーシをめくってみるのもいいですね


2階には犬養孝さんゆかりの品々が

犬養万葉記念館 @明日香村岡-11
2階部分は、犬養孝さんに関する資料の展示スペースになっています。先生は、日本全国の万葉ゆかりの地を歩き、「万葉風土学」を提唱した万葉集研究の第一人者。飛鳥エリアの景観の保存活動にも尽力なさいました。パネルやゆかりの品を用いて紹介しています

犬養万葉記念館 @明日香村岡-12
直筆のハガキやイラスト、愛用なさっていた雪駄なども

犬養万葉記念館 @明日香村岡-14
奥には犬養孝さんが作った「萬葉かるた」が何種類か見られました。百人一首のような形で、万葉集の歌を使ったかるたで、終戦直後の物のない時代にたばこの空き箱(憩と光)で作ったものだとか。なめらかな字で描かれています


『つばいちカフェ』さんで軽食も

犬養万葉記念館 @明日香村岡-10
1階フロアの『つばいちカフェ』さんでは、簡単な食事などもできます。中央には4人がけのテーブル席があり、天平衣装や壁に飾られた「幡」などを眺めながら味わえます。廊下沿いに2人がけの席がいくつか、暖かい季節なら中庭のテラス席も利用できます

犬養万葉記念館 @明日香村岡-16
明日香の棚田米を使った「卵かけごはん」(400円)。ごはん・お味噌汁・卵・かつおぶし・だし醤油がセットになっています

犬養万葉記念館 @明日香村岡-17
卵もぷっくりつやつや。ご飯も卵も美味しかったのですが、明日香村岡(ここのすぐご近所)で約百年も作り続けている「徳星醤油醸造場」さんの「だししょうゆ」が絶品。常備しておきたいくらいの美味しさでした!

犬養万葉記念館 @明日香村岡-19
こちらは、明日香村の棚田米をトマトソースを使って炊き込んだという「オムライス」(700円)。シンプルですが、じんわりと美味しいです

犬養万葉記念館 @明日香村岡-20
地元で作った大きなおあげがのった「きつねうどん」(500円)。関西風の甘味の強いものではなく、素朴な旨味が染み出てくるような上品なお味でした。おあげが大きいので満足感がありました!

犬養万葉記念館 @明日香村岡-21
中庭部分にはテラス席もあります。暖かい時期にこんな席でお茶をいただいたら気持ちよさそうですね。また、すぐ近くに超人気店『cafeことだま』さん(紹介記事)もありますので、そちらで食事するのもお勧めです



■南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館

HP: http://inukai.nara.jp/
住所: 奈良県高市郡明日香村岡1150
電話: 0744-54-9300
定休日: 水曜
営業時間: 10:00 - 17:00
入館料: 無料
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 奈良交通飛鳥周遊バスで「岡寺前バス停」下車、徒歩1分


■参考にさせていただきました

犬養万葉記念館 |村内施設情報
犬養孝 - Wikipedia


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