2014-09-08

鑑真和上と中秋の名月を愛でる『観月讃仏会』@唐招提寺

鑑真和上と中秋の名月を愛でる『観月讃仏会』@唐招提寺

「中秋の名月」の日、奈良市・唐招提寺で行われる『観月讃仏会(かんげつさんぶつえ)』へ行ってきました。夜の境内が無料公開され、普段は拝観できない御影堂前庭も公開に(有料)。建物の縁側部分に腰掛けて、のんびりと大きな満月を眺められる素敵な夜でした。以前よりも写真撮影のルールは厳しくなりましたので、注意点なども書いておきます。


三脚禁止・御影堂庭園内は撮影禁止に

毎年の「中秋の名月」の日、鑑真和上ゆかりの名刹「唐招提寺」で『観月讃仏会(かんげつさんぶつえ)』という法要が行われます。

唐招提寺の本堂である「金堂」、そして鑑真和上をお祀りする「御影堂」前庭が公開され、ゆったりと満月を眺められる素敵な夜です。夕方から駐車場・拝観料ともに無料となり(御影堂前庭は有料)、たくさんの参拝客で賑わいます。

私たちは、以前にも観月讃仏会の日にお詣りして、その幻想的な光景に感動したことがありました。中秋の名月の日には、奈良県内各地でさまざまな行事やイベントがあるため、4年ぶりに参加させていただきましたが、以前とはだいぶ参拝のルールが変更になっていました。


観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-03

参拝者入口となる「南大門」のところにあった注意書き。「境内三脚使用禁止」「堂内撮影禁止」。金堂の基壇上でのカメラの使用は、係の方が注意なさっていました。しかし、これを基壇の下からなら撮影してもいい……と受け取っている方も少なくありませんでしたが、仏様の写真は撮影禁止です。お気をつけください

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-04
御影堂への入場窓口にあった注意書き。「御影堂庭園内は撮影全面禁止」になっていました。東山魁夷画伯の襖絵などはもちろん、お庭から満月を撮影することも禁止です。残念な限りですね


名刹の境内から中秋の名月を眺める贅沢さ!

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-01
この日、私たちが到着したのは18時15分ごろ。駐車場はまだいくらか空きがありました。金堂前では法要が営まれ、読経の声が響いていいました

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-02
別角度から。これまでに何度もお詣りしてきた金堂ですが、そのたびに感動しています。 明かりが灯った金堂内に、廬舎那仏坐像・千手観音立像・薬師如来立像の三尊の国宝仏がおわす姿は本当に美しいんです!

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-05
まだ空に明るさが残っている時刻。次第に暮れゆく空をぼんやりと眺められるのも贅沢ですね

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-06
鼓楼と中秋の名月。この日はお天気も良く、翌日にスーパームーンとなるという、絶好のお月見日和でした。なお、「中秋名月」は現在の暦では毎年変わります。2014年は9月8日と早く、来年2015年は9月27日となるそうですので、事前に確認しましょう

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-08
鎌倉時代に建てられた重文建築物「礼堂(らいどう)」。ここの縁側部分に腰をかけて、月が上がるのを待ったりできます。普段から腰掛けて休めたりしますが、「唐招提寺の境内で月を待ちながら空を見上げている」というだけで、あまりにも嬉しすぎてワクワクします!境内はたくさんの参拝客でざわざわしていますが、特別な時間が過ごせます

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-09
月を待っていると、国宝「宝蔵(ほうぞう)」の上に満月が顔を出しました。

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-10
鼓楼の上に輝く満月。三脚が使用できないため、写真撮影はかなり難しいです。今回、カメラの調子が悪かったこともあって、残念ながらきれいな写真は撮れませんでした

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-11
礼堂から一段高い場所にある「開山堂」。国宝「鑑真和上坐像」は、1963年に御影堂に移るまで、このお堂に祀られていたそうです。現在のものは、鑑真和上1250年忌に合わせて制作されたお身代わり像です

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-12
礼堂の北側部分に灯りがともりました。ここは「東室」と呼ばれる部分で、修学旅行生さんがここで食事をしたりするそうですから、何か関係者さんで利用されるのかもしれません(礼堂の紹介記事


御影堂のお庭からのんびりお月見できます

この日、特別公開される「御影堂(みえいどう)」前庭部分(拝観料500円)。残念ながら、写真撮影は禁止になったため、画像などはありません。

御影堂の建物は、もとは興福寺・一乗院宸殿の遺構で、明治以降は県庁や奈良地方裁判所庁舎として使われてきましたが、1964年、現在地へ移築されました。国宝「鑑真和上坐像」が安置されており、東山魁夷画伯のふすま絵や障壁画で飾られています。

観月讃仏会では、御影堂の堂内に上がることはできません。お庭部分かから遠目に眺めることになります。以前は鑑真和上坐像のお厨子が開いていて、ほんのわずかですがお姿が拝見できたと思いましたが、この日はぴたりと閉ざされていました。しかし、青が美しい襖絵はじっくりと拝見できます!遠目にもその迫力は十分に伝わってきますから、機会があればぜひご覧ください。

なお、御影堂に付随する建物があり、ここの縁側部分でも腰掛けてのんびり月を眺められます。カメラで撮影できないのは残念ですが、その分だけじっくりとお月見できますから、これも悪くありませんね。


観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-07

「御影堂」への道も、足元がほのかに照らされていました。


夜の金堂の三尊像。夢のように美しいです

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-13
21時で閉門となりますが、その直前まで金堂前はたくさんの人で賑わっていました

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-15
遠目から

観月讃仏会2014@唐招提寺(奈良市)-16
金堂と満月



■唐招提寺(観月讃仏会)

HP: http://www.toshodaiji.jp/
住所: 奈良県奈良市五条町13-46
電話: 0742-33-7900
宗派: 律宗(総本山)
本尊: 廬舎那仏(国宝)
創建: 759年
開基: 鑑真
拝観料: 600円(新宝蔵は別途100円)
拝観時間: 8:30 - 17:00
駐車場: 有料駐車場あり(500円)
アクセス: 近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩10分


■唐招提寺 観月讃仏会

HP: http://www.toshodaiji.jp/about_autumn.html
開催日: 「中秋の名月」の日(年によって変動します)

※「観月讃仏会」当日は、夕方から駐車料・拝観料は無料になります。御影堂の参拝は「500円」必要です


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