2011-08-15

国宝・東塔の大工事が始まる直前の『薬師寺』@西ノ京

国宝・東塔の大工事が始まる直前の『薬師寺』@西ノ京

間もなく国宝・東塔の解体修理が始まる『薬師寺』。2011年8月下旬から、東塔を覆う素屋根の工事が始まり、2018年12月までかかる大修復工事になります。工事前の最後に、その姿を目に焼き付けてきました。


2011年8月下旬、東塔を素屋根が覆います

8月15日のお盆期間、「盂蘭盆会」という法要が行われていた『薬師寺』へお参りしてきました。


●薬師寺に関する過去の記事

美しい銅造仏と「あおによし」のお寺『薬師寺』
「東塔特別開扉」と「天武忌・万燈会」@薬師寺
東院堂で幻想的なプラネタリウム!『薬師寺』@西ノ京


薬師寺にはこれまでにも何度もお詣りしてきましたが、ずっと予定が伸び伸びになっていた国宝・東塔の解体工事が、ついに始まります。

●東塔を覆う素屋根の建設工事が2011年8月末からスタート
●素屋根完成が2012年3月
●全ての工事が完成するのは2018年12月予定



薬師寺東塔の保存修理事業は奈良県が薬師寺から委託を受けて実施していますが、いよいよ八月下旬に、東塔を覆う素屋根建設工事に着手することになりました。素屋根の完成は平成二十四年三月の予定です。
素屋根は、解体工事中に東塔を保護するとともに作業用足場ともなるもので、構造は鉄骨造、東塔をすっぽりと覆うために総高は四十二.五メートルの巨大な建築物となります。
素屋根の完成後は、一旦東塔の建物全部を解体したあと、傷んで再使用に耐えない木材を取り替えるなどの措置を施したのち、元通りに組み立て直します。平成三十年十二月にすべての工事が竣工する予定で、それまでの間東塔を見ていただくことができなくなり、大変ご迷惑をおかけしますが、貴重な文化財を後世に伝えるために必要な事業でありますので、その趣旨にご理解を賜りますようお願い申し上げます。

奈良県文化財保存事務所


「素屋根建設工事のお知らせ」より


凛々しくそびえる東塔の姿が観られるのもこれが最後、次は2018年まで待たなくてはいけませんので、じっくりとその姿を拝んできました。


薬師寺東塔(工事前)@西の京-01

奈良県文化財保存事務所から「素屋根建設工事のお知らせ」。東塔を覆う素屋根の建設工事は2011年8月末から始まり、工事が終わるのは2018年12月。7年もかけての大工事が始まります

薬師寺東塔(工事前)@西の京-03
西塔脇の、東塔がよく見える位置に立つ、歌人・会津八一の歌碑。「すゐえんの あまつをとめが ころもでの ひまにもすめる あきのそらかな」。薬師寺東塔の水煙の乙女たちの衣の袖の隙間からも、秋の空が澄みきって見えるなぁ、というような意味です。季節は違えど、東塔の水煙にを見上げたくなる歌ですね

薬師寺東塔(工事前)@西の京-04
一方、こちらは東塔脇にある佐佐木信綱の歌碑。「ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一(ひと)ひらの雲」。薬師寺は東塔しか残っていないような時期が長かったため、やはり東塔が詠われます

薬師寺東塔(工事前)@西の京-05

薬師寺東塔(工事前)@西の京-06

薬師寺東塔(工事前)@西の京-07

薬師寺東塔(工事前)@西の京-08

薬師寺東塔(工事前)@西の京-09

薬師寺東塔(工事前)@西の京-10

薬師寺東塔(工事前)@西の京-11

薬師寺東塔(工事前)@西の京-12

薬師寺東塔(工事前)@西の京-13

薬師寺東塔(工事前)@西の京-14


金堂・西塔などの写真も簡単に

薬師寺@西の京-01

薬師寺@西の京-02

薬師寺@西の京-03

薬師寺@西の京-04

薬師寺@西の京-05

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薬師寺@西の京-07

薬師寺@西の京-08



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■薬師寺

HP: http://www.nara-yakushiji.com
住所: 奈良県奈良市西ノ京町457
電話: 0742-33-6001
宗派: 法相宗大本山
本尊: 薬師三尊像(国宝)
創建: 680年
開基: 天武天皇
拝観料: 500円(「玄奘三蔵院伽藍」公開時は800円)
拝観時間: 8:30 - 17:00
駐車場: 有料駐車場あり(普通車500円)
アクセス: 近鉄「西ノ京駅」下車すぐ










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