2008-03-10

東大寺「お水取り」で火の粉を浴びました!

二月堂-お水取り

3月10日月曜日、東大寺の二月堂で行われている『お水取り(修二会(しゅにえ))』を見に行ってきました。この季節にしては暖かな一日でしたし、間近で迫力のある儀式が見られて楽しかったですね~。


「お水取り」はとにかく混む!

おさらいをしておきますが、「お水取り」とは正式には「修二会(しゅにえ)」という儀式です。

 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によってはじめられたと伝えられます。以来一度も途絶えることなく続けられ、平成13年(2001)には1250回を数えました。

 この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。また二月堂の名もこのことに由来しています。

 行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、参集した人々をわかせます。このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになりました。


毎年「3月1日~14日」まで行われますが、その本番の12日には、2~3万人の見物客が押し寄せるそうです。二月堂前には約3000人強の人が集まれるスペースはあるそうですが、その10倍近い観光客がやってきては仕方ありません。警察に誘導されて、暗い中を歩きながら見物することになってしまうのだそうです。

そんな環境にはとても耐えられませんので、敢えて平日を選んで行ってみたのですが・・・、平日だってかなりの人でしたよ(笑)

夜7時からお水取りは始まるのですが、6時前に着いた時には、すでにかなり埋まっていました。何とか最上段の端のスペースを確保できたのですが、後から後から人がやって来て、間もなく初詣みたいな大混雑になっていましたから。

これからお水取りに行かれる方で、それなりにいい場所で見物したいと思うのであれば、、、、


・1時間半前くらいまでには到着しておいた方が安全(週末はもっと厳しい)。
・二月堂の目の前の芝の場所を確保するのであれば、ビニールシートなどは必須。かなり冷えるので、空気を入れて膨らますクッションなどもあればなおGOOD!
・寒くてトイレも近くなると思いますが、ものすごい混雑でトイレに行く道も塞がってます。早めに済ませておいて、あとは我慢です!
・本当に間近で見るのであれば、いい上着を着ていくと火の粉がかかって穴が空くかも。上着を裏返して着るという裏技を駆使している方もいらっしゃいました


それにしても、かなりの人込みになりますので、防寒対策と十分な覚悟だけはお忘れなく!


二月堂-お水取り-01

お水取りは7時スタートですが、6時少し前に到着した時点ですでにこの人の多さ!このくらいの時間帯なら、一番上まで上がってもまだスペースは見つけられます

二月堂-お水取り-02
6時20分くらいになると、全く空いたスペースは見当たらなくなっています

二月堂-お水取り-03
6時半過ぎの様子。まるで初詣の風景のようですね!意外と最上段は余裕があるんですが、もうそこまで辿り着くことは不可能です

二月堂-お水取り-04
7時前、間もなくライトが消え、お水取りの儀式がスタートします。それにしても・・・これでも平日の月曜日なんですが、予想以上の人出でした

二月堂-お水取り-05
お水取りの本番直前の二月堂。上では慌しく準備が進められていて、たまにアナウンスなども入ります


動画でも伝えきれない臨場感!

お尻から伝わってくる寒さと戦うこと1時間、照明が落とされて、やっとお水取りが始まります!

お水取りの雰囲気は、まずは相方が撮影した1分半ほどのビデオ映像をご覧ください。お松明の燃えさかる炎と飛び散る火の粉が美しいだけではなく、鐘の音が鳴り響き、拍子の音が盛り上げ、観客の歓声が上がる。この臨場感は動画の方が良く伝わると思います。



私もお水取りを見るのは初めてだったのですが、意外といいものなんですね。基本的に人が多くて待ち時間の長い、お祭りとか宗教儀式には興味がないタイプなんですが、火の粉が掛かるほど間近で見たお水取りは、本当に楽しかったです!動画や写真では伝わらない人の熱気や、お松明の焦げた匂い、次第に煙が辺りをおおってくる様子など、実際にその現場に行かなければ感じることができない感動でしょう。

あとは、少しでも空いてくれれば嬉しいんですが・・・、毎年毎年、観光客が増え続けているそうですので、ムリな相談なんでしょうね(笑)

二月堂-お水取り-06
二月堂向かって左手にお松明が登場。ここでしばらく見得を切る(?)ように時間をかけます。真下にいると火の粉でスゴイことになります

二月堂-お水取り-07
タイミングに合わせて、お松明は舞台を右手へ走り抜けます。今回はほぼ最前列で見学できたため、火の粉の美しさや匂い、観客のどよめきなどが近く感じられて、かなりの迫力でした!

二月堂-お水取り-08
舞台の右端まで来ると、ここでもう一度見得を切ります。最後なので、火の粉を全て落とそうと振り方も豪快に。中には塊のまま丸ごと落下したものもありました(笑)

二月堂-お水取り-09
1日に計10本のお松明が登場します(本番当日は11本)。迫力のある写真が撮れたり失敗したり・・・

二月堂-お水取り-10
今回のベストショット。お松明の華やかさとスピード感が表れていますね

二月堂-お水取り-11
途中でやや風向きが変わり、火の粉がコチラに向かって落ちてきました


お水取り後も雰囲気タップリ!

お水取りの儀式は、約30分ほどで終わります。その後は、普段はなかなか見る機会の無い「夜の二月堂」に上ったりできますので、余裕のある方はここで少し時間を潰してから帰った方が安全でしょう。

もちろん、数ヶ月に及ぶお水取りの儀式はまだ延々と続けられています。お声明が流れる中で、お堂の内部を少しだけ見ることができたりもしますので、最後までお水取りの雰囲気を楽しむのもいいですね!

二月堂-お水取り-12
30分ほどでお水取りの儀式は終了。お松明の燃え残りを持ち帰って、それを健康のお守りにする方も多いそうで、沢山の方が探していました(私達も持ち帰りました)

二月堂-お水取り-13
下の空いたスペースで準備されていたお松明たち。翌日に使用される分なのかもしれません

二月堂-お水取り-14
普段はくる機会もありませんが、夜の二月堂も常夜灯が多くてとてもキレイです。堂内からはご声明が響いてきます

二月堂-お水取り-15
二月堂から大仏殿方面へ向かう道。夜に見る景色も風情があっていいですね


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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。



■東大寺

HP: http://www.todaiji.or.jp/
住所: 奈良県奈良市雑司町406-1
電話: 0742-22-5511
宗派: 華厳宗大本山
本尊: 盧舎那仏(国宝)
創建: 8世紀前半
開基: 聖武天皇
拝観料: 大仏殿:500円、三月堂(法華堂):500円、戒壇院:500円
拝観時間: 8:00 - 17:00(季節・施設により変動します)
駐車場: 有料駐車場あり(一日1,000円程度)
アクセス: JR奈良駅・近鉄奈良駅より、市内循環バス「春日大社大仏殿前」下車、徒歩5分










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