国宝の十一面観音を観に「道明寺」へ立ち寄った際、ちょうどすぐ近くの『道明寺天満宮』で「梅まつり」を開催中とのことでしたので、こちらにも寄ってみました。

さすがに、奈良の山中の梅林のような迫力はありませんでしたが、1万坪の境内の「約80種800本」の梅が咲いているというのですから、かなりの規模です。ほぼ満開の梅を堪能してきました！

菅原道真公を祀る天満宮です

「道明寺天満宮」とは、菅原道真公などを祀る神社で、元は「道明寺」と同じ寺院でした。道真公の叔母にあたる「覚寿尼公（かくじゅにこう）」が住まっていました。

道真公ゆかりの天満宮ですから、境内には牛と梅がたくさん見られ、毎年2月初旬から3月初旬まで「梅まつり」が開催され、沢山の観光客が訪れるそうです。

また、伝承によると、この一帯は相撲の祖といわれる「野見宿祢（のみのすくね）」の所有地で、それが子孫の土師氏へ引き継がれ、菅原道真公もその子孫に当たるのだそうです。

相撲の祖といえば、奈良県民にも馴染みが深い（？）「當麻蹶速（たいまのけはや）」ですが、その相手となったのが野見宿祢です。まさかこんな所でこの名前に出くわすとは思いませんでした。色んな因縁が繋がっているものなんですね（笑）

道明寺に立ち寄ったついでに、すぐ近くにある梅の名所『道明寺天満宮』にも行ってきました。神仏分離前には同じ寺社であっただけに、徒歩3分くらいの至近距離にあります

道明寺天満宮の境内。「梅まつり」開催中のため、何軒かの屋台も営業していました。･･･が、平日の遅めの時間だったこともあり、食べ物屋さんは店じまいの後でした

道明寺天満宮の「本殿」。梅のピークでしたので、平日にもかかわらず、沢山の参拝客の姿がありました

本殿の内部の様子。いつもはもっと巨大な神社ばかり見ているためか、とても身近に感じられました

菅原道真公を祀る神社ですから、もちろん天神様のお使い「牛」もいます。悪いところを撫でると治るということですので、気になる腰を多めに撫でておきました！

境内では梅の即売会が。小さな木でも美しいですね

「藤井寺市 梅の会」の方々が主催の「盆梅展」も。毎年思うことですが、どれも手間がかかっている作品ばかりです！

盆梅展の出品作品の一部。自宅の和室に、ぜひこんな梅の木が欲しいんですけどね。。。。

手入れされた梅林に咲き誇る梅！

本殿の裏手には、「梅まつり」の会場があります。さすがに広大というほどの土地ではありませんが、キレイに手入れされていて、とても美しいものでした。やはり奈良の梅の名所と比べると、開花もかなり早めのようで2月中旬でほぼ満開になっていました。

また、梅林の中央部分には、目立ちすぎない程度の高さの橋が作ってあり、そこから全体を見渡せるようになっているのもいいですね。上から下から、色んな角度で梅を眺めることが出来ます。

「梅まつり」の会場内です（入場料は大人＠300円、中学生以下は無料）。紅白の色鮮やかな梅は、約80種800本という規模なんだとか

梅ごしに見る本殿（裏側）。なかなか美しい眺めでした

「梅まつり」会場の中央には、こんな石段が作ってあって、やや上から見渡せるようになっています

色んな梅の画像をご覧ください

ここから先は、この日撮影してきた梅の画像です。ズラズラッと並べておきますので、ご覧ください！

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■道明寺天満宮

ＨＰ:　http://www.domyojitenmangu.com/
住所:　大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
電話:　0729-53-2525
主祭神:　菅原道真、天穂日命、覚寿尼
創建:　（伝）垂仁天皇32年（西暦3年）
開門時間:　
拝観料:　境内自由（梅まつりは300円）
駐車場:　無料駐車場あり
アクセス:　近鉄南大阪線「道明寺」駅から徒歩10分