2009-02-15

3月は「西国三十三所」秘仏完全制覇の難関です!

9番札所「興福寺南円堂」

2008年秋から2年弱の間、西国三十三所霊場巡りの中興の祖といわれる「花山法皇」の没後1000年の記念して、各寺院において一斉に秘仏の御開帳が行われています。

(詳しくはコチラをご覧ください
「西国三十三所結縁ご開帳」で秘仏が続々公開!」)


私たちはこの機会を利用して「公開された全ての秘仏を見る」という、無謀ともいえる計画を立てているのですが、その大きな山場が2009年3月にやってきます。

この1ヶ月間に計画的に拝観しておかないと、実現不可能となってしまいますので、(どれだけいらっしゃるのかは分かりませんが・・・)同じことをお考えの皆さん、ぜひ綿密なプランを練っておきましょう!


(※ちなみに、3番札所「粉河寺」の秘仏公開は2008年10月で終了しています。しかし、こちらはご本尊の公開ではありませんでしたので(ご本尊は絶対秘仏です)、ここはもう諦めるしかありません)


最難関「勝尾寺」は「3月1日-3日」のみ!

特別公開されている「西国三十三所」の秘仏たちですが、その全てを見るためには、2009年3月が頑張りどころです。

「2009年3月のみ公開される」という、かなり難易度の高い秘仏が何ヶ所かあり、しかも各地域に点在しているため、まとめて周ることも難しいのです。


●大阪「23.勝尾寺」------「3月1日-3日まで」の3日間のみ

●岐阜「33.華厳寺」------「3月1日-14日まで」の2週間のみ

●和歌山「01.青岸渡寺」--「3月1日-31日まで」の1ヶ月間のみ

●京都「18.頂法寺六角堂」------「3月3日-4月12日まで」
   「19.行願寺」------「3月8日-31日まで」


3月の間に、少なくともこれだけを周っておかないと、完全制覇(?)は不可能になってしまうのです。他のお寺の場合、公開期間が長かったり、何回かあったり、近隣のお寺と公開時期が重なっていたりするため、スケジュールが立てやすいのですが、ここに挙げたお寺に関しては、それも難しいんですよね(京都は他のお寺と組み合わせ可能です)。

(詳しいスケジュール表は、「西国三十三所巡礼の旅」からリンクされているPDFファイルをご覧ください。やや見づらいのが難点です)


最も難易度が高いのが、やはり大阪「勝尾寺」のご本尊である「十一面千手観音像」でしょう。コチラは、2008年の秋に公開されていましたが(わずか合計4日間でした)、この「3月1日-3日まで」のチャンスを逃すと、もう2度とチャンスが巡ってきません。

他に挙げたお寺も、この3月を逃すとノーチャンスとなってしまいますので、岐阜から和歌山から、関西一円を飛び回らなくてはいけないことになります。どう考えても相当にヘビーな日程ですよね。


ちなみに、このハードルを乗り越えると、次の難関は「17.六波羅蜜寺」でしょうか。

公開日が「4月26日-5月6日まで」と、ゴールデンウィークのド真ん中に京都観光を行わなくてはいけないという、ある意味では親切な、ある意味ではハードなスケジュールですので、ここも覚悟が必要でしょう。


ハードですが、無理せず頑張ります

「西国三十三所を全て周る」というだけでも、かなりの難関なのですが、さらに「全ての秘仏を拝見する」となると、さすがに簡単なことではありません。私たちもどこまで出来るかは分かりませんが、無理せずに可能な範囲で頑張るつもりです!

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