2009-02-08

高井田系の極太麺が奈良に!『麺屋7.5Hz』@田原本町

麺屋7.5Hz 奈良田原本町店

自宅から比較的近い場所にありながら、これまでなかなか行く機会が無かった『麺屋7.5Hz 奈良田原本町店』さんへようやく行ってきました。

コチラは、大阪の「高井田系ラーメン」と呼ばれる極太麺の中華そばを食べさせてくれるお店のフランチャイズ店です。私は中華そば系が大好きですので、ここも間違いなく気に入るだろうと思っていたのですが、やっぱり美味しかったですね!


※ 2009/10/03 追記

「ここのところ閉まっていることが多いな」と思っていた『麺屋7.5Hz 奈良田原本町店』さんですが、今日確認してみたところ「貸店舗」の看板が貼ってありました。残念ながら閉店してしまったようです。大阪府内に数店舗ありますので、ぜひそちらをご利用ください。


大阪「高井田系ラーメン」とは?

この「高井田系ラーメン」とは、主にこのようなものを指すのだとか。


ストレート系超極太麺
布施系、高井田系ラーメンなどと呼ばれていますが純粋な大阪の醤油ラーメンです。
鶏ガラ系で昆布を使用。低加水で固めの麺ですが太いために6~8分程湯がく時間がかかります。
元もとは、近鉄「布施」駅前の関西配電(現在の関西電力)の横にあった屋台風の中華そば屋があって、住吉の師匠だったとか?今では「光洋軒」と後に中華そばを始めた「住吉」の2軒が有名ですが、「四条通りの角に出没していた中華そばの屋台」も今はありませんが、なかなかの人気店だったようです。
「e-ラーメン辞典」さんより


大阪発祥・鶏ガラの中華そば・極太ストレート麺。こう並べてみるだけでも、かなり個性的なラーメンであることが分かりますね。極太麺なんていうと「うどんみたい」とか「ゲテモノ?」などとしり込みしてしまいそうですが、続々と支店を増やすほどの人気だというのですから面白いものです。


極太麺のため、茹で時間も長めです

『麺屋7.5Hz』 奈良田原本町店さんは、橿原市と田原本町の境目くらい、24号線から千代南交差点を少し入ったところにあります。この辺りは、ラーメンチェーン店が立ち並ぶ一角ですので、やや立地的に厳しいかとも思うのですが、大丈夫でしょうか?

お店は2008年9月にオープンしたばかりですので、まだピカピカです。この日は平日の夕方の早い時間にお邪魔したため、まだ他のお客さんの姿はなく、店内は静かなものでした。

中華そばでは極太麺を使用するため、6-7分くらいの茹で時間がかかります。つまり客の回転が悪くなるため、その分だけ料金が高めになりそうなものですが、中華そばの並がたったの「@450円」!

そして、アルコール類や、しなちく・チャーシューの大盛りの注文こそできますが、チャーハンや餃子などのサイドメニューは無く、「おにぎり(@100円)」くらいしか出していないようです。

手間のかかるメニューを排除することと、客単価を上げる方向性に頑張るのと、どちらの方が経営的にプラスなのかは分かりませんが、こんな潔い姿をみると、ラーメン好きとしては応援したくなりますね。


麺屋7.5Hz@田原本町-01

2008年9月にオープンした、『麺屋7.5Hz 奈良田原本町店』さん。大阪の「高井田系ラーメン」と呼ばれる系統のラーメン店の支店です

麺屋7.5Hz@田原本町-02
麺屋7.5Hzさんの店内の様子。カウンター7席とテーブル2席ですので、決して広いお店ではありません。すぐ近くには『ラーメン藤』と『イベリコラーメン小倉優子』(元は幸楽苑でした)もあり、かなりの激戦区への出店です

麺屋7.5Hz@田原本町-03
厨房の様子。「太麺の為ゆで上がるのに多少時間がかかります」との貼り紙が見えますが、茹で時間は6-7分くらいだったでしょうか。客の回転率が落ちても太麺でいく、という姿勢が潔いですね

麺屋7.5Hz@田原本町-04
麺屋7.5Hzさんのメニュー。中華そばが「@450円」からという価格帯も魅力です。サイドメニューは「おにぎり(@100円)」くらいで、チャーハンなどは無し。小規模のラーメン専門店さんとしてはこんな選択肢もありですよね

見た目と違い、絶妙な中華そばでした

私が注文したのは、もちろん中華そば。しかもお腹が空いていたので「中華そば(中)(@600円)」をいただきました。ラーメンが出てくるまでにやはり10分近くはかかったと思います。

登場してきたラーメンは、関西には珍しいくらいの黒っぽいスープです。鶏ガラのいい香りが漂ってきて、まさに中華そばの王道的な風味でした。しかし、その中に極太の真っ白い麺が入っていると、どうしても「うどん」っぽく見えてしまいますね(笑)

麺はさすがにモチモチッとしていて、やはりラーメンっぽくはありません。しっかり噛んで飲み込みたいくらいです。やや異端にも思いますが、この麺がかなり美味しいんですよね。これだけの麺に絡ませるのですから、やはりスープもやや強めになるのも当然でしょう。意外なほどバランスがいいんです。

具材もシンプルですし、かなり荒っぽい味なのかと思いきや、決してしょう油辛すぎるようなこともなく、どこか懐かしさも感じられる絶妙な中華そばでした。

ちなみに、相方は中華そば系があまり好きではないタイプ(塩・トンコツ好き)なんですが、ここのラーメンはかなり気に入っていたみたいです。私もぜひまた食べたいと思えるだけの一杯でした!


麺屋7.5Hz@田原本町-05

この日は空腹だったので「中華そば(中)(@600円)」をいただきました。黒っぽいスープに極太麺!これだけ見るとうどんにしか見えませんね。具材もしなちく・ざく切りのネギ・チャーシューのみと、かなりシンプル。かなり美味しかったです!


「塩そば」は良くも悪くもベーシック

一方、相方が注文したのは「特製 塩そば(@550円)」です。こちらは澄み切ったキレイなスープと細麺の、かなりベーシックな塩でした。鶏がらの香りがいいのですが、最初からやや強めにコショウが振ってあるため、ここはちょっとマイナスポイントだと思いました。

個人的には、せっかく麺屋7.5Hzさんに行くのであれば、やはりインパクトのある中華そばをオススメしたいですね。

ちなみに、ぱーぷる別冊「奈良のらーめん道 2009年版」掲載店舗で、本を持参すると100円の割引きが受けられますので、お忘れなく!


麺屋7.5Hz@田原本町-06

こちらは「特製 塩そば(@550円)」。隣のおにぎりは@100円です。鶏がらのスープにコショウが効いた、かなりスッキリタイプの塩でした。こちらは打って変わってかなりの細麺です。茹で上がりも早いので、急いでいる方はコチラをどうぞ

麺屋7.5Hz@田原本町-07
塩そばのアップ。脂っけもほとんど感じない澄んだスープです。さっぱりと美味しいのですが、さすがに看板メニューの中華そばほどのインパクトはなく、ベーシックな味わいでした

麺屋7.5Hz@田原本町-08
関西基準で考えると、ややしょう油辛いと思われる方もいるかもしれませんが、私は全く気になりませんでした。スープの最後の一滴まで飲み干してます!



大きな地図で見る


■麺屋7.5Hz 奈良田原本町店

HP: http://www.geocities.jp/menya9_9/
住所: 奈良県磯城郡田原本町千代43-1
電話: 0744-33-3900
定休日: 月曜日
営業時間: 11:00-25:00
駐車場: 数台分あり


麺屋7.5HZ 奈良田原本町店 (ラーメン / 笠縫)
★★★★ 4.0






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