2015-01-25

京都発の進化型『台湾ラーメン KIYOちゃん』@広陵町

京都発の進化型『台湾ラーメン KIYOちゃん』@広陵町

広陵町役場の近くにオープンした『台湾ラーメン KIYOちゃん』。京都府城陽市『ラーメン屋台』さんからの暖簾分けで、一般的な台湾ラーメンを独自に改良したものが人気だとか。キーワードは「鶏ガラ醤油・ニンニク入り・辛さ控えめ・タマネギの甘味」など。いかにもB級テイストの、とってもクセになるラーメンがいただけました!


「台湾ラーメン 奈良初上陸」とは?

北葛城郡広陵町に、2014年11月にオープンしたラーメン店『台湾ラーメン KIYOちゃん』。

広陵町役場から徒歩3分ほどの商業ビル「広陵プラザ」で、以前は『らーめん庵』さん(紹介記事)が営業なさっていた場所になります。

店名からして台湾ラーメン押しですが、店前に手描き文字で「台湾ラーメン 奈良初上陸」とありました。「他のお店でも食べられるし、初上陸は言い過ぎじゃないか?」などと思いますが、これは私たちが知っている台湾ラーメンとは別系統に進化したものなのです!


台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-01

広陵町役場の近く「広陵プラザ」の1階にオープンした『台湾ラーメン KIYOちゃん』。真っ赤な看板が目印です。よく見ると、暖簾の「台」の文字がラーメンを食べている風に。凝ってますね!

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-02
店内の様子。昔ながらのラーメン屋さんの雰囲気です。カウンター10席、テーブル4席くらいです


京都府城陽市『ラーメン屋台』から暖簾分け

こちらは、京都府城陽市の城陽郵便局前にある『ラーメン屋台』さん(食べログ)からの暖簾分けになります。

台湾ラーメンで有名になったお店ですが、店長さんのお話では、今から30年ほど前、名古屋名物となった台湾ラーメンを食べて、それを関西でも提供しようと考えたのが始まりだったとか。しかし、名古屋のあの辛くて濃い味はなかなか受け入れられず、タマネギの甘みを利かせて辛味も抑えるなど、次第にまろやかな現在の味に進化していったのだそうです。

●暖簾分け1号店 京都市南区『ラーメン屋台 吉祥院店』さん(食べログ
●暖簾分け2号店 木津川市『台湾ラーメン 大ちゃん』さん(食べログ

暖簾分けの3号店として、2014年11月、奈良に初登場したのが『台湾ラーメン KIYOちゃん』です。

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-03
お店の経緯を記したプリントが店内に貼ってありました。京都で独自に進化した台湾ラーメンは、地元の方たちから愛される味として定着しているとか。京都の台湾ラーメンが「奈良県初上陸」ということですね


関西に合うように、独自に進化した味

一般的な「台湾ラーメン」(Wikipedia)は、豚挽き肉・ニラ・ねぎ・モヤシなどを辛く炒め、ニンニクの効いた醤油ベースのラーメンにかけたものです。愛知県名古屋市の台湾料理店『味仙』さんが発祥とされています。

しかし、KIYOちゃんで提供される台湾ラーメンは、それとは違った系統の一品です。

「スープは鶏ガラ豚骨ベース。具材は、ミンチ・たまねぎ・唐辛子・ニラなど。ニンニクが効いていて、辛さは控えめ。たまねぎの甘さが強い」

かなり独自に進化していることが分かります。


台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-04

店内の「台湾ラーメンってどんなラーメン!?」という説明。名古屋のものとはだいぶ違っています。独自メニューも色々あって、隣に見える「水ギョーザ7個(@280円)」なんて、かなりそそられますね!


おでん・水餃子・茶卵などのメニューも

ラーメンメニューには、すべて小中大の3サイズあります。「中=1玉」ということですので、基本の中サイズのお値段を紹介しておきます。

●ラーメン(@560円) ●みそラーメン(@720円) ●チャーシューメン(@730円) ●台湾ラーメン(@610円) ●台湾ラーメン 焼豚(@720円) ●台湾ラーメン みそ(@740円)

ご飯物は「ライス(@150円)」(1杯までおかわり自由)のみと、かなりシンプル。基本的に、台湾ラーメンは味が強めですから、白ご飯が一番合うのかもしれませんね。

お昼には、ラーメン+ライスにプラスした「おでん定食」「定食Aセット(ミックスフライ)「定食Bセット(水餃子5個)」などもあるそうです。


台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-05

『台湾ラーメン KIYOちゃん』のメニュー。ラーメンの一番人気は「台湾ラーメン 焼豚」だとか。台湾ラーメンの味噌味があるのが、ちょっと新鮮でした

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-06
お店の一角には「おでん(@100円)」と、ジャスミ茶の風味がある台湾名物「茶卵(@100円)」も。この日はあまりお腹に余裕がなかったので試しませんでしたが、リーズナルブな水ギョーザも含め、いろいろと食べてみたいですね


進化した台湾ラーメン!クセになります

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-07
『台湾ラーメン KIYOちゃん』の「台湾ラーメン 焼豚(@720円)」。スープが赤くもなく、ピリ辛のそぼろ状お肉も少なめで、見慣れた台湾ラーメンとはまったく違ったルックスです。大量にタマネギが入っているのが特徴的です。スープは上下の層に分かれているので、そのまま飲まず、しっかりとかき混ぜてからいきます

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-08
お行儀が悪いようですが、和えそばのような状態にしてから食べ始めます。シンプルな鶏ガラ醤油味、ニンニクもそれなりで、辛さは穏やか。タマネギの甘みが立っているので、本当にまろやか。やや頼りなげな柔らか麺も、全体のB級テイストに合ってますね。クセになる味です!

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-09
こちらは「台湾ラーメン みそ(@740円)」。味噌はチャーシューが乗ったもののみ提供されています。ニラとゴマがたっぷり入った味噌ラーメンは、私はあまり馴染みがないので新鮮でした。味はやや濃い目。白ご飯が欲しくなります

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-10
麺は醤油と同じもの。印象としては「辛さ控えめのスタミナ味噌ラーメン」という感じですね。しっかりニンニクは効いています

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-11
卓上には、辛味ダレやラーメン醤油などが置いてあり、辛いものがお好きな方は追加できます

台湾ラーメン KIYOちゃん@広陵町-12
ペロリと完食しました!私はたまねぎの甘みが大好きなので、圧倒的にノーマル台湾ラーメンが好みでした。B級テイストのクセになる味ですので、ぜひお試しあれ!



■台湾ラーメン KIYOちゃん

住所: 奈良県北葛城郡広陵町南郷578-6 広陵プラザ
電話: 0745-55-5807
定休日: 火曜日
営業時間: 11:00-14:30、17:00-21:00
駐車場: あり
アクセス: 広陵町役場から徒歩3分ほど


●【食べログ】の該当ページへ

KIYOちゃん台湾料理 / 築山駅大和高田駅松塚駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5






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