2008-09-08

京都たかばし発祥のチェーン店『第一旭』@田原本

第一旭「ターロー」@田原本店

京都駅近くの「たかばし」に本店を構える『第一旭』さん。個人的には、そのお隣にある『新福菜館』さんのファンのため、まだ本店ではまだ一度も食べたことがありません。

また、全国にフランチャイズがあるようなんですが、似たような店名の全く無関係なお店があるとされていたり、かなりややこしいことになっているため、フランチャイズ店でも一度も食べたことがありませんでした(記憶に無いだけで、一度くらいは食べてるかもしれませんが・・・)。

この日、フラッと出かけた帰り道にあった『第一旭 田原本店』さんへ入ってみることにしました。


「約80店舗」展開のチェーン店

第一旭さんのホームページによると、京都を中心に関西圏・中部圏など、直営店・フランチャイズ店合わせて「約80店舗」を展開しているのだそうです。そのラーメンの特徴はコチラ。



「京都は薄味」と言われていますが、実はコクがあって濃厚です。

国産豚骨のみから炊き出された出汁に、京伏見の老舗で醸造された生醤油を合わせます。豚骨スープは、博多を代表とする白濁した白湯(パイタン)スープだけではありません。第一旭は、白く濁る前の旨味だけが出ているほんの一瞬に取れる清湯(チンタン)スープを取ります。

渋味・臭みが出る前の状態のスープは、ニンニク、野菜等の臭い消しを必要とせず、豚骨100%でスープを出すことが出来るのです。スープの表面を覆うキラキラッとした油の粒がラーメンの命であり、何より新鮮な出来たての証拠なのです。

麺の固さはもとより、スープの脂っこめ、さっぱりめ。醤油の濃いめ、薄いめ。焼豚の赤身、白身。ネギ大盛、モヤシ大盛。全て無料でお作りします。600円も頂くのですからご満足いただけるよう、遠慮は無用です。一杯のラーメンで幸せになって頂くために、贅沢なラーメンを目指します。

「第一旭」HPより


これを読んでいるだけでお腹が鳴ってきそうな、とても魅力的な文言です。ただし、ネット上の評判を見てみると、フランチャイズ店の統制が取れず、独自に色んなことを始めたりしているという情報もあったりして、チェーン展開の難しさを感じますね。

今回、お邪魔した田原本店さんもフランチャイズ店だと思いますが、小さなお店が何軒も入店する商業ビルの、意外なほど小さなお店でした。「メニューなどは撮影しないでくださいね」とのことでしたので、今回は外観とラーメンの画像だけ掲載しておきます。

第一旭@田原本店-01
京都駅近くの「たかばし」発祥のラーメン店としてチェーン展開している『第一旭』さん。食べるのは初めてです。今回は24号線沿いにある田原本のお店へ行きました。小規模店舗が多数入居する商業ビルの一角にあります


スープはかなり美味しいのですが・・・

私が注文したのが、最も基本のラーメンであるにもかかわらず、何故か「スペシャル(@700円)」という名前の一品です。豚骨の出汁のスープとのことですが、何の臭みも無く、ごくごくベーシックなクセのない醤油味という印象でした。

こう書くと、気に入らなかったように見えるかもしれませんが、私は何の変哲も無い醤油ラーメンが大好きですので、このスープは満足できました。

ただし、麺の茹で時間が長すぎたんだと思いますが、いくらなんでも柔らかすぎでしたね・・・。ここの茹で方は、大きめの釜に人数分の麺を投入し泳がせるというタイプで、それ自体はとてもいいことだと思います。それが原因かは分かりませんが、これでは台無しですね(厨房を担当していたのは若い男性でした)。

さらに言うと、チャーシューがパサパサで堅すぎです。鉢いっぱいに5枚ほど敷いてあるのは嬉しいのですが、途中ですっかり飽きてしまいました。

ラーメンも日によって当たり外れがあるものですし、フランチャイズによってバラつきがあるのも仕方ないと思います。しかし、本店のホームページにあったような「麺の固さはもとより、スープの脂っこめ、さっぱりめ。醤油の濃いめ、薄いめ。焼豚の赤身、白身。ネギ大盛、モヤシ大盛。全て無料でお作りします。」というサービスをやっているような様子もありませんでしたし、のれん分けするならするで、もうちょっとしっかりと管理して欲しいと思ってしまいました。

第一旭@田原本店-02
私が注文した「スペシャル(@700円)」。最も基本の醤油の並ですが、何故かこの名前です(笑)。チャーシューが5枚ほどと刻みネギのトッピングの、かなりベーシックな醤油ラーメンですね。スープは普遍的な味で美味しかったです

第一旭@田原本店-03
麺は中細ストレート。毎回こうなのか分かりませんが、やや柔らかくなりすぎで、好み的にはイマイチ・・・。また、チャーシューも堅めで、全くお肉のジューシーさが感じられないタイプでしたので、コチラもイマイチ・・・


名物「ターロー」も甘すぎかな?

一方、相方が注文したのが、第一旭名物の「ターロー(@900円)」です。

これは「味付けバラ肉」がトッピングされているもので、食感は「豚の角煮」に近い感じ。甘辛いというよりも、さらに甘さが勝っている感じです。これを単品で食べると、適度に喉が渇く感じがあって、ビールのアテとしては最高かもしれません!

ただし、ラーメンのトッピングとしては、いくらなんでも甘みが強すぎて、個人的には苦手でした。ラーメン全体に焼肉のタレを混ぜたような、しつこい甘さが染み出してきてしまい、スープを飲み干す以前に、ラーメンをすするのも途中でつらくなりそうです・・・。

私は苦手に感じましたが、このラーメンの熱心なファンも全国に数多くいるんですから、人の好みって色々ですね。ぜひ一度お試しください!

第一旭@田原本店-04
相方が頼んだ、第一旭名物の「ターロー(@900円)」。ターローとは「味付けバラ肉」のことで、かなり甘めに煮付けられた角煮のような感じです。フルフルッとした食感で、これ自体はかなり美味しかったですね!

第一旭@田原本店-05
スープにはターローの味が染み出ていて、とっても美味しそう・・・なんですが、これがかなり甘い!ラーメンに焼肉のタレを投入した感じでした。個人的には、ターローでビールを飲んで、〆にラーメンを食べたい気分です(笑)



大きな地図で見る


■第一旭 田原本店

住所: 奈良県磯城郡田原本町唐古323-4 中和ビル
電話: 07443-3-0847
定休日: 火曜日
営業時間: 11:00 - 22:00
駐車場: あり






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