2008-11-15

意外と美味い「290円」中華そば『幸楽苑』@橿原

幸楽苑(橿原店)-中華そば

この日、あまり乗り気ではない相方を説き伏せて、橿原市にあるチェーン店『幸楽苑』さんへ行ってきました。コチラは、中華そばが1杯「290円」という、格安をウリにしているお店ですが、個人的にとっても懐かしいタイプの味で、かなり好きなんです。

※ 2009/03/20 追記

橿原店は2009年初めに閉店、『イベリコラーメン 小倉優子 橿原店』になりました。『幸楽苑』さんは、奈良県内には天理店・奈良店がありますので、そちらをご利用ください。

※ 2012/01/30 追記

橿原店に続いて、天理店も閉店に(「ごはん処 やよい軒」になりました)。これでついに奈良県内から店舗が消えてしまいました。安くて懐かしい味で、個人的に好きだったんですが、関西ではあの味は厳しいのかもしれませんね。残念です!


全国400店舗を展開する激安チェーン

『幸楽苑』さんとは、「昭和二十九年創業」の、福島県会津若松市が発祥のラーメンチェーン店です。まだ関西進出は始まったばかりですので、奈良県内にはわずか3店舗と、まだそれほど多くはありませんが、今では全国に400店舗を展開しているのだとか。

ラーメンの味としては、「喜多方ラーメン」に近いタイプの中華そばです。2006年に中華そばの値段を、それまでの390円から「290円」に一斉値下げし、大きな話題になりました。


幸楽苑(橿原店)-01

全国で400店舗を展開している『幸楽苑』さん(橿原店)。現在、奈良県内には3店舗あります。「昭和二十九年創業」「多加水熟成麺」「中華そば290円」の文字が躍る、安価なラーメンを食べさせるタイプのチェーン店です

幸楽苑(橿原店)-02
幸楽苑さんのメニュー。店の外には堂々と書いてあった290円の「中華そば」も、店内メニューの中では一番右下にコッソリと書いてあるのみ。隣の「醤油とんこつらーめん」が490円ですから、200円の価格差は大きいですね

幸楽苑(橿原店)-03
中華そばの安さで誘ってサイドメニューで稼ぐ戦略のため、それ以外のメニューは驚くほど安い・・・というワケではありません。まぁ、十分に安いので、ここまで店舗数を伸ばしてきているんですけどね

幸楽苑(橿原店)-04
幸楽苑さんの店内。最近できたお店は全てこの白と黒のパターンのようです。シンプルで清潔です


懐かしい「中華そば」は意外と美味!

幸楽苑さんの中華そばの味は、喜多方ラーメンっぽい、完全に「関東以北」の味ですね。関西の方にとっては、やや醤油辛い印象を受けるかもしれません。

幸楽苑の橿原店は、すぐ隣に東海地方発の「藤一番ラーメン」があります。この日は夜中に近い時間にお邪魔したのですが、明らかに藤一番さんの方が繁盛してました。やはり、喜多方系ラーメンの関西進出(それも多店舗展開)には、それなりに苦労があるのかも。

しかし、私個人的には、元が関東圏(北陸ですけどね)の味覚で育ちましたし、やや醤油が強いくらいのラーメンは、昔懐かしい味わいで大好きなんですよね。子供の頃、お出かけの途中のドライブインで食べたラーメンが、まさにこれに近いような味だったのです(もっとヒドかったんですが・・・)。

こんなこともあって、世の中の評価は「ただの格安ラーメン」ということになってしまうのかもしれませんが、個人的にはかなり好きなタイプのラーメンですし、それなりに高評価です。もちろん「290円という値段としては」という条件付きですが、麺にしろスープにしろ、全く文句をいうつもりはありません。

もう少し評価されてもいいような気もしますが、目の前で食べていた相方の反応を見ると、なかなかそういうワケにもいかないのかもしれませんね(笑)


幸楽苑(橿原店)-05

幸楽苑さんの「中華そば(@290円)」。チャーシューはペラペラだし、中華そばらしいシンプルな具材はやや貧相に見えますが、決して不味いものではありません。喜多方ラーメン系の「お値段以上」の味だと思います!個人的にかなり好きですね!

幸楽苑(橿原店)-06
中華そばのアップ。麺はオリジナルの「多加水熟成麺」とのことですが、中太縮れ麺で、これも好きなタイプですね。ただ、この太さならもうちょっと腰があってもいいかとも思います。でも、この価格であれば、全く文句をいう気もおきません

幸楽苑(橿原店)-07
関西の味から比べると、やや「醤油辛い」スープですが、喜んで飲み干してます。ガラ炊き・魚介ダシ・野菜ダシのトリプルスープとのことで、スープも値段の割には意外と美味しいんですよ!


塩とチャーハンはイマイチでした・・・

ちなみに、この日、相方が食べたのは100円アップの「塩らーめん(@390円)」でした。もともと醤油好きな私からすると、こちらはそれほど魅力を感じない味で、相方の感想は
スガキヤみたい」とのこと。うーん、全くの同感ですね(笑)

(※決して「スガキヤが不味い」と言っているワケではありません。「これならスガキヤで十分だ!」という意味だとお考えください)

さらに、ここのチャーハンはイマイチです。店舗によるのかもしれませんが、チャーハンの注文を受けてから鍋をふるのではなく、攪拌ドラムのような中でグルグル廻しているところもあります。これによってお米がパラパラになるのは確かですが、味も素っ気も無い、一昔前の冷凍チャーハンのようなものになってしまうのも事実でしょう。

この値段ですから、効率などを考えれば当然の選択なのかもしれませんし、それは仕方ないことだと思います。最初からチャーハンの味には期待しない方がいいのかもしれません。

幸楽苑(橿原店)-08
相方が注文した「塩らーめん(@390円)」。麺は中華そばと一緒ですが、チャーシュー・メンマが増量されているようです。食べた感想は「スガキヤみたい」とのこと。確かにかなり似ているかも(笑)

幸楽苑(橿原店)-09
この日はチャーハンも食べました。それほどチャーハンにうるさいタイプじゃりませんが、ここのはそれほど美味しいものではありません。「お値段並み」ということで、あまり期待しない方がいいでしょう



大きな地図で見る


■幸楽苑(橿原店)

HP: http://www.kourakuen.co.jp/index.html
住所: 奈良県橿原市十市町399-1
電話: 0744-21-8010
定休日: 無休
営業時間: 11:00 - 26:00
駐車場: あり






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