吉野山中にある塩ラーメンの名店『ラーメン河』@吉野町
吉野町にある塩ラーメンのお店『ラーメン河』へ行ってきました。優しくどこか懐かしい味わいのシンプルな塩、そして名物になっている「まぐろ丼」「とり丼」、全て満足度が高かったです!
吉野の山奥の、昼間のみ営業のお店です
吉野郡吉野町にある『ラーメン河』さん。奈良県内でもかなり辺鄙なところにありながらも、美味しい塩ラーメンがいただけると評判のお店です。奈良市内からはかなり遠いですし、現在の営業時間は昼の11時半~14時までのみですから、かなりレア度の高いお店ですね。
私たちは吉野にはよく来ているため、お店に何度か伺ったことがありましたが、そのたびに定休日だったり、営業時間内でもスープが無くなって売り切れになってしまったりしていたため、ようやくいただくことができました。
ラーメン河さんの店舗は、かなり分かりづらいところにありますのでお気をつけください。169号線で吉野川を渡った「宮滝大橋南詰」交差点を南へ入り、黄色いラーメンののぼりが見える角をすぐに右折。寂れた川沿いを400mほど進むと到着します。とても店舗があるようには思えない細い道を通りますが、勇気を持って進んでください(笑)
吉野町の『ラーメン河』さんは、169号線「宮滝大橋南詰」交差点を南へ入り、この黄色いのぼりが見える角をすぐに右折します。営業時間は昼の11時半~14時まで。なかなかレア度が高いお店ですね
川沿いのこんな細い道を400mほど進みます。とてもラーメン屋さんがあるような雰囲気ではありませんが、しばらく行くとお店前のラーメンののぼりが見えてきます
吉野郡吉野町の宮滝付近にある『ラーメン河』さん。周りは民家も少なく、かなり分かりづらい場所にあります。店前にはのぼりが立っていましたが、パッと見は店舗に見えませんね
お店の前には、吉野川のきれいな流れが。店名の『ラーメン河』の由来になっているんでしょう。ツーリング途中のライダーさんに人気になるのも分かりますね
吉野川を眺めながらのんびり待ちましょう
この日は平日のクリスマスイブでしたが、昼過ぎに到着すると、すでに店内で待っている方が何名もいらっしゃいました。テーブルが3つのみ、全部で14席ほどの小さなお店ですから、多少待たされる覚悟で行った方がいいでしょう。
店内には、古道具のようなものが置いてあったりしますし、お店の前の吉野川の流れを眺めていたりするのもいいですね。店主さんからの言葉が貼り出してありますので、そんなのを読みながらのんびりと待ちましょう。
ラーメン河さんの店内の様子。テーブルが3つ、計14席の小さなお店です。現在は夜の営業はしていないため、ファンが押し寄せてかなりの行列になることも
店内はやや雑然としていますが、古い秤とレコードプレイヤーにトランクなど、古道具のような味のある調度品も置かれています。また、大相撲ファンのようで、関取の手形や(曙関でした)、懐かしい番付(北の湖・輪島時代!)などが貼ってありました
店主からの言葉。「吉野の山奥の、こんな遠いところにお越しいただきありがとうございます。吉野の四季の風情を愛でながら、心安らかな気分で、私が心を込めて作った塩ラーメンをご堪能ください。ただ、何分にも老夫婦でやっているものですから、皆様をお待たせし申し訳なく思っております。でも、ここでは時間もご馳走です。河のせせらぎの音、鳥の鳴き声、虫の音・・・に耳を傾けながら、都会の喧騒を忘れて、の~んびりとお過ごしください。お待たせして、ごめんね! ラーメン河 亭主」
穏やかで優しい「塩ラーメン」が美味!
ラーメン河さんのメニューは、ラーメンは「塩ラーメン(@500円)」の一種類のみ。その他、ご飯物は「まぐろ丼(@400円)」「とり丼(@400円)」「鉄火巻(@200円)」などのメニューがあります。
この塩ラーメンは、鶏がらが香る優しい一杯でした。ルックスもいいですし、トッピングの白菜と柚子の風味がほのかに感じられる穏やかな味わいです。決して際立った特徴はありませんが、また食べたくなるような、どこか懐かしいラーメンでした。塩気は強くありませんが、しっかりと旨みが感じられるのがいいですね。
また、「まぐろ丼(@400円)」「とり丼(@400円)」のどちらもやや味が強めで、かなりボリュームがあります。穏やかな塩ラーメンとのバランスはいいですね。かなりお腹が膨れますが、ぜひラーメンと一緒に食べてみてください!
店内に貼り出してあるメニュー。写っていませんが、ラーメンは「塩ラーメン(@500円)」の一種類のみです。ご飯物は「まぐろ丼(@400円)」「とり丼(@400円)」「鉄火巻(@200円)」など。こんな山奥でマグロとは珍しい感じがしますね
ラーメン河さんの「塩ラーメン(@500円)」。きれいに澄んだ、美味しくて美しい塩でした。具材は、豚バラのチャーシューと、煮玉子・メンマ・刻みネギ。さらに、見えづらいですが白菜と柚子が入っているのが奈良っぽいですね。優しい塩味に、白菜のほのかな甘味、柚子の香りが感じられました
麺は中細のストレート麺。鶏がらベースの穏やかなスープによく合っています。全体的に優しい印象で、とてもバランスのいい一杯でした
こちらは、ラーメン河さんの名物にもなっている「まぐろ丼(@400円)」。こんな山奥でマグロを食べるのも不思議なものですが、十分に美味しいですしボリュームもありました。ご飯は酢飯になっていましたが、相席になった方のお話では「普通のご飯の日もある」そうです(笑)
こちらは「とり丼(@400円)」です。柔らかな鶏肉入りの炊き込みご飯で、やや味付けは濃い目。シンプルな塩ラーメンの相棒としてはちょうどいいですね
■ラーメン河
HP: 参考サイト(食べログ)
住所: 奈良県吉野郡吉野町菜摘470
電話: 0746-32-8384
定休日: 木曜日
営業時間: 11:30 - 14:00
駐車場: あり(店前に3台ほど、奥にも数台分あります)
アクセス: 169号線「宮滝大橋南詰」交差点からすぐ
※以前は夜の営業もしていたそうですが、現在は昼のみです
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