2009-10-13

極上太麺と濃厚スープ!無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市

奈良の豚骨ラーメンの名店「無鉄砲」さんがオープンさせたつけ麺店『無鉄砲つけ麺 無心』さん。開店から2ヶ月近くが経ってしまいましたが、ようやくお邪魔することができました!

超濃厚なつけ汁と、小麦の風味が強く感じられる極太麺!いかにも無鉄砲さんらしい、本当に美味しいつけ麺をいただくことができました!


オープン以来、行列が続く人気店です

2009年8月24日のオープン以来、ずっと大行列が続いているという話題のつけ麺店『無鉄砲つけ麺 無心』さん。

私もこれまでに、系列店の無鉄砲がむしゃら豚の骨の各店のラーメンは全ていただいてきましたし、ネット上の評判などを見ても高評価ばかりですので、無心さんにも期待しながら向かいました。

店舗の位置は、奈良市内の7号線沿い。駅からはかなり遠いですし、駐車場も狭い・・・と、来店へのハードルは高めです。夜の営業は18時からですが、17時過ぎに到着。周りには時間を潰すような施設も見当たりませんので、この日の一番乗りで、行列の先頭になって待つことにしました(笑)


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-01

ご存知、「無鉄砲」さんがオープンさせたつけ麺店『無鉄砲つけ麺 無心』さん。店前に行列用の椅子が並んでいたりするのはさすがですね。夕方の営業開始の1時間ほど前に到着しましたので、まだ一番乗りでした

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-02
無心さんのロゴマーク。力強くていいですね!店舗は、奈良市内の7号線沿い。周りはガラーンとしていますが、無心さんのこのロゴが見えてくると、それだけでテンションが上がります!

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-03
お店の外側から、店内に設置された「製麺室」を見たところ。有名な製麺所やラーメン店などの名前が並んでいました


食券を購入してから並びましょう

無心さんの入口部分に券売機が置いてありますので、行列に並ぶ前にまず食券を購入しておきましょう。

ベーシックな「豚骨つけ麺(@850円)」は、並サイズでも「300g」と、かなりのボリュームです。これを基本として、200gの「小(@750円)」、100gプラスとなる「麺大盛(@100円)」などで量を調節していきます。

メニューの中には「ラーメン(@750円)」「豚ぞうすい(@350円)」もありましたが、この2品は、お店のオペレーションが落ち着いてから販売をスタートするとのことですので、もうしばらくの我慢ですね。


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-04

無心さんの入り口に置いてある券売機。「豚骨つけ麺(@850円)」は、並サイズでも300g。かなりボリュームがあります。メニューには「ラーメン(@750円)」や「豚ぞうすい(@350円)」もありますが、店のオペレーションが落ち着いてから販売されるそうです


ゆず抜き・あつもりなども出来ます

夜の部の開店時間18時になって、ようやく入店(行列は私たちも含めて十数名にまで伸びていました)。店内に製麺室が設けられているため、外から見るよりもやや狭く感じられます。全部で25席前後くらいでしょうか。

この日は私たちは一番乗りでしたので、最も厨房に近い席をキープ。赤迫店長が麺を茹でる姿や、ガシガシと力強く冷水で麺を締めているところなども間近で見ることができました(ただし、すぐ背後を店員さんが引っ切り無しに通るため、今ひとつ落ち着かない席でしたが・・・)。

ちなみに、無心さんの店内には「つけ汁には一味・ゆず・ネギが入っております」という注意書きがありましたので、苦手な方は注文の際に申し出てください。

また、冷水で麺を洗ってぬめりをとり、麺が冷たいまま温かいつけ汁につけて食べるのが本来のつけ麺ですが、麺を温かいままいただける「あつもり」も注文できます。店前で待っているうちに体が冷えてしまったため、私たちもこの日は「あつもり」を注文しました。


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-06

つけ麺無心さんの店内の様子。カウンター席奥に見えるのが「製麺室」です。右手奥にはテーブル席があり、全部で25席前後でしょうか。この日もほぼ開店と同時に満席になっていました

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-07
つけ麺無心さんのメニューと厨房の様子。カウンター上のポットは、スープ割り用のだし汁が入っています。左上の注意書きには「つけ汁には一味・ゆず・ネギが入っております」とあります。不要だという方は事前に申し出ると抜いてもらえるそうです

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-08
大将である赤迫さんの後姿。大鍋で麺を茹でて、手前のザルに麺を移してガシガシと水で締めている様子が間近で見られました。一番乗りして、カウンター右端をキープした者だけが見られる特権ですね!


小麦の風味豊かな太麺がすごい!

私が注文したのは、「豚骨つけ麺(並)(@850円)」+「麺大盛り(@100円)」。計400gです!

麺のルックスは、黄色みがかってツヤツヤと輝く極太タイプ。知らない人が見たらパスタだと思うでしょう。まずはつけ汁につけずにそのままいただいたのですが、小麦の風味が豊かで、しっかりと甘味が感じられるのです!上等なパンをいただいているようなイメージですね。スープの味わいが無くても、小麦のほんのりとした旨味だけで、十分に美味しいんですよね。

食感もしっかりと弾力がありましたが、やはり「あつもり」を注文しているだけに、麺の太さから想像していたほどではありませんでした(ちょっと後悔・・・)。


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-09

これが無鉄砲つけ麺「無心」さんのつけ麺です!100円追加して「麺大盛り(100gプラス)」にしてみました(大盛りは黒い丼になるようです)。麺は極太でパスタのよう。スープはドロドロでカレールーのよう。インパクトにあるルックスですね

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-10
400gの麺。かなりの太麺で、モチモチッとした弾力が絶妙でした。つけ汁に浸さずにそのまま食べると、小麦の風味が広がって本当に美味しかったですね!風味の強いいいパンを食べているような香りがあり、つけ汁なしでもいくらでも食べられそうなほどでした

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-11
こちらは、相方が注文した麺300gの「豚骨つけ麺(並)(@850円)」。丼の形が違うため、見た目は400gとそれほど違いがあるようには見えません。横に並べて比較できる画像を撮っておけば良かったんですが・・・


無鉄砲らしい濃厚で上質なつけ汁!

スープのルックスも特殊ですね。つけ麺のだし汁というよりも、カレーのルーのようにドロドロで粘度の高いもので、太麺と並べて見るとパスタソースのように見えます。

店内には「当店のつけ汁は、無鉄砲創業当時からの(呼び戻しによる追いたし)豚骨スープです」とも書いてありました。無鉄砲らしい濃厚スープに柚子などを加えて、つけ麺用としているそうです。

しかし、麺と一緒にいただいてみると、柚子の風味はほんのりと感じられる程度で、ほぼそのまま「無鉄砲のスープ」ですね。濃厚な豚骨スープでありながら、脂がギトギトとしつこく感じることもありませんし、生臭さなどは全くありません。

なお、スープの表面だけを見ると、何も具が入っていなくて淋しげに思えますが、食べやすいサイズにカットされたチャーシューやネギなどは入っていますのでご心配なく!


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-12

スープのアップ。「半熟味玉(@100円)」を追加してあります。ほとんど見えませんが、長細いブロックにカットされたチャーシューもかなり多めに入っていて、かなり美味しかったですね。ユズの風味はそれほど強くなく、ふんわりと感じられる程度。超濃厚ながら全く臭みを感じないあたりは、まさに無鉄砲ならではでしょう

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-13
麺を持ち上げて箸と比較してみると、麺の太さが分かりやすいですね。ほとんど箸と変わらないくらいの太麺です。各席には、無鉄砲の定番の激辛高菜・紅しょうが・ゴマが置いてありますので、お好みでどうぞ


「スープ割り」も3種類から選べます

麺を食べ終わると、つけ麺のもう一つのお楽しみ「スープ割り」がいただけます。

スープは、豚スープ・鶏スープ・魚スープの3種類から選べます。もともと、無心さんのスープは「豚骨・鶏ガラ・魚貝」の3種類をブレンドして使用されているそうですので、どれを選んでも元からあった味わいが強調されることになります。

この日は鶏スープと魚スープをお願いしましたが、もうすでにかなりの満腹だったため、サッパリした魚スープの方が飲みやすくて美味しく感じました。

鶏スープだと、もとのスープの延長線上にあるような味わいなんですが、魚ダシが強くなると一気にスープの印象が変わります。口直し(?)のような役割にもなりますので、「豚骨を十分に満喫した!」という方は、やはり魚スープがベターでしょう。

また、無心さんのスープ割りでは、ポットに入ったつけ汁を注いでもらうと同時に、小皿にチャーシューと刻みネギが出てきます。これも面白いシステムでしょう。


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-05

つけ麺を食べ終わった後には、豚スープ・鶏スープ・魚スープの中から選んで「スープ割り」がいただけます。また、冷たい麺でスープが冷めてしまった場合は、店員さんにお願いするとレンジで温めてくれます。いいサービスですね

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-14
麺を食べ終わり「スープ割り」にしていただきました。手前が魚スープで、奥が豚スープ。飲み比べてみましたが、やはり魚スープの方がサッパリしますね。また、トッピングとして出てきたネギがシャキシャキと新鮮で、かなり辛味も強かったので、苦手な方はご注意を!


無心のつけ麺、さすがの完成度でした

400gの麺は、さすがに私には多すぎたようでしたが、本当に美味しいつけ麺で大満足でした!

「無鉄砲のスープを使ってつけ麺を作る」と聞いた時には、もっとひねった変化球で来るのかと想像していましたが、ド真ん中の直球勝負でしたね。無鉄砲さんの豚骨スープの新しい楽しみ方を十分に堪能させていただきました。

しかし、本当に麺の美味しさには驚きました!スープが無くてもいくらでも食べられそうなくらいですので、ぜひ真っ先に麺だけで食べてみてください。ちょっとした感動が味わえますよ!


無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-15

完食!無鉄砲さん同様、とっても美味しくいただけましたが・・・、さすがに400gは多すぎた!中年男の胃には、普通サイズの300gで十分だったようです

無鉄砲つけ麺『無心』@奈良市-16
平日の夜ということで、行列が切れ間無く・・・というほどの状況にはなっていませんでした。ある程度の待ち時間は覚悟しておかなくてはいけませんが、オープン直後よりもかなり行きやすくなっているのかもしれませんね


「らーめん探検隊」に登場してました

なお、ちょうどつい先日から、CS放送の旅番組専門チャンネル「旅チャンネル」で、「近畿一周 らーめん探検隊」という番組が始まっています。

出演は、フードジャーナリストのはんつ遠藤さんなど。これまでに北海道・九州・東北・中国・四国と、全国のラーメンを食べまわってきた番組ですが、いよいよ近畿編がスタートしましたので、視聴できる方はぜひどうぞ。

その初回放送分では『無鉄砲つけ麺 無心』さんも紹介されていて、大将の赤迫さんのお話などもありましたので、簡単にご紹介しておきます。

(ちなみに、初回放送では、無心さんと一緒に『はびきの本店らーめん』さんが紹介されていました。二回目には『まりお流らーめん』さんが登場します!)


●取材日は「オープンして2週間くらい」とのことですので、9月初旬ごろ。
●使用スープは「豚骨・鶏ガラ・魚貝」の3種類
●使用麺は「国産小麦100%」の自家製麺

・つけ汁は、カレーのルーと同じような濃度
・つけ汁に麺が浮くほど濃厚
・とろみはあるけどギトギトせず、臭みも無くまろやか
・跳ね返りのある麺
・麺だけで小麦の香りがする

●赤迫さん「ウチの豚骨のスープに合う麺っていうのが、なかなか。やっぱりつけ麺って関東がすごいじゃないですか。そのバランスを考えて、あるお店に勉強させてもらいに行ったんですけどね。」

●赤迫さん「(麺に関して)ブレンドしてるんですよ。小麦でも1種類じゃなくて、北海道の方と、長野の方と、それを掛け合わせているんです。割合を変えて。」

・大将と奥さん、スタッフまで、お店の2階に泊り込んで頑張ってる

こんな感じの内容でした。

番組を見ていて、オープン2週間目の状況と、私たちがお邪魔した2ヶ月後では、いくつかの点でお店のルールが変更になっていることに気づきました。

番組内では、奥さんがスープ割りを運んできた際に、「スープの濃さは、テーブルの上にあるタレで調整してください」というようなことをおっしゃられてましたが、現在ではそのタレは見当たりませんでした。またスープ割りのトッピングも小皿で出てきておらず、スープと一緒にすでに投入されていたようでした。短い間にもいろんな改良を加えているんですね。

また必ずリピートさせていただきます!



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■無鉄砲つけ麺『無心』

HP: http://www.muteppou.com/
住所: 奈良県奈良市中町323-1
電話: 0742-51-7272
定休日: 月曜日(暫定)
営業時間: 11:00-15:00、18:00-21:00(売切れ次第終了)
駐車場: あり(店前に5台分ほどと、道を挟んだところに数台分。少なめです)


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つけ麺 無心 (つけ麺 / 西ノ京、尼ヶ辻、学園前)
★★★★★ 5.0






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