見た目は井出系、味はシンプル『楠本屋』＠和歌山
和歌山の海南市辺りをウロウロしていた帰り際、国道42号線沿いにあり、前から気になっていた中華そばのお店『和歌山中華そば 楠本屋』さんへ立ち寄ってみました。
ルックスはいわゆる「井出系」なんですが、食べてみると意外なほどあっさりしていて、拍子抜けするほど。それほどインパクトのある味ではありませんが、「ご近所にあったら通いたくなる味」でした。
国道42号線沿いの小さく清潔なお店
和歌山県海南市の国道42号線沿いにある『楠本屋（くすもとや）』さん。和歌山へ行った際には、この前を何度も通っていますので、前から気になっていたんですが、何の下調べもせずに入店してみました。
座席数は全部で15席ほどの小さなお店なんですが、店内は常連さんらしきお客さんが続々と来店しています。かなりの繁盛店のようですね。
和歌山県海南市の国道42号線沿いにある和歌山中華そばの『楠本屋』さん。夕食に近い時間帯だったため、常連らしきお客さんが次々とやってきていて、かなり繁盛しているようでした
国道42号線沿いの、比較的目立つ場所にあります。私たちは和歌山マリーナシティーの辺りをウロウロすることが多いため、この辺りは何度も通りますので、前から気になっていたお店でした
楠本屋さんの店内の様子。テーブル2つとカウンターのみで、全部で15席ほどです。駐車場も4台分ほどしかないため、ちょうどいいサイズなのかも。お店はまだ比較的新しく、とっても清潔でした
シンプルな名前の「そば（＠600円）」
楠本屋さんのメニューは、基本は「そば（＠600円）」というシンプルなネーミングです。店内にはラーメンの写真などもありませんし、トンコツ臭もほぼ感じません。この時点では、クラシックな「中華そば」なのか、井出系の「醤油トンコツ」なのか判断できませんでした。
テーブル席には、当然のように「はや寿司」が置いてありましたが、一緒に「海苔巻き」のお寿司もあったのがちょっと意外でした。最近はこんなのも増えているんでしょうか？
楠本屋さんのメニュー。ベーシックなのが「そば（＠600円）」。チャーシュー麺が「豚そば（＠700円）」で、大がそれぞれ100円増し。メニューの表記がシンプルで、そしてかなり独特です
テーブルの上はこんな感じです。和歌山ではお馴染みの「はや寿司」と一緒に、普通の海苔巻きみたいなものもありましたが、メニューには「寿司（＠150円）」のみ。同じお値段なら、海苔巻きの方がちょっとだけボリュームがありそうな感じでした
和歌山の中華そばといえば、やっぱり「はや寿司」ですね。酢飯のサッパリした味わいが、豚骨のコッテリを和らげてくれます。決してお安くはありませんが、豚骨ラーメンのお店には、全店に標準装備しておいて欲しいくらいです
近所にあったら通いたい穏やか味！
それほど待たされることも無く登場した「そば（＠600円）」は、見た目は明らかに「井出系」の醤油トンコツでした。しかし、背脂はほとんど浮いておらず、トンコツ臭もほぼありません。
食べてみると、見た目とは違い、ベーシックな醤油ラーメンにほんの少し豚骨をプラスした･･･という感じでしょうか？見た目とは裏腹に、とてもアッサリしているんです。また、麺がかなり細めのストレート麺なのも面白いですね。
個人的には、醤油が大好きですので、かなり美味しくいただけました。ただし、豚骨が控えめなのはいいんですが、その分だけややコクも弱まっているような気もしますので、もう少しだけ鶏ガラなどの風味が欲しいかも。
特にハッとするようなインパクトはありませんが、何度も通いたくなるような、シンプルに美味しいラーメンだったことは間違いありません。アッサリ系がお好きな方はぜひどうぞ！
楠本屋さんの「そば（＠600円）」。見た目は、醤油＋豚骨のいわゆる「井出系」ですが、背脂もほとんど見当たらず、豚骨比率は少なめ。意外なほどサッパリしていているため、やや拍子抜けする方も多いでしょうね
麺は細めのストレート。それほど多くの和歌山ラーメンを食べたワケではありませんが、その中では明らかに細めです。スープがあっさり目ですので、このくらいの太さがベストなのかもしれません
醤油好きな私は、スープの最後の一滴まで美味しく完食しました！
■和歌山中華そば 楠本屋
ＨＰ: 参考サイト（食べログ）
住所: 和歌山県海南市船尾257-9
電話: 073-482-1661
定休日: 木曜日
営業時間: 11:00-23:00
駐車場: 3～4台分ほど
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楠本屋 （ラーメン / 海南、黒江、冷水浦）
★★★★☆ 4.0
