2016-11-02

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市

大和高田市のフレンチレストラン「ヴェルデ辻甚」さんが、新たにフレンチシェフのラーメン『くろす』さんをオープンさせました。高級塩「ゲランドの海塩」を使用するなど、素材にこだわった贅沢なラーメンがいただけます。まろやかなスープにとろけるチャーシュー、存在感のある太麺。さすがの美味しさでした!


フレンチの名店によるラーメンが登場!

大和高田市南本町にある、レストランウェディングなどを手がける『ヴェルデ辻甚(つじじん)』さん(食べログ)。

築400年という老舗料亭旅館の建物が、ウェディングも可能なフレンチレストランになっていて、ランチだと3000円くらいからいただけます。この辺りではかなり格式の高いお店で、以前(2008年!)に伺ったときには豪華さと美味しさに驚いたものでした。


そんな歴史ある建物の真向かいに、新たに辻甚さんがプロデュースするラーメン店『くろす』さん(食べログ)がオープンしました。看板には「フレンチシェフのラーメン」とあり、これは期待が高まりますね!


フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-01

大和高田市南本町の「片塩ロータリー」の近くにオープンしたラーメン店『くろす』さん。ラーメン店として大きな看板などはありませんので、遠目からではなんのお店なのか気づかないかも。近鉄「高田市駅」徒歩3分ほどの位置ですが、車だと一方通行などもあって道順がちょっとややこしくなります(後述します)

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-02
入り口には真っ白な暖簾。「フレンチシェフのラーメン」と小さく見えますが、ちょっといいお料理屋さんのような佇まいですね。この日は平日13時ごろにお店に到着しましたが、数名の行列ができていました。入店してすぐの券売機で食券を購入してから着席します

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-03
店内の様子。入り口から左手にはこんなテーブルとソファー席が、右手にはカウンター席が並んでいます(計47席)。ゆったりとした6名用ソファーなど、かなりゆったりした贅沢な作りで、お子さん連れなどでも利用しやすいでしょう


「パイ包みのオニオンスープつけ麺」も

『くろす』さんのメニューを見ていくと、なかなか特徴的です。

●「鶏煮込み塩らーめん」「鶏煮込み醤油らーめん」(@790円)
●「鶏塩らーめん」(@790円)(※鶏塩焼きは1日30食限定)

この2品がメインで、さらに「鶏醤油らーめん」(@790円)「鶏煮干し醤油ラーメン」(@850円)など。

とくにユニークなのが、1日20食限定の「パイ包みのオニオンスープつけ麺」(@1,600円)です。オニオンポタージュスープに、クリームやチーズをプラス。「前菜&チーズリゾット→つけ麺」というコース仕立てで楽しめるのだとか!この日はオーダーしませんでしたが、ぜひ近いうちに試してみたいですね。

また、ご飯物に「和牛ローストビーフ丼」(@590円)なんてあるのが、それっぽくていいです!


フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-04

くろすさんのメニュー。「パイ包みのオニオンスープつけ麺」のインパクトがすごいですね!さらに最後にさらっと「学生は無料焼き飯プレゼントです。」なんて太っ腹なサービスも書いてありますね。くろすさんの焼き飯は、通常サイズが490円、小でも300円ですから、お得感あります!


シェフの素材へのこだわり

『くろす』さんのこだわりをまとめると、以下のようになるようです。

●スープは、鹿児島産さつま知覧どりの種鶏(しゅけい)の鶏ガラを8時間かけて煮だしている。北海道利尻産の真昆布や本枯れ鰹節なども
●塩だれにはフランス産の高級塩「ゲランドの海塩」を、醤油だれには、奈良県の「片上醤油」さんの醤油を使用
●麺は、香り高いフランス産小麦など、4種類の小麦をブレンドした全粒粉のオリジナル
●フレンチの技法を取り入れた真空調理チャーシュー
●ラーメン鉢には特注の「漆塗りガラス食器」を使用(全国初だとか)

「ゲランドの塩」とかかなりのお値段ですから、素材には徹底的にこだわっているのでしょうね。


まろやかで上質!女性にもお勧め

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-05
『くろす』さんの「鶏煮込み塩らーめん」(@790円)と「和牛ローストビーフ丼」(@400円)です。器やトレイまで、すべてにこだわりを感じますね

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-06
「鶏煮込み塩らーめん」は、提供される際に「よく混ぜてからお召し上がりください」と一言添えられます。注目なのが、白ネギ・青ネギ・紫玉ねぎを刻んだものに、さらにフライドオニオンが散らしてあって、4種類のネギのバリエーションが楽しめること。凝ってますね!なお、この日はオープン記念で「煮卵1個プレゼント」でした(11月29日まで)

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-07
よくかき混ぜていただきます。スープは濃厚で旨味たっぷり!しかし、まったくくどさはありません。中華風の鶏のポタージュという感じでしょうか?麺は存在感のある太麺。いい具合にスープと絡んで絶妙ですね!

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-08
薄切りのチャーシューは3枚。真空調理されたやわらか食感で、単品として食べてもかなり美味しいです。味わいにフレンチを感じたりするのではなく、「シェフが丁寧に作った」ということが伝わってくるような一杯です

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-09
こちらは「和牛ローストビーフ丼」(@400円)。ご飯の上に焼き海苔とローストビーフに刻みネギがのり、甘めのたれがかかっています。ローストビーフはさすがの美味しさ!ラーメンのお供として食べるというよりも、単品でこれだけをたっぷり味わいたいくらいのクオリティでした

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-10
こちらは「鶏煮込み醤油らーめん」(@790円)。塩よりもやや醤油だれが強めに感じられます。決してしょっぱいというほどではなく、醤油の旨味がしっかりと出ています。個人的には塩が好みでした


気づいた点、苦言など

●量は全体的に少なめです。普段あまりラーメン屋さんに行かないような女性でも食べやすいように、といった配慮でしょうか。大人の男にはやや物足りない感はありました。いい素材を使って、お値段「790円」とお手頃に提供していることも関係するのかもしれません。ローストビーフ丼も、想像よりもかなり小さめでした。

●席についてからもしばらく待ち時間が発生しました。怒るほどではありませんが、「まだかな?」と思う程度には待ちました。これはオープン間もないからなのか、調理に時間をかけているからなのかは不明です。

●ラーメンに入っていたフライドオニオンに焦げが入っていたのか、ひどく苦い部分がありました。また、丼のご飯がべちゃっとしていて炊き方が良くありませんでした。

●接客は本当に丁寧で気持ちがいいです。ウェディングパーティなども担当するようなスタッフさんたちもいらっしゃいますから、気遣いがすごいですね。ただ、そのサービス精神が待ち時間を延ばしている可能性もあります。券売機のところでお客さんに丁寧に説明するのであれば、外で行列している間にメニューを渡して選んでおいてもらうなど、ラーメン店らしく「素早く客をさばく」という方向性への修正は必要かもしれません。

オープンしてから数日しか経っていない時期でしたので、気になった点も今後きっと修正されていくでしょう。間違いなく美味しいラーメンでしたし、方向性は間違えていないと思いますので、これからのブラッシュアップに期待ですね!


『くろす』さんの駐車場について

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-11
お店の前が一方通行になっていたりして、車で来た際には戸惑う方も少なくないと思われます。これは県道5号線から駐車場を北向きに見たところ。「ヴェルデ辻甚」さんの看板が南北にありますので、それを目印にしてください。看板のすぐ裏がくろすさん、その向かいの建物がヴェルデ辻甚さんです。満車の表示があった場合は、片塩ロータリーから北進しましょう

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-13
片塩ロータリーから真北の道へ入ると、すぐに左手に立体駐車場「タイムズ高田南本町」があります。お店の駐車場が満車だった場合、ここにスタッフさんが立っていて、こちらへ駐車するように指示されます(駐車チケットを店内で出すと無料にしてもらえます)。お店までは数十メートルの距離です

フレンチシェフのラーメン『くろす』@大和高田市-12
立体駐車場「タイムズ高田南本町」のすぐ北に、向かって右手に『くろす』さんが、その向かいには「ヴェルデ辻甚」さんがあります。この間の道は2車線ありますが、北へ向かっての一方通行です。慣れない方は戸惑うと思いますので、「片塩ロータリーを真北に入る」と覚えておくといいでしょう



■くろす

HP: 参考サイト(食べログ)
住所: 奈良県大和高田市南本町10-22
電話: 0745-25-3500
定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日休)
営業時間: 11:30 - 14:30(L.O.)
駐車場: あり
アクセス: 近鉄南大阪線「高田市駅」徒歩3分ほど(JR高田駅からは徒歩10分)

※実際にお店にお邪魔したのは「2016年10月27日」でした。


●【食べログ】の該当ページへ

くろす - 高田市/ラーメン


■関連する記事






  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ