地鶏のスープが独特！『天草ちゃんぽん千蘭』＠田原本町 (by 奈良に住んでみました)

2017-02-06

地鶏のスープが独特！『天草ちゃんぽん千蘭』＠田原本町

国道24号線沿いの『天草ちゃんぽん千蘭』さん。熊本県天草市の名店の味にインスパイアされた「鶏ガラ＋醤油（やや甘め）」という、長崎ちゃんぽんとはまた違ったタイプのちゃんぽんがいただけます。地鶏「天草大王」のお肉が入っていたり、他では味わえない一杯が楽しめます！

珍しい「天草ちゃんぽん」のお店

国道24号線沿いに建つ『天草ちゃんぽん千蘭（ちらん）』さん（食べログ）。奈良では「長崎ちゃんぽん」の専門のお店も多くありませんが、「天草ちゃんぽん」のお店は間違いなくここ1軒だけでしょう。

天草ちゃんぽんとは、熊本県天草市で食べられているチャンポン麺の総称で、長崎ちゃんぽんの影響を受けており、「野菜がどっさり」「伸びづらい太麺」といった点は共通しています。とはいえ、とくに独特の決まりごとなどは無いのだそうです。

こちらでは、天草の地鶏を使った、ちょっと珍しいちゃんぽんがいただけます！

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-01

田原本町千代の国道24号線に位置する『天草ちゃんぽん千蘭（ちらん）』さん。以前は東吉野村などで営業していて、2014年にこちらへ移ってこられたそうです。お店の前の駐車スペースは2台分のみですが、近くの葬儀屋さんの駐車場も使用可能だとか

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-02
店内の様子。テーブル席が2つ、小上がりが2つ。かなり雑然としていて、昔ながらの食堂っぽい雰囲気でした

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-11
入口のすぐ脇にコーヒーメーカーがあり、食後に無料でコーヒーを1杯いただけます（セルフサービスで）。さらに、その隣には綿菓子機があり（右手奥の丸いもの）、お子さんたちには綿菓子のサービスもあるのだとか！面白いですね（笑）

地鶏「天草大王」の唐揚げなども

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-03
『天草ちゃんぽん千蘭』さんのメニュー。「天草ちゃんぽん」（880円）、「焼きちゃんぽん」（680円）、「皿うどん」（680円）などが主役です。さらに、地鶏を使った焼き鳥メニューも豊富！この日は注文しませんでしたが、一品物の「骨付唐揚」（600円）などは間違いなく美味しいでしょう

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-04
お昼の営業時には、「ちゃんぽん＋ごはん（キムチ付き）」のランチセット（900円）もあります。お隣の写真は「天草大王鶏のせせり唐揚げ」（480円）。ビールを飲みながら食べたい！

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-05
くまもと地鶏「天草大王」のポスター。日本最大級のサイズで、地鶏らしい弾力のある食感が特徴だとか。お店では「天草大王の水炊き」（2,000円。4日前までに事前予約が必要）なども提供なさっているそうです

地鶏の旨味がしっかりと味わえます

『天草ちゃんぽん千蘭』さん「天草ちゃんぽん」は、かなり独特です。

●一般的な長崎ちゃんぽんのような「豚骨＋鶏ガラ」ではなく、10時間ほど炊いた「鶏ガラのみ」のスープ
●たっぷり野菜とともに、天草大王のお肉をトッピングしてある

この日、お話好きな奥さんにあれこれお話を伺ったところによると、奥さんは天草市のご出身。地元の名店である「明月」さん（食べログ）の味が好きで、それを参考にしたものだとか。天草ちゃんぽん全体が鶏ガラベースということでもないのだそうです。

「地元の天草とは違って、奈良でそんなにちゃんぽんを食べる習慣がないから大変だ」とおっしゃってましたが、なかなか他では食べられないタイプの一杯ですので、ちゃんぽん好きな方はぜひ！

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-07

『天草ちゃんぽん千蘭』さん「天草ちゃんぽん」（880円）。具材は、キャベツ・にんじん・たまねぎ・もやし・かまぼこ・はんぺんなど。ちょっと分かりづらいですが、チャーシューの代わりに、天草大王のお肉も入っています。弾力があって旨味たっぷりのお肉でした

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-08
麺はもちろん、太めのもっちりしたちゃんぽん麺。スープも長崎ちゃんぽん風なのかと思いきや「鶏ガラ＋醤油（やや甘め）」で、一口目でその意外性に驚きます。二口目でもう違和感は消え、じんわりとした美味しさに満足します！

天草ちゃんぽん千蘭＠田原本町-09
ランチタイムには、「ちゃんぽん＋ご飯＋キムチ」のお得なセットも。ラーメン屋さんの白ご飯というと、あまり感心しないお味のところが多いのですが、こちらはちゃんと美味しく炊けたものでした。「残ったら自分たちで食べることになるんだから、いいお米を使ってますよ」とのこと。なるほど、説得力ありますね（笑）