仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。
情報をまとめる・発想を引き出す・人に伝える。役立つメモ術いろいろ
役に立つメモの書き方、活用の仕方を解説した一冊。必要な情報を後からまた思い出せるように書くメモ、発想を広げるためのメモ、人に伝えるための見せるメモなど、さまざまなテクニックが紹介されています。ノートを使ったりデジタルを使ったり、手法もいろいろ。参考にしてみたい点もいくつも見つかりました。
ちなみに、筆者さんは名コピー「モノより思い出」(日産セレナ)を生み出した方で、この文言もみずからの過去のメモから発想を得たのだそうです。説得力ありますね!
説明文:「いま広告業界でオファーが絶えない気鋭のコピーライターが、自身のハイパフォーマンスを支えている「メモ書き」について解説したもの。著者は、この「メモ書き」で常時、数十もの案件を同時並行で進め、期待以上の結果を出し続けている。
・情報をシンプルにまとめて整理する「まとメモ」
・クリエイティブ発想を引き出す「つくメモ」
・人に伝えて心を動かす「つたメモ」
この3ポイントを中心に、著者の実際の「メモ」を交えながら、打ち合わせをしているとき、ひとりアイデアや考えをまとめているとき、誰かに説明・説得するとき、メモに何を書けばいいのか?を解説する。」
前半は、メモの書き方。 メモの重要な部分に3つの「◯」を書いておく、矢印でつないでみる、吹き出しで目立たせるなど。メモをした内容を忘れているであろう後の時間の自分へ、重要な点をすっと伝えるためのテクニックです。
発想法としてのメモ術もあり、「ブラック三角メモ」(不平不満から隠れニーズ探る)、「ホワイト三角メモ」(テーマとターゲットの好きなものをくっつける発想法)、「つなぎメモ」(思い浮かんだアイディアアをつないで書き出していく)など、取り入れてみたいものもいくつも見つかりました。
これまであまり意識してきませんでしたが、メモの書き方次第でアイディアの源泉になったり、単なるゴミで終わってしまったり、大きな差がつくものです。「あとで見なおした時に活用できるようにメモをする(しかもアイディアを検索しやすいように)」という考え方はすぐにでも取り入れておきたいですね。