ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
メモによって思考と感情の言語化トレーニング。発想法として優れてます
メモ書きによって思考と感情の言語化をトレーニングすることで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心も鍛えられる。そんなメソッドを解説した一冊。
著者さんはマッキンゼーで活躍したという方で、アイディア出しはもちろん、個人的な悩みを吐き出してすっきりとさせる手法としても使用しているそうです。私もまだほんの少し実践しただけですが、よく考えられた方法だと感心しました。
説明文:「A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。」
●A4の紙に、1件につき1ページを使う
●1ページにつき4~6行で書く(1行20文字ほど)
●1ページを1分以内にさっと書く
●毎日10ページを書く
こういう手法を用います。重要なのは、あまり時間をかけずに浮かんだことをささっと書き出していくこと。時間制限があることで思いがけない発想が生まれたりします。また、出てきた疑問をさらに掘り下げたり、ほぼ無意識に手が動き、いろんな発見ができるようになります。
企画を練ったりアイディアを出したりする機会は多いのですが、パソコンに向かってじっと考えているのではなく、素早く手を動かしていくことによって、また違ったフェーズに到達できます。
さらに、この手法は「部長はなぜ私に厳しくするのか?」など、頭のなかで堂々巡りしやすい話題についても効果的だとか。書き出すことで迷いが整理されて、くよくよ悩むことがなくなったりするそうです。確かに、これは納得できますね。
私はマインドマップなども試してみましたが、あの方法がどうしても苦手だったので、その代わりに取り入れるにはちょうどいいですね。厳密に言うと、もっといろんなルールがあったり、著者さんのお勧めの手法があったりするのですが、まずはエッセンスだけ取り入れたいと思います。