
人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術
くじけがちな「早起き」を習慣化するための具体的なノウハウがいっぱい!
かなり大げさな書名の「早起き」本。どうやれば早起きの習慣が身につくか、具体的に実践しやすいように指摘してあり、とても参考になりました。これまで読んだ同種の本の中でトップクラスだと思います。
説明文:「根性ではなく、技術で起きる。アラームが鳴る5分前、自然と起きる体に!充実した人生は、早起きからつくられる―。誰でも必ず、朝型の生活習慣を手に入れられます! 」
私は在宅の自営業者のため、どうしても起床時間が不規則になりがちでした。締め切りが迫ってきたり、作業の勢いが出てきたりすると、自然と夜寝る時間が遅れ、翌朝も遅い時間に目覚めたりします。それでも対外的にはまったく問題はないのですが、朝一から集中して作業に取り掛かると効率がいいことは知っていますので、今年の目標として「早起き」を挙げていました。
これまで何度か失敗してきたのですが、本書で説かれる方法はとても実践しやすいものばかりで、もうすでに1ヶ月近くは早起きが続いています。
本書の著者さんは、「習慣化」についてコンサルティングを行なっている方です。このため、なにが習慣化を阻害しているのか、どうやったら習慣化できるのか、そこにフォーカスしていてとてもシンプルなのがいいんですね。
そんな方でも、「早起きは習慣化の中でももっとも難易度が高い」といいます。自分一人で成し遂げられることではなく、周囲との兼ね合いもありますから、身につきづらいのだそうです。私たちにも見に覚えがありますね。
簡単に本書で挙げられている早起きの技術を紹介すると、以下のようになります。
●起きる時間ではなく寝る時間に集中する
●睡眠負担が発生しないように充分な睡眠をとる
●一度に1つの習慣を貫く(※早起きしてジョギングなど、2つ同時に目指さない)
こう書き出すと単純で当たり前のことばかりですが、どれも本質をついています。「生活を改善して、とりあえず早寝して、充分な睡眠時間を確保すれば早起きできる」ということですね。この生活へ移行するために、人それぞれの障害がありますが、それの対処法もしっかりと指南されていますので、少しずつ始めてみられるでしょう。
個人的に大変参考になりましたので、「何度も読みなおす本」にしたいと思います!