2015-11-28
はじめましての郷土玩具
全国の郷土玩具を約320点紹介。画像も美しく愛らしい!物欲が刺激されます
愛らしい「郷土玩具」の入門書として、全国の約320点を紹介した一冊。旅・手みやげ・クラシックホテルなど、女性が憧れるものをテーマに活動を続ける文筆家・甲斐みのりさんのご著書です。一点一点どれも素朴で可愛らしいものばかりで、美しい写真で紹介しているため、高級感すら感じられます。すぐにでも我が家に招きたくなりますね!
説明文:「日本全国の郷土玩具約320点をその由来とともに紹介。張子、土人形、木地玩具など各地の風土を色濃く反映し、昔ながらの手法でつくられ続ける郷土玩具の素朴で愛らしい魅力を存分に伝えます。また、郷土玩具とゆかりのある各地のお菓子も紹介しています。」
本書で紹介される郷土玩具は、寺社の授与品・民間信仰のお守り・子供の遊び道具などのために作られたものです。全体的にフォルムが丸っこく、愛らしさを感じさせます。素材も土や張り子、木や和紙や藁など多岐にわたります。古くからコレクターが存在していたくらいですから、やはり大人がはまる世界なんでしょう。
本書では、そういった郷土玩具の由来などの解説付きで紹介されています。画像はどれも大きめで美しく、まじまじと見入ってしまいますね。現代の暮らしにも合うようなものも多く見つかります。
奈良の郷土玩具も、奈良市の「鹿張子」「みくじ鹿」「一刀彫」、信貴山の「張子の虎」、法華寺の「お守り犬」などが紹介されています。また、手向山八幡宮で授与される「立絵馬」というものは初めて知りました。身近にも意外なものがあるんですね!
見ているだけで楽しくなる、とても素敵な一冊でした。お好きな方はぜひ!