
厳選! デザインマンホール大図鑑
美しいデザインのマンホールが553枚!見やすくコラムも充実。お勧めです!
ひそかなブームから、次第に一般的な注目度が高まってきている「マンホールのふた」。本書では、その土地ごとのデザインが施された「デザインマンホール」の中でも、カラフルに彩色された「カラーマンホール」を中心に553枚を掲載しています。写真も大きめで見やすいですし、コラム的な記事のセレクトも的確で、かなり楽しめました!
説明文:「全国に点在するデザインマンホールの数々を、その意匠、デザイン別に紹介するガイドブック。鳥花魚、名所旧跡、特産品からゆるキャラまで、ご当地を彩るデザインマンホール553枚を収録。マンホールが出来るまでの一部始終をレポートした工場見学や、マンホールファンによる座談会、豊富なマンホールグッズの数々など、雑学情報も盛り沢山なコンテンツも魅力。全国の蓋女に贈る、初のビジュアルブック。」
マンホール蓋のビジュアルブックというと、『デザインマンホール100選―阿寒から波照間島へ旅歩き』(紹介記事)という充実したものがありますが、本書はより収録点数も多く、より見やすい誌面構成になっています。
構成は、「ご当地マンホール」として、城・文化財・乗り物・ゆるキャラなどのカテゴリーごと、「花鳥風月なマンホール」として、魚や鳥や花などを種類ごとに分類して掲載しています。さらに、不思議な「謎蓋」や、何枚もパターンがある「シリーズマンホール」などのページも。デザインの豊富さが存分に楽しめます。
また、コラムページも充実しています。冒頭から「マンホールの探し方・撮り方」という初心者にも分かりやすく、ちょっとしたテクニックを盛り込んだページが。さらに、マンホールの製造工場に取材した記事は8ページにわたり、マンホールグッズの紹介も8ページと、見応えありますね。
本の紹介文に「蓋女」とか「マンホール女子」などのキーワードが混ざっていて、「マンホール女子座談会」というページがあったりもすることに一抹の不安を感じましたが、内容は特にキラキラしてませんので、男性でも大丈夫。イラッとせずに読めます(笑)
著者は「カラーマンホール研究会」となっていますが、本の中でTwitterのハッシュタグ「#manhotalk」が紹介されていましたので、その中の人なのかも。このタグを見ているだけでも楽しめますので、ツイッターで検索してみてください。
マンホールの蓋に興味があった方はもちろん、ちょっと興味を持ち始めたというレベルの方にもオススメできる良書です。ぜひ気軽に手にとってみてください!