世界でもっとも阿呆な旅
スケベニンゲン、エロマンガ、鼻毛。「珍地名」探訪マニアの活動記録。呆れるほどの情熱!
テレビなどでも何度も取り上げられている「珍地名探訪マニア」さんの活動の記録。すごいんですが、まったく真似してみようと思えないところもすごいですね!
きっかけは単に自分が運営していたホームページのネタに「スケベニンゲン」へ行ったことを書いたら評判が良かったというだけでしたが、それが楽しくなるんでしょうね。長期休みは海外へ、普通の休みは国内の珍地名を巡り、そんな生活を13年間も続けているというのですから、まともじゃありません(笑)
説明文:「前人未踏!!スケベニンゲン(オランダ)、エロマンガ(バヌアツ&オーストラリア)、アホ、オナラスカ(アメリカ合衆国)、マルデアホ(アルゼンチン)、シリフケ(トルコ)、向津具、土居中(日本)などの珍地名を13年間にわたって全制覇。」
世界にはたくさんの珍地名がありますが、やっぱりしもネタ的な地名は、いつになってもクスッと笑ってしまいますね。スケベニンゲン、エロマンガ、キンタマーニ、チンポー湖、ヤキマンコ、オナラスカ(3ヶ所)、シリフケ、マルデアホ、クサイ島など、中学生が暇つぶしに地図帖を観る感覚ですね。
ちなみに、日本国内では、ワルイ川、ヤリキレナイ川、鼻毛、のぞき、南蛇井(なんじゃい)、尻手、星の糞、女体入口、万古川、ボケ谷、放出、巨根橋、土居中(どいなか)、女の都など、色んなパターンがあります。
個人的には、私が以前に何も知らずにそこへ行って、地名を知って大笑いした「尻毛」(しっけ。岐阜県にあります)が掲載されていたのが懐かしいです。
本書には、海外は21、日本は75強の珍地名への旅のガイドが掲載されており、筆者は基本的にすべて自分で周り、看板など地名が分かるもの前で記念撮影しています。世界中へ、島から局地まで足を運んでいますから、ものすごい情熱ですね。
それぞれ頑張ったレポートなんですが、基本的にすべて出落ちで、「現地へ行ってみたらほぼ何もない田舎でした」というパターンが延々と続くので、実際に行ってみたいという方以外は、特に全部を丁寧に読む必要もない気がします(笑)
バカバカしい内容ですから、期待値ほどほどくらいで読むといいですね。