
キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)
自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼んでこき下ろして話題になったネット記事の書籍化
2012年末、こんなタイトルの記事がネットで大きな話題となりました。
●キャリアポルノは人生の無駄だ - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
日本でよく読まれている「自己啓発書」の類の本たちを、読んでいて偉くなった気分になるだけの害悪であり、「キャリアポルノ」という言葉でこき下ろしている記事です。この言葉自体にインパクトがありますし、内容にもほぼ納得できました(ぜひご覧ください)。
その1本の記事をもとに、新書版で一冊書いてしまったのが本書です。著者の谷本真由美さんという方は、元コンサルとかそういうキャリアの持ち主で、Twitterアカウント「@May_Roma」で発言なさっています。STAP細胞の某さんを痛烈に批判しているツイートがよく回ってきていて、「これがあのキャリアポルノの記事を書いた方か」と後になって気づきました。
説明文:「自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼び、その依存症が日本の労働環境の特殊性からくることを、欧米と比較しつつ毒舌とユーモア、実例たっぷりに論じ、疲れぎみの就活学生・若手ビジネスマンにエールを送る。約4万5千のフォロワー数でビジネスパーソンから絶大な支持を受ける、ロンドン在住でITビジネスの最前線で働く元国連職員、May_Romaさんの初新書。facebookで7千以上「いいね! 」が押され、4千以上リツイートされたブログ記事の書籍化。」
本書は、上記の記事をそのまま拡大したような内容ですから、読んでも損はしません。しかし、本書自体がキャリアポルノ化しているとも言えますので、読む必要もないとも言えます。
個人的には自己啓発書なんて大嫌いですから、本書の言い分には頷く部分も多いのですが、単純に賛成できない部分もいくつかあったりと、いろいろと考えさせられますね。
自己啓発書というのは、目に見えない部分での努力や行動、勉強をすっ飛ばして、読むだけで自分の手に届かないもの、例えばかわいい彼女、素敵な案、もっとやりがいのある仕事、高い給料、楽しい友達などを想像し、自分が求めている欲望を満たすだけの「娯楽」に過ぎないのです。
53ページより
まさにその通りですね。こんな内容が延々と続きますから、興味のある方は手にとってみてください。






































