水力ドットコム
テーマは「水力発電」全般!土木系エンタテイメントと称したマニアックで楽しい一冊です
工場・橋脚・ダムなど、巨大建築物がブームになっている現在、土木系エンタテイメントと称して、ダムだけではなく「水力発電」全般にまでテーマを広げた本まで登場しました!
ダムの写真集などは、見るだけで迫力が伝わってきて私も大好きなんですが、まだまだディープな世界があるんですね(笑)
「水力ドットコム」さんのホームページもすごいです!
説明文:「土木系エンタテイメント第2弾! グラビアで学ぶ水力発電所の世界。好評既刊「ダムマニア」に続く土木系エンタテイメント第2弾! 水力発電所の巨大造形美をグラビアで愉しみながら、水力発電の基礎知識が学べます。水力発電は、エコロジーでクリーン、かつシンプルな発電方式で、明治時代から現在にいたるまで、日本の電力の足元を支えています。意外と知らない水力発電のしくみや歴史を学べば、あなたも水力発電の世界に魅了されることでしょう。著者は水力発電所を探訪する人気Webサイト「水力ドットコム」の管理人。待望の書き下ろしです。」
本書では、ダムの姿も迫力のある写真入りで紹介されますが、発電所の建屋の内部の図があったり、その仕組み・建物・パーツ・歴史などにまで踏み込んでいます。素人には分かりづらいことだらけなんですが、丁寧な図入りで説明されていて、こういうマニアックな熱意は嫌いじゃありません!
水車の分類にペルトン水車・ターゴインパルス水車・クロスフロー水車・フランシス水車などの種類があって…と聞いても何のことやらですが、ダムの形や水を吐き出すゲートの分類などはとても分かりやすく、これからダムを観て周りたいという方の参考書には最適ですね。
個人的な話ですが、私の生まれ故郷には大きな工場がいくつもあり、河川の脇に発電所が設けられていました。川に隣接する山の斜面を太い金属管(水圧鉄管というそうです)が何本も這っている姿を見て育ってきたので、そういうところの萌ポイントがあったんだと再認識させられましたw
このシリーズの第一弾『ダムマニア』もディープで面白そうですね。こちらも探して読んでみたいと思います。