全国 神社味詣
全国63の神社と参道グルメを紹介。「神社+食べ物」の意外な組み合わせが楽しいです
全国の60以上の神社と、その参道で食べられるグルメを紹介する一冊。日本全国の神社詣でをしている方がどれくらい居るのかは分かりませんが、こんな切り口からのガイド本もあるんですね。各神社ごとに、見開き2ぺーじでご由緒や名物が解説されています。
説明文:「全国の参道には伊勢の赤福や出雲の割子そばをはじめ、一度は食してみたい、時代を超えて愛されている食の原点が溢れている。参拝と共に、神社にゆかりのある味を楽しみながら悠久の時に想いを馳せよう。北海道から沖縄まで、全国63選。いまグルメ参拝がおもしろい!この飽食の時代に、昔から日本人に受け継がれる食を大切にする文化を思い出させてくれる一冊。」
神社と食べ物というと、すぐ思い浮かぶのは伊勢神宮の「赤福餅」ですね。この他も、熱田神宮の「ひつまぶし」、鹿島神宮の「なまず料理」、伏見稲荷大社の「雀の姿焼き」などがあります。奈良の神社では、春日大社は「愛敬祝儀膳」というお祝いのお膳が、大神神社はもちろん「素麺」が紹介されています。
それ以外には、判官さま・あんこクロワッサン・氷甘酒・羽二重餅・稲荷ようかん・とようけ丼・クエ料理・割子そば・おこぜ料理などなど、ちょっと意外なものが紹介されていたりするのも面白いですね。聞いたこともないものがたくさんありました(笑)
古くから、神社では神々へのお供えをお下がりとしていただく「直会(なおらい)」という風習があります。それをともに出来なかった方へ持ち帰ったのが「宮笥(みやげ)」であり、それがいつしか神社参道などで販売されるようになり、現在のお土産へと変わっていったのだとか。
全国の神社が掲載されていますので、どこまで実用性があるのかは分かりませんが、こんなアングルの本も面白いですね。興味がある方はどうぞ!