
2012-01-23
北斎 冨嶽三十六景の旅 天才絵師が描いた風景を歩く (別冊太陽 太陽の地図帖 5)
富嶽三十六景の絵と現在の様子を比較した楽しい趣向の一冊
歌舞伎と遊里ばかりが画題だった浮世絵界に、葛飾北斎が風景画という新ジャンルを確立した「富嶽三十六景」。その絵を紹介しながら、描かれた場所は現在どのようになっているかを見ていく、別冊太陽の「太陽の地図帖」シリーズの楽しい趣向の一冊です。
結果から言うと、富嶽三十六景で描かれたアングルからは、今はもうほとんど富士山は見えなくなっています。まぁ当然といえば当然ですねw
私はそれほど浮世絵に詳しいわけではありませんので、この本で富嶽三十六景の美しい色彩に驚いたり、斬新な構図、または逆にやや手を抜いたようなものが混ざっていたりと、色んなことに驚きました。三十六景でありながら、後に追加版が出て46枚あるんですね。どの絵も比較的大きめに掲載してありますし、庶民に流行った富士塚についてのコラムなどもあり、コンパクトで読みやすい内容でした。
関西在住の人間にとって、富士山ははるか遠くにそびえる憧れの霊峰です。この本を読んでも、すぐに富士山を観に行くことができないのが歯がゆくなりますが、それでも十分に楽しめました。このシリーズで歌川広重の「東海道五十三次」も見たいですね。











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