2011-10-05
楽しくわかる万葉集 (図解雑学)
万葉集の初心者本。ページ数も多くてお買い得感あります
万葉集の初心者本の中では、今のところ最も新しいもの。イラスト多用・漫画ページあり・豆知識も豊富。約220ページというボリューム、さらに監修は中西進先生で、お値段1,300円。ページあたり単価では、同種の本の中では最もリーズナブルですね。
万葉歌や歌人たちをきっちりと系統だてて紹介していくのではなく、ある程度ラフな分類で、万葉集の世界の概略を見ていくような構成になっています。お勉強的にではなく、現代語訳付きの万葉歌を読んでいくうちに、自然とその背景や雑学までを覚えていく。こんな読み方になるでしょう。
とはいえ、これだけのページ数に雑学や解説がてんこ盛りですから、情報量は相当なものです。この本がベストかどうかは人によると思いますが、お値段も手頃ですし、サッと万葉集に触れてみたい初心者の方にはいいかもしれませんね。