2011-09-18

万葉集入門 (別冊太陽 日本のこころ)

安心と信頼の別冊太陽。万葉集特集もさすがの完成度

万葉集の特集本は数あれど、さすがは別冊太陽。お値段もそれなりにするだけあって(2,500円)、内容は手堅く充実しています。

内容は、●万葉集の古写本●万葉の名歌百首を読む●万葉花の画像入りの解説●関連地めぐりなど。万葉歌には現代語訳と解説がついていて理解しやすいですし、途中に掲載されたコラムもいいですね。奈良を中心とした土地の写真も美しくて、文句のつけようもありません。

ただし、タイトルは「入門」となっていますが、真っ先に読む一冊としてはやや難しいかも。例えば、「この時代の男女関係は、夜になると男性が女性宅へ訪れるものだった(妻問婚(つまといこん))」とか、このレベルの解説はほとんどありません。こんな豆知識を入れておくだけでも理解度と親近感が大きく違ってくるので、まずは別の超入門書を読んで、その後に愛蔵版としてこちらを購入するといいですね。長い間、ずっと大切に読み返したい一冊になってくれると思います。


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  • 『万葉秀歌探訪 (NHKライブラリー)』~万葉集の秀歌を、巻ごとに分かりやすく解説。古い本ですが古びていません~
  • 『日本全国 万葉の旅 「大和編」』~大判で美しい写真と的確な解説。奈良のエリアごとに紹介されていて便利です!~
  • 『犬養孝と万葉を歩く (別冊太陽―日本のこころ)』~全国の「万葉故地」を歩いた犬養孝さんの取材ノートをもとに万葉歌の魅力を紹介した一冊~
  • 『小さな恋の万葉集』~万葉学者・上野誠さんが万葉歌を「おしゃべり語」に超訳した意欲作!親しみやすさは○~
  • 『万葉集からみる「世界」 (新典社新書)』~万葉文化館・井上さやかさんのご著書。マニアックな歌も親しみやすく解説してくれます~
  • 『古代史で楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)』~古歌の時代背景や人物像を歴史的な観点から観ていく一冊。古代史好きな方にお勧めです!~
  • 『越中万葉をたどる 60首で知る大伴家持がみた、越の国。 (高岡市万葉歴史館論集 別冊1)』~赴任した大伴家持ら、越中で詠まれた万葉歌60首を分かりやすく。平城の都とは違った趣です~
  • 『万葉集と古代史 (歴史文化ライブラリー) 』~「あをによし」など、有名な万葉歌を歴史の中で読み直すと?眼からうろこの良書です!~
  • 『はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)』~定番からマイナーまで。共感できる万葉歌87首を分かりやすく解説。ビギナーにお勧め!~
  • 『よみがえる万葉人 (文春文庫)』~長屋王・元明天皇・橘諸兄など、歴史上の人物ごとに万葉歌を見ていく面白い一冊です~






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