2016-05-07

2016年4月に読んだ本(5冊)

小さな出版社・ロングトレイル・ドイツ式部屋づくりなどなど

説明文:「2006年に自由が丘で単身立ち上げた出版社「ミシマ社」。数々の話題書をつくりながら、東日本大震災を機に京都・城陽市にも拠点を開設。二拠点体制が始まる。はたして、その活動は、東京一極集中の限界を打ち破るのか?「衰退」と言われる出版産業を救う可能性はあるのか?3年間、実際に、「地方」で活動をしつづけている著者による最新レポートであり、日本が抱える現実と「未来」の両方が浮き彫りになる実践録。震災後、生活を変えざるをえなかった全ての人たちに贈るノンフィクション。」

自分一人で出版社「ミシマ社」を立ち上げた作者さんの活動記録。営業拠点をどこに置くかの逡巡を、それを乗り切った当事者ならではの冷静な視点で振り返っています。

丁寧に本を作って売っていくミシマ社の姿勢は、書店や本好きから絶大な支持を得ています。この本の中で面白かったのは、世代によってミシマ社を応援する理由が違っている、という分析のくだりでした。バブル経済を経験した世代は「反バブル的」空気感から、バブルを知らない若い世代は「ガツガツさとは一線を画した世界で、日々を篤く送っていること」が理由なのだとか。この分析、かなり鋭いですね。





説明文:「「高い」「クサい」と敬遠されてきたジビエの魅力を伝えるべく、フレンチ料理家のハンターガールが立ち上がった――。日本人と肉食の関係は、まだ、どこかよそよそしい。「命」が「食べもの」に変わる厳粛な瞬間を通して、「食」が深まっていく不思議と感動を!」

料理研究家の女性が、ジビエを極めようと、狩りの場に足を踏み入れた体験談。害獣を駆除すること、生き物の命を奪うこと、それを美味しく調理すること。どれもが悩ましい問題ですが、現場レベルでの心の葛藤が伝わってきます。

お料理や狩りのノウハウが書かれているわけではありませんし、極端に血なまぐさい描写もありませんので、こういう世界に興味をお持ちの方には、ちょうどいい入口になるかもしれません。





説明文:「ロングトレイルとは長距離にわたって続く自然歩道のこと。山や街道を歩きながら旅をし、地域の自然や文化にふれることで、さまざまな体験を重ねることができます。多様化するアウトドアアクティビティの中でも高い注目を集めています。本書は、週末登山をきっかけにそのロングトレイルに魅せられ、アメリカ三大ロングトレイルのひとつ「パシフィック クレスト トレイル(PCT)」にチャレンジするに至った著者の実体験をもとに、ロングトレイルの基礎知識や楽しみ方、道具、おすすめコースなどを紹介していく体験談形式の入門書です。脱サラコピーライターの著者が、いかにして本場アメリカのロングトレイルにチャレンジするようになったのか――その道のりを紹介する本書は、「ロングトレイル」を素人目線で噛み砕いた初心者向けの内容ですので、「これからロングトレイルをはじめたい」と考えている人にとって格好の手引書になっていると言えます。監修には国内および海外のロングトレイルを歩き続ける紀行作家のシェルパ斉藤氏を迎え、幅広い視点からロングトレイルの魅力を語りつくします。 」


超長距離を歩いて走破するロングトレイル。その魅力や注意点などを、実体験をまじえて紹介した一冊です。なかなかそんな長い時間歩けないし、まとまった時間もとれないし……などと思いながらも、いつかチャンレジしてみたいですね。

私のレベルでは読んで役に立つようなことはありませんが、外に出られない日に妄想を膨らますいい素材になりました(笑)







説明文:「仕事を効率的に進め、着実に目標を達成するための今すぐできる仕事のヒント、教えます。会社で生きぬく「武器」を身につけろ―あなたのスキルを瞬時に上げる87のテクニック。」

「報連相のコツ」「会議のコツ」「メールのコツ」「文章作成のコツ」など、ビジネスシーンに必要なちょっとしたコツをまとめて紹介した一冊。内容は定番的なものが多いので、個人的にとくに目新しいことはありませんでしたが、まだ経験の浅い子が読んだりすると、要点がまとまっていて即実践に移せるかも。





説明文:「ドイツ仕込みの快適生活術。きれいを維持するための収納のポイント、キッチンの整理法、時間をかけない掃除術、気持ちよく暮らすための習慣など、ドイツ人の母から受け継いできた暮らしの知恵がたくさん詰まった一冊。合理的かつ快適に暮らすヒントがいっぱいです。」

ドイツ人とのハーフの筆者が実践する、快適に生活するためのちょっとしたヒントを紹介したもの。図書館で目についたので借りてみましたが、さらっと読めていいですね。まずは持ち物を減らすこと、そして物の所定の位置を決めておくことなど、シンプルで分かりやすいTIPSが詰まっています。

後半で紹介されている、ドイツ人のお母さんが自宅を少しずつリノベーションした成果を披露したページが面白かったです。ちょっとした凹みの部分にDIYで棚を作ったり、家を快適に作り上げていく楽しさが伝わってきました。

2007年発売のちょっと古い本ですが、同じ著者さんで「ドイツ式」シリーズが出ているそうですので、興味のある方はどうぞ。


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