
2012-10-03
まひるの月を追いかけて
奈良の各地を舞台にしたミステリー風味の長編小説。最後まで飽きずに楽しめました!
2003年9月に発売された、恩田陸さん( Wikipedia )のミステリー風味の小説です。
奈良県内各地を歩いてまわる、奈良好きには楽しい内容となっています。私は恩田さんの作品は初めてで、普段から小説はほとんど読みません。しかし、「奈良が舞台になっている」以外の事前情報が何も無かったこともあって、400ページ近い長編ですが、少しも飽きること無く一気に読み終わりました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、データベースにはこのような紹介文が掲載されています。
「橿原神宮、明日香、山辺の道…。失踪した一人の男を捜して、奈良を旅する二人の女。それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は?奈良を舞台に夢と現実が交錯する旅物語。」
「『オール読物』連載を単行本化。」
最初からやや不思議なストーリー展開をみせますが、最後まで何度もひねりが加えてあって、ちゃんと伏線は回収されて。この手の小説を普段から読み慣れている方にはどう映るかは分かりませんが、今でも充分に楽しめる内容だと思います。作中では、奈良県内各地を歩きまわりますが、飛鳥・山辺の道・奈良公園、法隆寺・東大寺・新薬師寺などなど、お馴染みの場所が次々に登場してくるのも楽しいですね。
また、完全に余談ですが…。本書では各章の間に短めの童話が挿入されます。全部で5つありますが、その2つが『月のうさぎ』と『ある母親の物語』(のちょっと変形版)。私はこの2つのお話だけは切なすぎてダメなんですよ…。私はそんなにたくさんの童話を知っているタイプではありませんが、この両方を読むことになるとは思っていませんでした。あまりの偶然に驚きました!





































