KYOTO本屋さん紀行 (玄光社MOOK KYOTO INTELLIGENT TRIP 2)
京都の個性的な本屋さんを紹介。学生の数も多いだけに色んなタイプの書店があって羨ましい!
京都の個性的な本屋さんを紹介した一冊。同シリーズの『KYOTO図書館紀行』(書評)がなかなか楽しかったので、こちらも手にとってみました。観光客だけではなく、学生の数も多い京都だけに、色んなタイプの書店が営業していて、羨ましい限りです。
説明文:「あたらしい何かに出合える書店、 一つの分野をぐっと掘り下げる書店、 楽しさがちりばめられた書店など、 カテゴリーに分けて紹介。あなたの書店選びの参考にしてほしい一冊。街角で本とのひとときを楽しめるブックカフェも併せて紹介しています。町家や、レトロビルのワンフロア、マンションの一室であっても、店主が選りすぐりの本で作り出した異空間には無限の楽しみ方が、広がっている。京都ならではの、あるいは京都とは思えないけれどそれこそが“京都らしい"本屋さん23軒を紹介!」
本書には以下のような23軒の本屋さんが紹介されています。
●アスタルテ書房 ●ガケ書房 ●Hedgehog Books and Gallery ●メリーゴーランド京都 ●恵文社一乗寺店 ●FUTABA+京都マルイ店 ●ミシマ社の本屋さん●町家古本はんのき ●大垣書店高野店 ●古書善行堂 ●レティシア書房 など
雰囲気がいいのはもちろん、アートや学術書の専門店があったり、雑貨が強めのところがあったり、素敵な書店文化が根付いていますね。
私はこの手の本は何冊か読んでいますから、どうしても何度も紹介されているお馴染みのお店(行ったことはありませんが)が登場していたりしますが、そんなお店も美しい写真とともに丁寧に案内されているため、その世界へ入っていけます。
「京都の雰囲気のいい本屋さん紹介本」というニッチな内容ですが、とても楽しく、よく出来た内容だと思います。よく京都へお出かけの方はぜひ!