2013-02-03
ヴィンランド・サガ(1)
11世紀の北欧ヴァイキングたちを描いた戦闘と歴史の漫画。変わった題材ですが面白い!
11世紀、北ヨーロッパを中心に暴れまわったヴァイキングたちを描いた、ちょっと珍しい歴史漫画です(Wikipedia)。レンタルコミックで11巻まで読了しました(連載は続いています)。
私は世界史があまり得意ではないので、中世のヴァイキングたちがどのくらいの勢力を誇っていたのかなども知りません。当時の情勢なども全く知識はありませんが、それでもちゃんと混乱せずに読めています。
ゆく先々で略奪を殺戮を繰り返すヴァイキングたちは、当時の人々にとって恐怖の的でした。そんな時代に伝説的な戦士の息子に生まれたトルフィンが、戦いに明け暮れながら生き抜いていく…というお話ですが、途中で何度かストーリーが大きく変遷します。個人戦あり、団体戦あり、宗教的な要素もあり。ドラマチックですね。
面白いのは、当時のヴァイキングたちの考え方などがしっかりと描かれていることです。とにかく、戦うことが大好きで、死を恐れません。戦のs際には躊躇なく人を殺し、略奪し、酒を飲み、肉を喰らい、女を犯し、死体を弄ぶ。明らかに野蛮な未開人ですが、それほどえげつない描写はありませんので、苦手な方でなければ大丈夫だと思います。
ただの戦闘漫画でもなく、ただの歴史漫画でもなく、私は楽しく読めました。変わった題材の作品ですが、ぜひ手にとってみてください!