ひとりたび1年生
女性一人旅コミック。宿坊・湯治場・深夜バスなど、どれも楽しそうで羨ましい!
一人旅初体験の女性(この当時で30歳ちょっと)が、日本全国へ一人旅を繰り返すコミックです。宿坊・ダイビングライセンス取得・湯治場・深夜バス・舞妓体験など、いろんなことに楽しそうにチャレンジしているので、とても楽しく読めました。連載記事がもとですから、読者の視線を意識していて頑張っている面もあると思いますが、メインイベントだけではなく、ちょっとした食事や一人で困ったことなどの描写もリアルですね。
説明文:「道に迷ってオロオロ、人に話しかけられてアワアワ。でもオトナの女のひとりたびって、けっこう楽しいですよ…。たかぎなおこが描く、引っ込み思案な人のひとりたび。旅の写真も満載。『リラックスじゃらん』連載に大幅加筆。」
目的地まで汗だくになって移動したのにガッカリさせられたり、乗り継ぎが合わずにせっかくの時間を無駄にしたり、何気なく食べたものがとても美味しかったり。旅行中にはいろんなことが起こりますが、それを分かち合える友人は隣にはいません。今であれば、スマホを片手にTwitterでつぶやきながらの旅などができますが、それ以前は大変だったでしょう。私もそれほど一人旅経験はありませんが、この本で楽しそうに描かれているのをみると、ちょっと憧れますね。
後書きにも書いてありましたが、連載当初は「これ、ひとりでできるかな」というチャレンジ精神のようなものがあったそうです。しかし、慣れていくに連れてどんどんゆるく、自然に楽しんでいるのが伝わってくるんですよね。気軽に読める内容ですから、特に女性の方に読んで欲しいと思います!
また、続編にあたる『ひとりたび2年生』も同時に読みました。こちらでは、寝台特急・デトックス合宿・青春18切符の旅・フェリーで四国のうどん旅・石垣島へ14日間のロングステイなどが収められています。2年目に突入して、一人旅にもすっかり慣れて楽しんでいるのがよく伝わってきます。合わせてどうぞ!