2012-08-02
本屋さんに行きたい
新しいスタイルの本屋さんをビジュアル多めに紹介。本の装丁も素敵です!
サブタイトルが「New Standard of Japanese Bookstore」とあるように、新しいタイプの本屋・古本屋・ブックカフェなど、全23店を紹介する一冊。先日読んだ『ブックカフェものがたり―本とコーヒーのある店づくり』と同じ方の著作で、こちらはビジュアル多めで軽く読めるようになっています。
収録されているのは、NOW IDeA by UTRECHT、Calo Bookshop&Cafe、貸本喫茶ちょうちょぼっこ、artos Book Store、limArt、beyer、リゾナーレ ブックス&カフェ、森岡書店、Berlin Books、にわとり文庫、古本屋さんかく、colonbooks、Shibuya Publishing&Booksellers、百年、恵文社一乗寺店 など。
本屋さんは棚が命とはいえ、どこも写真映えのする素敵なお店ですね。洋書、近代文学、美術書など、守備範囲が個性的なのも面白いです。本書では、その魅力に深く突っ込むというよりは、大きめの写真を使ってビジュアル的な魅力を紹介するスタイルをとっていて、本好きにとっては最後まで気持よく読めました。書店の数が激減している昨今ですが、「こんなお店が身近に欲しいな」という例を多数提示してくれていると思います。
また、個人的にこの本の装丁が好きです。こういうのは些細な事かもしれませんが、デザインが美しくて読みやすい本というのは、手元に置いておきたくなりますよね。普段はあまりこだわらないタイプなんですが、不思議なものです(ちなみに、装丁・本文デザインは「TAKAIYAMA inc.」というところが担当したそうです)。