2012-01-19
さんすくみ 1 (フラワーコミックスアルファ)
奈良を舞台にした「新感覚のライトな宗教コメディ」だとか
1~3巻まで読了。奈良を舞台に、神主の息子、住職の息子、牧師の息子の三人の生活を描いた「新感覚のライトな宗教コメディ」だとか。読み切り作品『読経しちゃうぞ』の好評を受けて連載化されたものです。前作も読みましたが、作者さんが上手になってますね。
お寺や神社、教会に生まれ育った人間が周りにいればともかく、無関係な人間からはどんな生活をしているのかも想像しづらいものです。漫画ですから、誇張や脚色があって当然ですが、そんな不思議な聖職者の見習いライフを楽しく読ませてくれています。近くの神社がパワースポットとして紹介されて人気が出たのを悔しく思ったり、卒塔婆を書くのに一日のノルマが決まっていたり…と、ありそうなネタが次々と登場して面白いですね。
また、主人公が生まれ育った神社の名前が「永室神社」(≒氷●神社)、お寺の名前が「九誉寺」(くほんじ、と読みます)、教会の名前が「秋日野教会」(春じゃなくて秋)などなど、奈良好きな人間ならちょっとクスッと笑える地元ネタが織り込まれています。鹿に御朱印を食べられたりするシーンも、いかにも有りそうですね。
大の大人が爆笑するほどではありませんが、気軽に読める漫画ですね。レンタルコミックなどにも並んでいますのでぜひ!