円空の作品とその足跡を丹念に追いかけた、詳細な一冊
後藤 英夫,三山 進,長谷川 公茂 新潮社 1986-11
円空の作品と、その足跡を追った一冊。制作年代を考証しながらの解説が付いているのですが、その内容がやや細かすぎて(北海道へ渡る前か後か…など)、やや初心者には難しい内容でした。しかし、写真も豊富で見ているだけでも素朴な、それでいて荒々しい仏さまの魅力が十分に伝わってきます。今から25年も前の本ですが、図書館で借りるなら十分に満足です。初心者が購入するなら、もう少し分かりやすく分類されたものの方がいいですね