
世界一やせる走り方
「痩せるためにどうやって走ればいいか」を真っ向から考察した良書
アホみたいなタイトルですが、「痩せるためにどうやって走ればいいか」を真っ向から考察した一冊。良書です。
「痩せるためにはランニングが最強」という主張の内容なので、普段からジョギングをしている私のような人間にはよく理解できますし、これから走ってみたいと思っている方には心強いでしょう。「走るのは苦しくてイヤ」という方であっても、ひょっとしたら宗旨替えのきっかけになるかもしれません。
クルム伊達公子選手や福原愛選手など数々のアスリートや芸能人の肉体改造を支え、20万部を突破したベストセラー『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(だいわ文庫)など多数の書籍を手がけた著者が、これまで得た膨大な知識や多数のクライアントをやせさせた実績をもとに走って効率よくやせる方法を1冊にまとめました。
体脂肪を落としてやせるには、
(1)一歩を踏み出す
(2)継続し習慣化する
(3)やせるための刺激を体に与える
の3つのステップがあります。
本書には、この3つをクリアするヒントに加え、これから走ろうと思っている人、多少走っていたけれどケガや意欲の低下で走るのをやめてしまった人、走ってもなかなかやせない人、すべての人たちに役立つ情報が詰まっています。
随所に紹介した、やせるためのエッセンス、「やせスイッチ」「やせブースト」の中からあなたがまだ実践していないものを取り入れ、今のあなたに最適な「世界一やせる走り方」を実践すればイヤ~な体脂肪は必ず落とせます!
「内容紹介」より
本書では、「走って痩せる」ことだけにフォーカスしています。巻末にランナー向けの筋トレなどは紹介されていますが、食事だけで痩せようとか、電気を流して痩せると謳っている器具とか、すべて否定されています。
●脂肪燃焼効率はウェアでも高められる
●週に何回走れば、世界一やせるのか
●世界一やせるための、走る時間帯とは
●脂肪燃焼に適しているのは“ゆっくり長く走る”
●体重には“元の数値に戻りたがる”習性がある
●半身浴を併用すれば、もっと早くやせられる?
●食べたものは3日以上経ってから体脂肪になる など
こんな項目が並びます。すべてにおいて明確な正解があるわけではありませんが、なかなか参考になりますね。
紹介されている説に、理論の裏付けがあるのかどうかは明示されていませんので、私のようなうるさい人間には「単なる俗信じゃね?信頼できるのかな?」というような不安はありますが、ネットなどで流布しているダイエットに関するエセ新常識などをばっさりと切り捨てたりしていますし、大筋では信頼できるような印象でした。
モチベーションアップの強い味方になってくれると思いますので、興味のある方はぜひ!