学べる! 山歩きの地図読み
等高線・地図記号・コンパスの使い方など、山歩きに必要な地図の読み方を平易に解説した一冊
山歩きの際に必要となる「地図の読み方」について平易に解説した一冊。山の初心者レベルにも分かりやすい内容で、地図や地図記号の見方、コンパスの使い方などの基礎から学べます。私は近所の低山へ入るくらいのものですが、万が一に備えてこうした知識を身につけておくのも重要だと思って本書を手にしてみましたが、とても参考になりました。
説明文:「地図をも持って山に行こう。ビギナーを筆頭に、技術の再確認を考える初級・中級者のための地図教本。はじめの一歩の不安を取り除き、登山の際の自立を支援します。写真や図版を多用し、基礎知識をわかりやすく解説しています。専門用語も平易に説明。山と溪谷社企画「ヤマケイカルチャークラブ」の講座とも連動していますので、本を見るのが先か、体で覚えるのが先かという点も体感することが可能です。」
本書で解説されるのは、地形図の約束事、等高線、地図記号、コンパスの使い方、携行アイディアなど。山へは行くが自分で地図を読めないという初心者には最適なレベルです。地図を見るだけで等高線の間隔などから大まかな地形は把握できますし、地図記号が理解できていれば現在地の特定に役立ちます。
そんなメリットはよく理解しているつもりなんですが、私のような東西南北すらすぐに見失う方向音痴にとっては、地図を読むことに対しての苦手意識が強く、なかなか携帯して歩くこともありませんでした。
特にややこしそうなコンパス(フィールドコンパス)の使い方も、とても平易に解説してあるので、原理は理解できました。もちろん、実際に山で使用して経験を積まないことには役に立たないのですが、わずかでも知識があれば苦手意識は無くなりますね。すぐに使うかどうかは別として、覚えておきたいと思います。
写真も豊富でとても読みやすいですから、山へ入り始めた初心者の方は一読しておく価値はあるでしょう。