2014-04-17
松本十二か月
伊藤まさこさんの素敵な「松本」生活を紹介する一冊。その土地への愛着が伝わってきます
女性らしさあふれるライフスタイル本や料理本などを多数出版している、伊藤まさこさんのご著書です。この方の本は、気軽に読める内容のものが多いので、これまで何冊か読んできましたが、この本を出版した2011年時点で、もう松本へ移住して5年も経っているのだとか。まったく知りませんでした。そんな松本の1年を、伊藤さんの好きなものを通じて紹介した一冊です。
説明文:「あめ市、松本一本ねぎ、水音が聞こえる町、八月の七夕、上高地など伊藤まさこさんの目線で紹介した、四季折々の松本の行事、食、お店情報がぎゅっと詰まった楽しい一冊です。この本を片手に松本を旅してみませんか。」
好きなお店、お気に入りの場所、この土地へ来て初めて知った伝統行事など、彼女が見つけた素敵なものを、大きめのきれいな写真を交えて紹介しています。どれも深く掘り下げたりはしませんが、松本という町の空気が伝わってくるようですね。
実は私は松本の近くの町(新潟県糸魚川市)で生まれ育っているため、幼い頃から松本には何度も行っています。「山へ行く」=「松本へ行く」というイメージですね。その時のイメージは、登山客が多くてちょっとだけハイカラな町という感じでしたが、民芸などの文化の香りも豊かな町だったんですね。この本を読んで、意外な一面に気づかせてもらいました。
こういった類の本は、例えば湘南だとか、上高地だとか、全国の色んな町のものが出ています。どの本もいいところをピックアップして伝えますから、素敵に感じられるのは当然なんですが、凛と冷えきった冬の松本など、ちょっと憧れますね。とても素敵な松本ガイドですから、ぜひ手にとってみてください。