
古都の夜を彩る灯りイベント
『なら燈花会』ガイド「春日大社会場」
3,000基の灯篭の灯りに包まれます
世界遺産「春日大社」では、8月14日のみ「中元万燈籠」という法要が行われます。参道にはロウソクが並べられ、境内の吊り灯篭にも灯りが灯され、朱塗りのお社が夜闇に浮かび上がります。
当社の燈籠は石燈籠約2000基、釣燈籠約1000基の合計約3000基あります。
中でも全国で2番目に古い石灯籠といわれている伝関白藤原忠通奉納の「柚木燈籠」(1136年)や藤原頼通の寄進と伝わる「瑠璃燈籠」(1038年)をはじめ、平安末期より今日に至るまで、その大半は春日の神を崇敬する人々から、家内安全、商売繁盛、武運長久、先祖の冥福向上等の願いをこめて寄進されたもので、特に室町末期から江戸時代にかけては一般庶民や春日講中からのものが多いです。
美しいだけではなく、商売繁盛・家内安全なども祈願できますので、ここも混雑を覚悟して、頑張って周ってみてください。
春日大社の参道では、巫女さんが特製の提灯を販売していました。提灯を持って歩くと風情が増しますので、ぜひどうぞ
春日大社には、縁結びの神さま「夫婦大国社」もあります。カップル・ご夫婦にオススメです
夕暮れの春日大社。この日はやや早めに行ったのですが、それでもかなりの行列っぷりでした
参道の燈籠に灯りがともり、「中元万燈籠」の法要が始まります
石灯籠と本殿。灯籠の柔らかな明かりと、ライトアップと夕暮れ空。かなり見事な光景でした!
本殿の内部だけは撮影禁止です。ものすごい観光客がとおる中で、真剣にお祈りが捧げられていました
「神の使い」ですから、もちろん鹿の燈籠もありました
南門から入って、廻廊にはズラリと灯籠が並びます。一年でも、2月の節分の日とこの日の2回しかない儀式なのだとか
3,000基もの灯籠が灯る姿は圧巻ですが、三脚の使用は禁止ですし、画像に収めようとするとなかなか難しいものがあります・・・
某テレビ局の方の照明があたったら、こんな風に見えました
●ホームページ: http://www.kasugataisha.or.jp/
※回廊内特別参拝は「500円」となります
※以前の様子はコチラ『春日大社「中元万燈籠」は大混雑でした!』