古都の夜を彩る灯りイベント

『なら燈花会』ガイド「ライトアッププロムナード・なら」

『なら燈花会』ガイド「ライトアッププロムナード・なら」

奈良市内のライトアップも開催中

奈良市内各所では、夜間のライトアップを行う『ライトアッププロムナード・なら』というイベントも開催中です。

・奈奈良公園周辺(興福寺五重塔、春日大社一の鳥居、奈良国立博物館なら仏像館(本館)、浮見堂、猿沢池など)、平城宮跡、薬師寺

これらの場所がライトアップされます(一年中ライトアップされているものも含まれます)。


■ライトアッププロムナード・なら

・開催期間: 毎年7月中旬 - 9月末
・開催時間: 19:00 - 22:00(9月中は 18:00-22:00)

・ホームページ: 大和路アーカイブ 奈良県観光情報
・問い合わせ先: 0742-27-8677(奈良県奈良公園室)


※以下は2009年の記事になります。ご参考までにどうぞ!

のんびりと写真撮影してきました

『ライトアッププロムナード・なら 2009』の各会場に撮影に行ってきました(2009年7月31日)。ただし「浮見堂」に立ち寄るのを忘れてしまったため、コチラはまたいつか。

全部で9ヶ所ありますが、一気に周ろうと思うと移動はかなりヘビーです。夜の奈良公園はほとんどひと気も無く、歩きやすいようなちょっと淋しすぎるような・・・。さらに、平城宮跡や薬師寺へは車で移動する必要がありますので、あまり欲張ると忙しない思いをすることでしょう。

もちろん、『ライトアッププロムナード・なら 2009』は「なら燈花会」の期間とも重なっていますので、燈花会の時に一緒に見ることはできます。

しかし、なら燈花会期間中は「三脚の使用は禁止」となってしまうため、せっかくのライトアップも上手く写真に収めるのが難しくなってしまうのです。その期間を外せば、他にはほぼ誰もいないような静かな状況で撮影できますので、写真が趣味の方はぜひ静かな時に行ってみてください。

もちろん、写真に興味が無い方でも、幻想的にライトアップされたお寺や建築物を静かに眺めるだけでも十分に楽しめます。特に騒々しいのが苦手な方であれば、なら燈花会期間を外して行くだけのメリットがあるでしょう。


「奈良国立博物館」のライトアップ

ライトアップ-奈良国立博物館-01
ご存知『奈良国立博物館(本館)』。普段は、東側の新館側の姿を見ることが多いのですが、ライトアップされているのは西側です。1894年に竣工した洋風建築で、国の重要文化財に指定されています

ライトアップ-奈良国立博物館-02
細やかな意匠を凝らした姿が、夜の闇の中にクッキリと浮かび上がります

ライトアップ-奈良国立博物館-03
彫刻なども鮮やかに見えます。昼間に見るよりも見やすいくらいですね


「東大寺」のライトアップ

ライトアップ-東大寺-01
東大寺の「南大門」。ライトアップされて浮かび上がる姿は見事ですね。中央の柱の合間から、遠くに大仏殿の鴟尾も見えています

ライトアップ-東大寺-02
東大寺「南大門」の五手先の見事な組物。もちろん、阿形・吽形のお二人もライトアップされいます。金剛力士像も昼間は金網に日差しが反射してあまりよく見えない(よく写らない)ため、夜の方がよく見えます

ライトアップ-東大寺-03
ライトアップされた金剛力士像。口元を引き締めた「吽形(うんぎょう)」です。ライトアップ期間中で、しかも人出が少ない時だと、三脚を使ってこんな写真も撮影できます

ライトアップ-東大寺-04
大きく口を開けた「阿形(あぎょう)」。運慶・快慶の力作を、間近にゆったりと拝むことができます。なら燈花会の期間中ではなかなかゆったりできませんので、その時期を外してくるのもいいものです

ライトアップ-東大寺-05
南大門の近くから大仏殿方面を見たところ。たまに鹿が横切るくらいで、人の姿もほとんど見かけません

ライトアップ-東大寺-07
東大寺の「中門」。美しい朱塗りの色合いが闇夜に浮かび上がり、とても幻想的ですね

ライトアップ-東大寺-08
薄っすらとライトアップされた東大寺「大仏殿」。それほど明るくありませんので、撮影はちょっとだけ大変です

ライトアップ-東大寺-09
ライトアップされた南大門と鹿。立ち止まってジッとこちらを見ていました

ライトアップ-東大寺-10
鹿の写真をもう一枚。夜遅くなると、歩いている鹿の数も減るのですが、夜更かしの鹿たちはまだのんびりと歩いています


「仏教美術資料研究センター」のライトアップ

ライトアップ-仏教美術資料研究センター-01
奈良国立博物館の隣に建っている「仏教美術資料研究センター」。1902年竣工の建築物で、設計者は関野貞氏。古くは「奈良県物産陳列所」として使用されていたものです

ライトアップ-仏教美術資料研究センター-02
仏教美術資料研究センターは、普段から水曜日・金曜日のみの公開ですので、もちろん夜間も閉まっています。柵と生垣があるため、全体を見渡すことができないのが残念です

ライトアップ-仏教美術資料研究センター-03
その近くで草を食んでいた鹿。大人しくジッとしていてくれませんので、当然のようにブレてます・・・


「春日大社一ノ鳥居」のライトアップ

ライトアップ-春日大社一ノ鳥居-01
奈良公園の中央あたりに建つ「春日大社一ノ鳥居」。836年に建てられたとされており、国の重要文化財です。一ノ鳥居がある位置から考えると、いかに春日大社の敷地が広かったのかが分かりますね。とても幻想的な雰囲気です

ライトアップ-春日大社一ノ鳥居-02
道路を渡ったところからの一枚。見落とされがちな鳥居ですが、改めて見ると見事ですね


「興福寺五重塔」のライトアップ

ライトアップ-興福寺五重塔-01
奈良のランドマークとなっている興福寺・五重塔。これはまだ明るい時間の一枚です。金堂の夜間公開を実施中でした。金堂前にこれだけの鹿がたむろしている姿はあまり見た記憶がありませんが、これが普通でしたっけ?

ライトアップ-興福寺五重塔-02
ライトアップされた興福寺「五重塔」。ここは通年ライトアップされていますが、いつ見ても見事なものです。近くで見るのもいいですが、遠目に眺めるのもなかなか


「猿沢池」のライトアップ

ライトアップ-猿沢池-01
猿沢池ごしに眺めた興福寺・五重塔。水面に映る姿もきれいです。こんな写真を撮りながらのんびりと歩くのも楽しいですね

ライトアップ-猿沢池-02
猿沢池の夜景をちょっとアングルを変えて。奈良の夜は、とにかく静かでのどか。こんな風景を眺めながら夕涼みするのもいいですね


「平城宮朱雀門」のライトアップ

ライトアップ-平城宮朱雀門-01
奈良公園の周辺から車で移動して平城宮跡の「朱雀門」へ。ここも通年ライトアップされていますので、それほど珍しい姿ではありませんが、夜の朱雀門はとにかく美しいですね

ライトアップ-平城宮朱雀門-02
もう少し近づいて撮った一枚。平城遷都1300年祭が始まると、この辺りも大騒ぎになるんでしょうね


「薬師寺」のライトアップ

ライトアップ-薬師寺-01
薬師寺の東塔・西塔のライトアップ。これは道端に車を寄せて撮りました

ライトアップ-薬師寺-02
薬師寺のライトアップを大池越しに見たところ。それなりにキレイに写ってますが、我が家のデジカメではこれが限界です。もうちょっと大きめの一眼レフが必要ですね

ライトアップ-薬師寺-03
縦横を変えてもう一枚




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