ルミナリエなど13の光のイベントが集結
2010年の夏の奈良では、『なら燈花会』に先駆けて、今年が初開催となる『全国光とあかり祭 in 奈良』というイベントが開催されます。
■全国光とあかり祭 in 奈良
HP: http://www.akarisai.com/
開催日時: 7月31日(土) ~ 8月4日(水) 19:00 ~ 21:30
会場: 奈良公園登大路園地、奈良国立博物館なら仏像館(本館)前広場、奈良県庁 県民ホール(「全国のあかりパネル展」)
電話: 0742-94-3225(全国光とあかり祭実行委員会)
※参考サイト: 「全国光とあかり祭in奈良」開催! - 奈良市役所
●参加イベント一覧
・月あかり花回廊(栃木県日光市)(HP)
・横濱キャンドルカフェ(神奈川県横浜市)(HP)
・長野灯明まつり(長野県長野市)(HP)
・美濃和紙あかりアート(岐阜県美濃市)(HP)
・大津まちなか食と灯りの祭(滋賀県大津市)(HP)
・京の七夕(京都府京都市)(HP)
・京都・嵐山花灯路、京都・東山花灯路(京都府京都市)(HP)
・宇治灯り絵巻(京都府宇治市)(HP)
・なら瑠璃絵(奈良県奈良市)(当サイト内)
・OSAKA光のルネサンス(大阪府大阪市)(HP)
・神戸ルミナリエ(兵庫県神戸市)(HP)
・山陰KAMIあかり(鳥取県倉吉市)(HP)
・むれ源平石あかりロード(香川県高松市)(HP)
全国各地から13もの光のイベントが集まるだけでもすごいことだと思いますが、関西の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」が、夏の奈良で見られるというのが嬉しいですね!まだ初回ということで、掲載できるような画像はありませんが、早めに行ってご紹介できるようにしたいと思います。(※このページに追記します)
31日には「全国あかりサミット」も
また、『全国光とあかり祭 in 奈良』に合わせて、全国の「光」をテーマにしたイベントの主催者さんたちが集まる「全国あかりサミット in 奈良」というイベントも開催されるそうです(今年が第4回目)。
こちらは、残念ながら内容が詳しく分かりませんが、興味のある方はどうぞ。
■全国あかりサミット in 奈良
開催日時: 7月31日(土) 14:00 ~ 17:00
会場: 県新公会堂
●サミットのみ参加
・イルミネーションと おびひろ氷まつり(北海道帯広市)
・小京都を楽しむ会AKARIBA(新潟県新潟市)
・光都東京・LIGHTOPIA(東京都) ※7/31~8/4 パネル展示のみ
・越前朝倉万灯夜(福井県)
・飛鳥光の回廊(奈良県明日香村)
・大和さくらい万葉まつり(奈良県桜井市)
・十六夜コンサート(竹灯りの夕べ)(奈良県生駒市)
・有馬「ゆ・あかり」コンテスト(兵庫県)
初日に行ってみて気づいた点など
『全国光とあかり祭 in 奈良』の初日(7月31日)にさっそく行ってきました。気づいた点などを挙げておきますと、
・『全国光とあかり祭 in 奈良』会場内では、三脚の使用は禁止です。
・「光とあかり祭Walker」というかなり立派なパンフレットが作られていましたので、ぜひ事前に入手しておきましょう。奈良駅や会場前、奈良県庁東棟などで無料配布されています。また、「なら燈花会」や「ライトアッププロムナードなら」のパンフレットも完成していましたので、合わせてどうぞ。
・会場は、県庁前の奈良公園登大路園地から奈良国立博物館までのエリアですので、なら燈花会のように長い距離を歩かずに済みます(県庁の駐車場を使えば目の前です)。その分だけ迫力不足な感もありますが、お子さんや浴衣を着ての散策にはちょうどいいでしょう。
・奈良県庁の屋上を無料開放していました(21:30まで)。イベントの灯りはほとんど見えませんが、ライトアップされた東大寺大仏殿、興福寺五重塔などが美しいですし、風が吹き抜けて気持ちいいスポットですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
・屋台などは見当たりませんでしたが、県庁前にはブースが出店していて、有馬サイダーなどが販売されていました。奈良のお土産に最適の「大仏プリン」も販売されていましたので、(やや重いですが)ぜひ購入してみてください。
・夜のイベントのため、それほど暑さは気にならないと思います。私は蚊に刺されやすいタイプですが、この日は一箇所も刺されませんでした。
入り口部分は「京都の灯り」エリア
会場の最初のエリアは、京都から参加した「京の七夕(京都府京都市)(HP)」「京都・嵐山花灯路、京都・東山花灯路(京都府京都市)(HP)」「宇治灯り絵巻(京都府宇治市)(HP)」などが並びます。
凝った形の照明や、源氏物語が描かれた灯籠が並びますが、やはり地面にそのまま置かれているため、全体的な風情は今ひとつ。個々の灯りをじっくりと眺めるととてもきれいでした。
美しい「美濃和紙あかりアート」
京都の灯りの向かいには、「美濃和紙あかりアート(岐阜県美濃市)(HP)」の灯りが並べられています。
美濃特産の和紙を使った面白い造形の灯りで、伝統的な作品から独創的な作品まで、約20点が登場。全てアクリルケースの中に入れられているため、そこに反射する姿も美しかったですね。たくさんの方がカメラを向けて、大混雑になっていました。
大津からは幻想的な「灯りの果実」が
こちらは「大津まちなか食と灯りの祭(滋賀県大津市)(HP)」から。木の上に吊るされた「灯りの果実」という作品と、足元には魚をデザインした行灯が置かれていました。幻想的で、写真写りもいいですね。
高松の灯りは石っぽいオブジェ
「むれ源平石あかりロード(香川県高松市)(HP)」の灯り。本来は特産の「庵治石(あじいし)」を繰り抜いてその中に灯りをともす・・・というもののようですが、今回やって来ていたのは、固めの和紙のようなもので作られた石っぽいオブジェでした。数が少ないので、残念ながらそれほど目立ちません。
倉吉からはねぶた風の和紙オブジェ
「山陰KAMIあかり(鳥取県倉吉市)(HP)」の灯り。特産の「因州和紙」を使ったねぶた風のオブジェが3体出展されていました。それほど大きなサイズではありませんが、闇夜に美しく映えますね。見事なものでした!
日光からは渋い「絵手紙行灯」が
日光の鬼怒川温泉街の「月あかり花回廊(栃木県日光市)(HP)」の灯りは、「絵手紙行灯」でした。やや暗めで見づらいのが難点。
「なら瑠璃絵」は灯りの数が少なめ
奈良の冬のイベントとして始まった「なら瑠璃絵(奈良県奈良市)(当サイト内)」も。地元のわりには灯りの数が少なく、やや寂しい感じでした。
ルミナリエは「カッサ・アルモニカ」!
「神戸ルミナリエ(兵庫県神戸市)(HP)」からは、ドーム状の「カッサ・アルモニカ(光の記念堂)」が登場していました。これは、高さ11m、直径7m。電球8,000個を使った巨大なオブジェで、この一角には讃美歌が流れ、独特の雰囲気に。
ただし、神戸ルミナリエからの出展はこれだけなので、その華やかさを知っている者からすると、やや寂しい感じもしました。灯りが回廊になった中を歩いてみたかった・・・。
美しい「横濱キャンドルカフェ」の灯り
横浜からは、「横濱キャンドルカフェ(神奈川県横浜市)(HP)」の灯りが。ここのキャンドルホルダーは少し縦長で、風で灯りが消えないようになっています。なら燈花会の灯りとはまた違った印象の、ちょっと都会的な印象のある、とても美しいものでした。
ハート型に並べられたものと、メインオブジェの「クラウン・キャンドル(王冠)」などが登場していて、人だかりが絶えないほどの大人気ぶりでした。
奈良博の壁面には「OSAKA光のルネサンス」
奈良国立博物館のなら仏像館(本館)を使って、「OSAKA光のルネサンス(大阪府大阪市)(HP)」の映像が映し出されていました。
奈良博の壁面をスクリーンとして映像が投影され、いつ見てもとてもキレイですが、19時から30分おきに「光絵画」という映像作品の上映が行われます(8分ほど)。これがとても幻想的で良かったですね。OSAKA光のルネサンスでは、大阪市中央公会堂に上映されるものを、このイベント用にアレンジしたものだそうです。
見慣れた奈良博が、これほど異様な姿になることも滅多にありませんので、これを見るだけでも行く価値はあるかもしれませんね。
「長野灯明まつり」は見落としました・・・
そして・・・、残念ながら「長野灯明まつり(長野県長野市)(HP)」の灯りは見落としてしまったようで、写真には残っていません。
ちなみに、場所は「山陰KAMIあかり」のねぶた風の灯りの裏側(もしくはそれと同じ場所)にあるのだそうです。見落とさないように、しっかりとチェックしてみてください!